表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
秋スペシャル 勇者カップ
285/1815

9-秋SP15 秋祭り一日目 オークションとドスと魔王国

 そして一応教授の貴賓席に招待してもらい、パンダの皆さん共々着席していた。僕はリューネさんと一緒にドリンクを飲みつつオークションの見学だ。流石に…この5大龍は最後の方だが大方あとのドラゴンの素材、OGDの鱗、幻のスターサファイア、揺らめくルビーは訳が分からないんじゃないかな?ついでに素材としても数も桁違いに欲しいので、決して召喚素材には使えないと言っていいほど多大な材料を要求する上に”龍”のファクターと追加材料が欲しい。なので、無理難題もいい所である。が、エンシェントドラゴンの話が出て、開発可能にはさらにファクターによる許可が欲しいので、事実上リューネさんしか作れない。但し、もっとひどい事にそのリューネさんは”UR"としてコクヨウさんを抱えているので制作できないという矛盾が出た。

駄目じゃん。

「はい行きます!まずはこちら、今年のザガートン祭出品作品。エクトネーゼ国王賞受賞の作品でタイトルが”鬼六の刀”。まずは金貨100枚がスタートです。」

 美人のお姉さんがいないため、ミリーさんが司会を務めているが、さすがに訓練されているせいか、ここでは普通だ。ツンデレさんなだけあるが、このオークション、実は決勝大会直前に最後の投票結果が出る。が、そこまで途中経過が出ない代わりにこうして、初日にオークションされる。当然グランプリがあり、作った職人には金一封だが。その前に青田買いが可能という恐怖のオークションの真っ最中だ。当然人気でない作品もあるが、それを踏まえて入札するのだ。安く買えれば目利きとなり、高くなれば当然グランプリでなければ涙も見る。そんな気いて怖くなる先物の世界である。考えた人怖い。

「こちら、ドワーフの名工”トルキオ”の作品で、最近勇者に人気の”刀”をモチーフとした一品です。」

 その間にボタンは押し続けられる。ついでに入札方はちょっと特殊だ。会場内でアイテムが欲しい人は近くにあるボタンに触れ続ける。ちょっと凹凸があり、ちゃんと座席に入札中の文字がある

ついでにギルドカードでも表示される。で、押し続けている限りボードの裏の金額は上がり続ける。そして最後の一人が残ったとき、それが入札決定となる。これを上げない入札方法だ。ただし

駆け引きしにくい、一騎打ちのショウダウンになると、カウントスピードがどんどん遅くなる。が、それが悩ませるのだ、その間ミリーはああやって商品の説明を行う。よく見ると長谷川さんはもう

放している。

「肉厚の鬼切り包丁ともいえる幅と。その玉鋼による重さこそ、名工の一品であるこの刀はどんなモンスターも一撃て倒せるでしょう。」

 このザガートン大陸には実はインスタンスダンジョンがやたら多いので、普通に魔物が出る。動物型魔物も出る。なので、人類の生息域が実は見た目より狭い。なので、こういう戦いに向くのが

いいというのがコンセプトだろう。但しリューネさんは…アニメの刀が大好きなため、食指が動かないのかな?

「さて、そろそろ金貨一万枚を突破しました。まだ…まだいますか?いないようですね。この鬼六の刀。金貨12000で落札されました!」

 金額にざわついている。が凄いね…あの作りだと、お姉ちゃんは耐えれないし、鬼ちゃんも耐えれない。

「ちょっと脆そう。」

「そう?」

「うん。なんというか根元がね…。」

 懐かしい目つきだな…。おぼろげに思い出してきたな。長谷川さんはこうやって、街で情報を集めて、それでこうやってそれを生かして助言するんだよな…その時はちょっと目を細めて…見つめる目つきなんだよな…。目利きというか、そう言う情報を求めて、いろいろ回るんだよ。ふわっとしてるようで違うんだよな…。

「あれ。4回切ったら自重で折れるかも。」

「じゃあ、次のにしようか…。」

 しばらくすると商人が残り…そしてこの武器のオークションが終わる。

「次はこちら、モートリア辺境公賞を取った一品。”白木灘蒼々”でございます。これはドワーフ頭”オード”作でこの鋼鉄城の鉄で作った魔鋼仕立ての刀で、神にささげるべく作った作品だそうです!」

 オードはドルカスさんと一緒に来た亜人同盟の3人の初期ドワーフの一人でこの人の作品か…。御神刀をモチーフにした刀で…結構綺麗な波紋だな…。

「シンプルで真似るに難しすぎる。」

 リューネさんの顔が渋い。波紋は作るに難しい。芸術的である場合ほど難しい。そう言うシンプルイズベストな刀だ。が、刀多くないか?

「凄いざわついているわね。私もこのクラスが来るとは思わなかった」

 オークションは声もなく、そして静かに始まった。が、その視線は熱い。

「これは落とすぞ。」

「はい、資金は…。」

「ああ、バトルで稼いだ分を注ぐ。やっぱりこういう長ドスはいいな。」

 ん?黒い肌のおっさんと、その脇に少女がいる。あまり見ないな、この世界で黒い肌は。一応”魔人”は黒い肌がフォーマットでそこで人間と区別がつくようにしているのだが。ここで会うか?

「落札者決定しました。なお、商品は三日目に引き渡しとなります。」

 ちらっと見ると、一般席で魔人さんが、ゲットしたらしい、ガッツポーズを取っている。

「でも、母様に…。」

「美優はいないからな…。」

「そうですか…。」

「いれば止めていた…。」

「お父様。」

 が、目に見える火種を拾いたくない、そう言えばダンマスはこの辺にも多いんだっけ。そしてそれを睨む複数の視線…。その中に白い尻尾のパンダの人がいた。あの顔だと知り合いかな?

「あれ、もしかして、魔王国?」

「知ってるの?」

「ああ、あれも上位ダンマスよ。戦闘系で、勝利数で上のマスター。ただ、月下よりせこいのよね、やり口。で、勝利した映像を売るのよ。敗者に塩塗る感じで。で、月下の庭園、魔王国、ゴブリン

の三つ巴の話は有名よ。」

「そうなんだ。」

「あそこだけは本気で抗争だから。ゴブリン村がトップで、で、月下が騎士道振りかざして、で、だまし討ちの魔王国。で主張が割れるのよ、でバトルも頻発する。だからクラムブラッドが躍進したのよ。まあ、彼らは今でもトップクランにかみつくって意味で、バトルOKのあそことやってるんだけどね。」

 ネルの園は拒否で戦闘できず、今は聖王国の南だが、実は亜人同盟のトップとなった直後に月下と。魔王国から挑まれたが、聖域の前に負けて扱いはノーコンストになった。というのもダンジョン

モンスターの天敵”聖域”を前にして、魔素を分解されてしまうモンスターは文字通り聖域に入ると死ぬからだ。あらゆる意味で質が悪いダンジョンで、これを超えるには勇者を持ち込まないといけ

ないが。その勇者相手だと、今度は主力兵器の魔法が魔素という事で断られ、物理攻撃は相手が魔力体持ちで物理無効標準装備…で入る前から敗北だったらしい。でその為、これを禁止したバトルの

提言もしたらしいが…。それを受けて、美少年通信の時間が削れると拒否。それをしない亜人同盟戦闘担当の”ゴブリン村”の戦闘の日々が戻ってきたらしい。なんか、凶悪だな…南ちゃん。

「って事は?」

「月下と魔王国がザガートンでの枠を狙ってお互い兵を出したって話が出たのよ。今回はザガートン大陸で祭りの話は一か月前から出てたからね。で、それに合わせて準備したみたい。お互いが。」

「凄いね。」

「で、大方あいつが、魔王国トップ。黒川よ、パンダとも千鳥万花ともけんか腰で領土争いが激しいらしいのよね。」

「千鳥万花?」

「ここも有名同盟ね。最近上り調子の生産系ダンマスチーム。領土にモンスターを放し飼いにして、DPを稼ぐダンマスよ。で芸能とかダンマス向け便利グッズとかの販売後は受注もあるけど

有名なのがルーム販売。結構ファンが多いらしいわ。」

「色々いるね。そう言えば、長谷川さんはダンジョンバトルするの?」

「そう言えば、そんなこと気にしたこともなかったし、したこともないわよ。」

 …ん?この性格がバトルジャンキーに片足突っ込んでるはずの長谷川さんが、なんでしてないんだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ