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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
秋スペシャル 勇者カップ
278/1814

9-秋SP8 報連相は大事だよ。特に未確定のイベントは(東雲恵編)

 とりあえずザガートン王の話はお忍びで護衛を付けるならって事にした。当然護衛は

「私達か?」

「私だよ。」

「お姉ちゃん、一応個人だよ?」

 鎧騎士でもある、お姉ちゃんに頼むことにした。元々シーアはリンシュメルト国初代”騎士団長”でもある、今は鍛えた”異世界人”の従者の裕也君がその座を引き継ぎ、訓練に励んでいる。ついでにうん…さすがにそれでも勇者並みであり、新人勇者に勝てる程度でしかないが、それだけあれば十分強い。大抵のモンスターは倒せるので、大丈夫だろう、最悪は南の腹心であるイケメンフォーの皆さんが出てくるだろう。ちょうど建設中の魔王城ver2の具合も兼ねて、制作予定のお姉ちゃんの部屋にいた。中はベットとかあるが冷暖房完備で少し広めに部屋を取ってありと言いたいが、引っ越しが終わった直後でその上、お姉ちゃんは体内にダンジョンを抱える。なので、ここには生活最低限度しか置かれていない。どっちかというとここは応接間になるだろう。

「ついでに予定されてる、ザガートン国で、審判のお仕事もあるからね。各国の代表に勝敗の正式ジャッジを行う仕事。」

「でもなんで、欲しいの?一応システムで10%以下なら止まるじゃん。」

「止まるし、戦意もなくなるけど、そのあとの確認で、そのあとに殴れるのが発覚している。一回止まるだけ。で、さすがに蘇生とか見せるのはまずいので、その先を体を張って止めるのが今回のS級の皆さんのお仕事というか…お姉ちゃんの仕事になると思う。」

「そう言う事ね。」

 お姉ちゃんの溜め攻撃の範囲は”視界内”だ。その為極めて強大な攻撃だろうが10発迄防げる。ついでにこれ。双頭によりパワーアップ。”一人”10発となった。3人で30発。死ぬ気無いやん。但し、知覚外からの攻撃に弱いのはあるが、それを除けば十分強い。ついでにこれの応用で自分で投げた武器を武器ごと溜めるとかいう、疑似アイテムボックスにもなる。なので流石にこの汎用性の高さこそこの溜め攻撃の真骨頂だ。

「一応、今回は南さん指定で。元リンシュメルト騎士団長だから、警護に回って欲しいらしい。どうせ大会には…。」

「出るよ。ステータス制限するんでしょ?こっそり鎧騎士でなく、”ケイ”で出るよ。」

「ふぁ?」

 確かに魔王軍が出れるようにという事と、さすがに勇者が見たいのであって勇者以上が来たら困るだろ、特にダンマス!って思ったから当然用意しました。高かった…”ステータス上限設定”これを用いる事で、ステータスを一定の値にずっとすることができるが、その入場者の元のステータスがら引かれた値分一時間あたりでDPを失う。高額同盟ルールだ。これを個別にする為に多大に費用を…大体オプション付けたので27兆掛かった。マジ高い。その分注文つけまくったし、そして完成したものにすごい満足している。ついでに”魔力制限”も買っておいた。これは主に武器だけで戦いたい人向けで、今の”魔法即ブッパ”という風潮に一石を投じるべく、魔素の起動自身を減らし制限するルールだ。指定された、人間とか細かく設定できる代わりにその分高価な同盟ルールだ。これも高かった。これで、剣のみという訓練が可能となった。このために同盟での機能だけ満たす契約をドルカスさんと南さんとネルと結んだ。僕の加入は機密性の観点でネルさんと南さんに反対された。

「能力指定だけでしょ。で、久々に剣を振って練習したいのよ。」

「そう言えば、リューネさんは?」」

「出ないって。人に見せびらかす必要ないし、食べ歩き優先するって。最悪エレノア立たせておけばいいから、長谷川ちゃんに戻ってザガートンで食べ歩きするってさ。」

 うわ、ひどいな、それ。でもまあ、エレノアはもっと大丈夫だからいいか…。

「こういうの好きそうじゃん。」

「やるなら観客席で、食べ物食べながら見るって。ついでにコクヨウちゃんもさすがにステータスの加減でやる気無いって言った。あのステータス差だとと…。」

 平均20万の化け物スペックのコクヨウさんを確かに闘技場で500まで抑え込めばそりゃあ、DP出費も大きいし、それに聞いた話制限するとピンセット持ってプルプルしたり、コルセット

ぎゅうぎゅう巻きにした感じのすっごい痛みが来るらしく、なので、こういう手加減前提のエリアや、変身でさえ休憩挟まないと体が痛いそうで、その為に魔界に通っている。広いエリアで

のびのびしたいんだそうだ。今は竜の尾根に拠点築いているので、そこで体の大きさ戻した生活しているのだろう。でもあれ?

「お姉ちゃんはもっとひどいステータスじゃない?」

「双頭の機能に”分割設定ってあって、首ごとのステータスいじれるのよ、こっちの首をステータス500に全部して、あとのをシーアとか優ちゃんに渡せばいいのよ。だから、制限は効果ない。」

 そう言う事か、これは首ごとに強さを変えて首修復のロスを削るためのもので、ステータスを移植して強化する機能だが、そう言う利用法もあるか…。

「でも私も出たいぞ。そう言う訓練の場は好きだからな。」

「体時々貸す?」

 シーアも出たいみたいだが…。確かにシーアで出たのではブラックホース的役割にならない。シーアは伝説的強さを持つ初代騎士団長って事になってるらしいからね、無名で上がった方がいいだろう。鎧騎士であるって事は隠した方がいいだろうけど…。

「お願いする。で、どこに出るんだ?そこに出たら終わりだろ?」

「そう、どこに出るかって事よね。」

「今回の予選はブレイブで5か所、ザガートンで一か所の6か所だよ。」

 ザガートン国の予選は三日予定のお祭りの初日に行われ、予選はその前の五日ごとに開かれるお祭り日程に合わせ、その目玉として、闘技大会が行われる。そのたびに僕ルールの設定をする必要

がある。

「三つは国だよね。勇者たちが多い”リンシュメルト”、ギルド本部の”エルシュウッド”、あとリーメ君が拠点を置く”エクトネーゼ”。」

 お姉ちゃんが指を折って数える。

「後は長峰辺境公の”モートリア”とパルミダーク。で、キラリはパルミダークで出ると宣言している。勇者たちが多いリンシュメルトではなく、恩義があるパルミダークで出るって言うのが彼らしいけどね。」

 キラリはああ見えて、格好を除けば普通に性格のいい勇者様だ。南みたく現実主義でない分、思想で動く。なので、今回のは納得だ。

「けどそうなるとリーメ君の部隊が出てくるよね、当然エクトネーゼは。」

「だろうね。」

「でもザガートンも辺境公4名いるでしょ?そこは?」

「世界同盟に参加していない。というか、ザガートン国の王様がそれを認めていない。世界会議でも人が少なくて寂しいのを防ぐ意味合いでモートリアと、パルミダークが入っているだけだから。」

「ふむ、そうなるとどこで参加するかよね。」

「お姉ちゃん、ここは一発モートリアで出たら?」

「モートリアって誰かいたっけ?」

「それ言い出すと、リンシュメルトでもいい気がするけど、現地最終枠でザガートンで出るのはちょっとまずいかなって思ってる。で、リンシュメルトは誰が来ると思う?」

 ザガートンのエリアだと大方ダンマスが聞きつけて来る恐れがある、なのでそこは避けたいというか、譲りたい。となるとエルシュウッドが、敗者復活枠になるのか…。あそこは首都には十数人

しか住んでいない。奥の森林エリアでは10万人単位で住んでいるが、エルフは今回”戦闘”では出さないと決定している。遊びに来てもらって、お金を出して、にぎやかしにしてもらう予定だ。

ついでに恋愛が増えて、ハーフエルフとかの人口が増えればなおいい。

「勇者が適当に出ると思う。一応審判でエレノアに行ってもらう予定。体張って止めてもらう、最悪は。」

 これは既定路線。恨みついでに、逆上して襲いかねない。だからこそ…いやこういう時の性格もある。だからこそ審判が欲しいのだ。

「となると…。意外と悩むわね。勇者はどこに行って登録していもいいが、一発だもんね。」

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