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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第7章 白と黒と龍
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9-閑話1 神様来襲する日常って?

「どうよ?」

「これは…すごいですね。」

 南も感動しているが…流石に、今回は建築の具合の確認と、パーティ当日の様子を確認するべく、そして様々な具合の確認の為”魔王城ver2”に来ていた。完成披露会だ。ついでに

「さすナオ、さすナオ。」

 ネルが感心して、城を見上げていた。3階建てのの黒を基調とした巨大な城で各エリアにゲート用の小部屋を含む、各執務室を抱え、ダンジョンの2F”魔界・浮遊島”があり、その下のフロアに現在はエレノアに食われたり、ハーリスのスキル研究素材として、ほぼ見る影もなくなった。トレント軍待機所である。”広い草原”がある。ここはその手前、魔王回廊”である。魔王城外周である。

湖を作り、澄んだ水をたたえ、上には現在は細かいチェック用に昼にしてあるが、本来は夜である。設定は変更可能だが戦闘エリアとして、一応この魔王城につながる広い橋がある。やろうと思えば

ここで、一万の軍隊程度なら展開可能だ。但し、寿司詰めになるが。

「それ毎回思うけど。5文字を4文字にしてるだけだよね?」

「それは言ってはいけないのです。言うチャンスを狙い、私達は日々研鑽してるのです。」

「しなくていいからね?一応護衛なんだから。」

「分かってるのです。」

 が、実際エレノアは一人で魔王軍全部掌握して、かつそれを再現できるだけの能力を持ち、エレノアは日々”分裂体”を使い、研鑽をしている。というのも…分裂体を作り、それを一定スキルを持たせ変身させ、それを命令で固定する。そうすることで、経験を積ませたり、密偵、スパイ、戦闘、ダンジョン食い等を行い、それを終了後に本人がそれを情報とともに”融合”する。それを繰り返し、

本体は動かなくとも、あらゆることが可能なのだ。能力値は、吸収で食った分で補充が可能で、体積は分裂体が持って行くので大きさの変更はレベル以外で存在しないが、その分は強い。その為あらゆる経験値貯め行為を必要としない。またスキルは何らかで攻撃してあればよく、またエレノア、ハーリスのデータから補充したモンスターでこっちのモンスターリストは最盛期並みとなり、どうにか、原状復帰まで至った。ついでに融合データからキメラ系のモンスターリストも開発。ファクター召喚の情報を提供した。

「でもさ、今回なんでここ?」

「完成記念もあって、取りあえずこの1Fのフロアで、神様が待ってるんだよ。」

「えー。」

 リューネさんとケイお姉ちゃんの意見もわかる。あの人、結構こっちにいろいろぶん投げてくるから、怖いんだよ。

「今回の招集は魔王城全員ですからね…。」

「で、あたしもかい?」

 シャラが使い魔で変身した姿になっている。そう言いつつも、長い橋を渡り、扉を開けるとそこは、赤いじゅうたんが引かれた。第一戦闘フロア”踊り場”がある。まああまりに広いのでパーティ会場用の場所だ。で、今は頼まれて巨大なテーブルが置いてあり、その最も奥に2Fへ行く大階段がある。再度には密談込みの会議室が6部屋ある。ここと2Fにはお客さんが通ることがあるので、かなり気合入れて…参考書見ながら装飾にこだわった。ついでにドワーフに偽装発注も大量に行い、レリーフも大量にいれた。…予算が飛ぶ飛ぶ…。泣けてくるね。で、それで作った踊り場の中央にはテーブルが備え付けてあり、その上座には神様が座っていた。

「ヤッホー。l

「出たな…。」

 異世界人込み全員がこういうほかないのは…。大抵魔王軍に持ち込むことが、えぐいのを通り越した無理難題ばかりだからである。但し有能という部分がもっと拍車をかける。

「今回は何の用?」

「聞きたいことがあったのよ。」

「なにを?」

「ドロップ品の意識調査。」

「・・・え?」

 ダンジョンのモンスターはごく少量ながら、解体を行う事で肉とか生体パーツを奪う事ができる。だが、ごくまれにそれ以外の物を落とす、これもギミックがあり、これが最近発見されたのだ。というのも、実は結構ダンジョンに行くリューネさんとかあと、冒険者の数人が山岳同盟のダンジョンでやっていた行為で発覚した。僕たちがダンジョンから死体とDPを回収した時どうも…。アイテムが発生しているらしいのだ。消す条件は”誰も見られていない時”である。で死体が消えた後、ごくまれにその場に”ドロップアイテム”が残るらしいのだ。このアイテムは一定時間残りその後、ダンジョンの維持費として、コアも知らない間にDPとして吸収される。で、これが実は結構高額。でこれが認識できるのは倒したPTだけ。でこれはダンジョンバトルでは”ドロップあり”を宣言しないと発生しない。という、ダンマスから徹底敵に隠された仕様となっていた。で、これに実は魔法のオーブや特異系オーブが落ちる。技術系も落ちるし、戦闘系も落ちる。これを発見したPTはこれで利益を上げて、お金持ちになっていた。ついでにドロップにはユニークであれば装備した武器のレプリカとか、持っていたスキルのオーブが含まれる。当然これは本人の利益もあるのでギルドの秘密事項となった。ついでにこれ、条件さえ合えば人間でも発生する。但し”ダンジョンで死んだ者”に限る。が、基本こんなことしなくても全アイテム、死体からスキルが全部回収できるのでダンマス側はこんなことしなくてもいいし、スキルだけなら、ダンジョンにいる時にスキャニングすればいい。だから全くドロップなんて気にしないのだ。がこの事実を隠した裏には上位冒険者を襲う人間や勇者が生まれる可能性が否定できなかったからだ。

「ドロップなんてあるのかよ?」

 シャラが言うのもわかる。

「いや、目に見える形で作るとか思ったのよ。」

「ドロップ設定は確か…。」

「回収ありになってるんだけど、実際設定してないのよ。」

「え?」

 ドロップはあるぞ。

「ドロップドレイン設定があって、どうもそれが維持費に全部言っちゃってるようで、で、収支の再計算してたのよ。とりあえず全員座って。長くなるわよ。」

 これは別の意味で激闘の予感がした。

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