9-秋SP13 秋祭り一日目 野外の様子。
10日が立ち、ザガートンに先入りして、今回は流石にNEO雑貨店を置くのは小さい雑貨店越えるので、見送り、祭りをナオは見学にしに来ていた。と言っても。宿は7日前から取れず。仕方ないので近隣から通おうとして、仕方なく家を近くの森に建設しようと思ったら、まず森が周囲に無くて、仕方なく路地裏に出入り口を作って宿泊所にしてどうにか、遊びに来れる事になったザガートン国首都は、石と土壁で家が作られており、アラブ風に見える建築が多い中、ひときわ大きな行軍通りには長谷川さんの姿となったリューネさんとコクヨウそしてキラリと、前に相談に乗り、リューネさんの所に魔法使いの修業に行った田中さんもいる。リアはいないのか…。
「活気あるわね…。」
「いいけどリアは?」
「私に憑依してもらってる、さすがに人ごみ予定の箇所にあの子を連れてくるわけにいかないし、キラリにあの子憑依させたら、大会だと反則になりそうでしょ?」
「確かにばれなきゃいいけど、お姉ちゃんの本気度指数が上がると思うよ。」
「そんなえぐいんですか?」
「ああ、お姉ちゃん、卑怯な事とか基本大っ嫌いで、僕がゲームで一緒にやる時も基本接待だったよ。うかつに効果のえぐい効果は使えない。」
「そうなんだ。」
お姉ちゃんはある意味、正々堂々なんだよな…。だからこの大会を楽しみにしていた。付き添いの長峰君には僕からこっそり謝罪に行ったよ。
「だから性格が勇者かもしれない。意外と。」
「じゃ、じゃあ、やめておきますけど、今日はどちらに?」
「ああ、オークションに行く予定。食べ歩きもなんかリンシュメルトで見た露店が多いし、これなら前入りした時に食べ歩きしておいたから。」
「あ、ナオ。」
とテトテ走ってくるのは…いつもの白い衣だと目立つので、普通の…それでも白貴重な民族衣装を着たネルだった。
「どうしたの?}
「ん?エルフの仕送り終わった。後はこっちに住んでもらうか文通出来たらつなげてもらう予定。但し、基本結果佳境に出ると思うけど3日間が勝負。でナオたちは?」
この世界の恋愛事情は凄いストレートだ。同じ村にいない限り基本、文通もない。当たり前だが連絡手段は基本高額だ。紙を含む。とするとどうなるのか、すぐに出会って、すぐに告白だ。で、結果は一発で出る。そして、ベット行きも当日だ。そんな日本からすると超高速展開がこの世界の恋愛だ。なので、人口が増える時も高速だ。いやあ、さすがに聞いた時はびっくりで後で聞くと、結婚相談所を作ろうとした勇者が、この恋愛事情を聴いて、泣いて枕を濡らしたとか。だから恋愛でお互いもじもじするのは勇者相手しか存在しないそうで、女の子を連れて歩くのも勇者だと未婚がありだが、この世界の住人からすると、連れて歩いているだけで基本”結婚済み”と見る事が多いそうだ。早すぎるだろ!そしてブレイブ大陸だと今の人口比だと男性は、男性というだけで優良物件なので、非常にもてるので、数人女性を囲っていたとしても、何にも思われない。むしろ女性が男ゲットしやがって、と言われるだけだ。で、ザガートンも似た感じではあるが、こっちは男女5割くらいなので、男でも女でも、ちょっと変わってるな…位らしい。後こっちの世界は実力主義の為か男女による強さに差別の差がない。なのであんまり男だからという意見は聞かないのが現状だ。なので女性だけの傭兵団クラムブラッドは普通の傭兵団にこっちでも見えるらしい。
「へいらっしゃい!らっしゃい!賭け事はいかがかね、優勝剣士を当てて一儲け―!」
「あの有名なエルフ塩の焼肉串だよ!一本銅貨60枚、いかがかねー?」
「魔王直伝、コーラはいかが?勇者がもたらした、おいしい飲み物だよー。」
なんか活気あるな…朝から。後勇者多い。見てわかる露骨なメイド服。そして、ミニスカートは犯罪性を考えない勇者ならではの格好だ。後賭け事はやめろ、と言いたいが支払する前に逃げ出すんじゃなかろうか…。
「勇者多い、ミーアがそう言えば、妙に露出多い服のオーダーメイド増えたと苦情行ってた。」
「そうなんだ、勇者もやるねえ…あそこ夏でも見た焼きそばだよ。」
指さした先は法被着て鉢巻きした青年とそれを売って歩く少女たちだった。塩焼きそばだろうか。
「あそこは、火酒売ってるし、あっちはこの地方特産の酒漬けサボテン売ってる。」
この辺の特産品の一つで水気の多い植物である”ザガートンサボテン”の皮をはぎ、そしてその水気の多い葉を火酒付けて食べる珍味だ。酒漬けなので、日持ちするのでよく荒野の保存食都市手に干し肉と一緒に人気だ。と言ってもこっちの地方は荒野なので、犬肉が多く、ダンジョンの建設が待たれるが、ドワーフは基本”鍛冶”がメインなので、そこまで食料に気が回って無いみたいだ。後小麦は北部で生産されるので、そっちから輸送され、この南の砂漠の国と交易するらしい。その為ここは交易の中心地なので、1か月前からの通達にもかかわらず人々が各地から集まったのだ。そう言えば…。
「焼きおにぎりいかがかねー!」
「ヤシの実ジュースいかがかねー!」
これ、どっかのダンマスだよな。米は実はどの地方にも存在していない。湿地帯が存在していないためだ。その為ギルドでは天然のコメを裏で指名手配している。見つかったら捜索隊を送る予定だ。後ヤシの実は確かに砂漠国のオアシスでは存在するがヤシという名前ではなく、”コルオッカ”という名前のトレントの亜種のモンスターから取れる。モンスター品だ。なので貴重品だ。一応楽園にはこの辺周辺の植物データの一部を渡し、売っていい物悪い物のリストは渡しておいた。
「活気あるねぇ…。」
「びっくり。人ごみ覆い、パレードやるはず。」
「2日目に選手連れてやるって聞いてる、但しお姉ちゃんは入らないって、勇者じゃないから。」
「勇者でしょ?」
「隠しでね。但し長峰君も知らないし、知ってるの幹部だけだよ。」
実は魔王でもあると言ったら殺されそう。
「まあいいけど、一応偵察の監視してる?」
「してるというかここはほら、隣国に敵国とか多いでしょ?当然してる。」
これは当然だ。4方が敵国の通商国にスパイが来ないわけがない。しかも結構突然の祭りだ。警戒しない方がおかしい。後勇者の話は結構他の国だと広がりつつある。というのも意外と異世界俺ツエーしたい組にとって基本厄介事の解決で交渉はない。腕力、そして魔法が多い。そうすると周辺に村々はどう思うか…。当然警戒する。村は流石に破壊すると勇者の称号が消える上に厳命で”勇者の称号が消えた勇者はギルドが抹殺する”と宣言した。ついでにこの件でお姉ちゃんが数回出動している。なので、来本村つぶしとか虐殺をしないと思ってる。がそれでも魔法という暴力の印象は悪い。その祭りなのだ、当然警戒もする。
「ここ以外の国でギルド置かせてもらえない。本気で軍部制圧しないとだめかもしれない。こっちだと、向こうに期待している。」
「そうなの?」
「基本全部、あの勇者でしょ?怖いって言われて、設置も拒否されてる。また、勇者お断りの村も多い。主に他のダンマス領域。だからこっちは地道に商売して長期戦の予定。リラシルトはどうにか数都市では入れたけど。」
リラシルトはザガートンの東の国でザガートンと一緒位の大国だ。それでいて海を持つ海運農業国だ。こことの交易でザガートン国は儲かっているので、かなり個々の商人もこっちに来ている。
「干物はいかが?エルフ醤油と相性ばっちりだよー!}
「パッタ芋のふかし、いかがかねー。」
「あれは?」
「リラシルトの南部で作られる小さいお芋。地球の資料によると、ジャガイモが近いけど小さい。パッタ芋は地面にパッと撒くと時々できてるからパッタ芋。ふかしはおいしいけど、塩が欲しい。」
ネルの解説に全員が感心してしまう。確かに植物情報は検証かけてるもんね。
「おっちゃん、このパッタ芋のふかしちょうだい。」
ちょうど傍にいた露店のおっちゃんに声をかける。
「ああ銀貨1な。」
「カード?現金?」
「現金で。」
「それ、6つ。はい。」
一応こっちに来るときにいくつかコインを懐に入れておいてよかった、こっちは他の国も多いからこういう現金のほうがいいのか…。
「熱いから、この木の棒で刺して食べなよ。」
そう言うと、6つ、全員が1個ずつ手渡しで芋をもらうと、食べながら歩く。
「これは、確かに塩が欲しいわね。でも味がジャガイモより濃いわ。」
「確かに食べれますね。でもこれ…。」
みんな結構おいしいって顔しているが、大きさが問題らしい。
「非常食の一種。皮をむくのに手間がかかるから人気ない。一応品種改良狙ってるけど、味の濃厚さを売りにするか、大きさを優先するか悩んでる。ついでにいい案ある?」
「大きさはともかく、これ、バター醤油とか、合いそうですよね。」
「うーんベーシックよね。私は鉄串に刺して皮ごと食う方がいいと思うけど?皮が固くなければゆでてから刺してあげるとかもいいかもね。」
「そのままという案…ふむ…面白い。」
そう言えば小さいジャガイモも食べる場所あったな…。




