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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
秋スペシャル 勇者カップ
288/1817

9-秋SP18 秋祭り3日目 鬼ちゃんVSヴァンドレイ

「お疲れー。」

「お疲れさまでした。」

 控室から、龍姫のお供の専用観覧席にいた、ナオに、キラリとケイが来ていた。ケイは今度は変身して男性の姿にしてあった。

「どうだった?」

「いいね。あの蹴りいいよ。頭飛び出そうになったよ。」

「そう褒めてくれると嬉しいです。」

「でもいいんです?勝たなくて?」

「勝つ気ないし。だって勝ったら面倒でしょ?私は戦ってストレス発散できればよかったから。久々にまじめに戦闘してた。」

 元々ケイは魔王軍の仕事もあるし…。という事で 元々符丁を決めて戦闘していた。それが”長谷川”という言葉である。これが出るまでは戦闘を行い、出たら、レーザー見せてフィニッシュする

と決めて戦闘していた。キラリには買ってもらわないと勇者の沽券にかかわるからだ。かといって本気の戦闘をしないのでは実力も見せれない、そこでこの戦闘となったのだ。

「まあ本当はヴァンダンさんも戦闘予定でしたけどね…。」

「まあね。鬼ちゃん、あいつ見たらキレてたからね。」

 本来の予定ではキーVSギルフォード、そしてファンダンVSヴァンドレイの予定だった。どっちもほどほどにいい所見せるという事である。が、ヴァンドレイがゴブリン村に嫌がらせしてきた

ダンジョンバトルの相手だとわかると。鬼ちゃん側ゴブリン村が、こいつと戦わせてくれと直訴した。その為、急遽変更し、直接対決となった。で、勇者は流石に通すことに。本当は危ないので

退避させる予定がこうなってしまった…。

「じゃ、ほら、これ飲んで、休憩して。MPある?」

「今回は一割残しました。でないと割りますからね。壁。」

 このダンジョンの壁をキラリは実験で、この状態でも割っていたので、少し手加減しておいたのだ。


「クカカカカカ、貴様と戦えるとはな。」

「あ!」

 会場に現れ、早退するとヴァンドレイの挑発に鬼ちゃんが睨む。

「二回戦目!始め1」

「貴様は!」

 そう言う間もなく、またもヴァンドレイが足元に潜ると腹めがけて両手を…。

「くだらん!」

 そう言うと鬼ちゃんは全力で拳を振り下ろす。小さい体もあり、その潜り込んだ体でも実際鬼ちゃんの目の前に彼の顔があった。それを拳で打ち下ろした。その一撃はまるで直角にヴァンダレイの体を地面に叩きつけた。周囲にクレーターを築いて。


 ズドン!


 音にして一発。だがその重さは周囲の歓声を打ち消すに十分だった。元々は数百万のステータスの上に”鬼系スキル”の数々の強化によりステータスでない範囲で強化された彼は力だけなら魔王軍

上位であった。


名前: キー(≪鬼王≫鬼ちゃん)

種族;童子LV32

ソウルレベル:3

職業:英雄LV50≪勇者LV12≫

Hp:約6億8千万(500)

MP:約27万(500)

STR:約42万(500)

VIT:4983(500) 

INT:463 

MID:42600(500)  

AGI:942800 (500) 

MAG:49273(509)  

SP:423

DP:蘇生検討中(購入不可)


スキル:弓術LV1 投射LV10 解体LV10、刀伎LV10、相撲(格闘技亜種)LV10,風魔法LV6、闇魔法LV9、火魔法LV9、変身LV4(小鬼、人間)、ステータス偽装LV10

鑑定LV8、超触覚LV8、兵LV7、身体特徴: 再生LV10 鬼の力LV10  鬼迫LV10鬼拍子LV10 急成長LV10、魔王LV2

装備:鬼衣(装備効果なし) 竜鬼刀LV422(竜と鬼に効果1.5倍、スロット3)

称号:魔王、旧5大魔王、ゴブリン村のサブマスター、真面目、部下想い。忠臣、リーメ君の友達。教授の元従者。ゴブリン村最終防衛ライン、クラムブラッド特別顧問、寡黙、腐女子人気高、

第4回美少年通信グランプリ、疑似ツンデレ


急成長LV10(神業系) 追加統合(再生)

LV9に加え、急速環境適合可能 必要DP なし


相撲(格闘技亜種)LV10  (戦闘系) 

日本古来の技、腰捌き、受け流し、48手、百裂鉄砲、空気鉄砲、


鬼の力LV10  (特異系) 

ステータス一つを10倍にする。設定変更に3分のインターバル 必要DP 特殊(取得条件あり)  

鬼迫LV10   (特異系) 

鬼専用。威圧を行うことができる。また、STR以外の値の合計をSTR加えることが可能、

咆哮可能。必要DP無し


鬼拍子LV10   (戦闘系) 

鬼専用。鬼人族の持つ独特の生体リズム。任意指定でSTR関連と鬼関連のスキル倍率7倍、

MP40消費 必要DP 無し


TIPS:鬼はミニゴブリンーオーガチャイルド―童子と来る特殊初期モンスター。元々は寺にいた事のある小坊主の事。それか明王の化身。ただ、討伐歴があるのは基本”子供の盗賊団”を指す。

当時の教育がすべて寺であったため、頭がいい子供を指すこともある。それだけあって交渉は簡単だが、鬼”としての恨みの側面も大きい。


「……。」

 その一撃の重さは流石に…。全員が押し黙った…。敵も押し黙った。

「…勝者…キー。」

 そして悠然と去っている鬼ちゃんを…全員が黙ったまま試合が終わった。

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