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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第7章 白と黒と龍
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9-19 教授の章 再会

「王妃は・・。」

「まだ私を母とは認めてもらえないのですね…。」

「モンスターなのでしょう?」

「青年、一つ言っておく。モンスターが元だろうが”人”だ。これはこの世界の神も認めている。」

「「へ?」」

 そればかりは、同好会の連中も、王子も一緒に驚いていた。

「モンスターでも勇者でも等しく『人』であり『住人』。」

「勇者…。」

 同好会のメンバーの顔がお少し、しこりが取れたような顔となっている。

「私はこの言葉がないなら、神をもう殺していたであろう…私もこの意見は賛成だ。結局、争いは己の意思でしかない。君は、この女がモンスターで不利益はあったかね?」

「いえ、モンスターなら倒さなくてはならない、そう教わっていました。だから、父が狂っていくのを見て…怖いと…。」

「そうかもしれない…けど私は王様を…優しくしてくれた王様を愛していた。」

「では、魔王軍伝統だな…。」

「そう、青年、君は、人類の敵になる覚悟はあるか?」

 ネルが青年の前に立つ。

「え?」

「その女の正体を知りたくないか?」

「勇者殿?何を言っているので?」

 徳永が怪しそうに…にやける私とネルを見つめていた。

「儀式だよ。さて、少しだけ私の称号を見せておこう、鑑定してみるといい。」

 私はスマホをいじりいくつかの偽装を解く。、

「へ・・・え・・・ええ?」

「何だ、このでたらめな称号はよ!」

「えっと…。」

 二人は泡を食ったような顔をしていた。特にヨミのはひどいからな…。

「どうする?」

「…人類の敵になる…。」

「このままザガンとも別れ、王子派の居城に転がり込めば、普通の人生が送れるであろう。普通の人間としての生だ。それか、深淵を見て、真実の道を走るかだ。」

「勇者!」

 流石の徳永も私に武器を構える。

「何だね?」

「あの子にそんな事!」

「だからだよ。私も問われた。人類の敵になる覚悟はあるか?人類至上主義が出てくれば、私も抹殺対象だ。そして、青年、ここでなる覚悟があるという事は王妃とその竜に慣れ合えば、味方となる勢力に殺される可能性がある。だから聞こう。人類の敵になる覚悟はあるか?ついでにためらう方が本当だと思うがね。」

「なっても構わない!だから教えて!真実を!」

「王妃が、ずっと王に恋い焦がれていた話からする。」

「ネル様!」

「え?」

「普通の恋愛結婚と聞いている。だから実はそこがポイントじゃない。まず…ザガンとか言うへっぽこドラゴン。」

「はひ?」

「ヨミが行く?」

「ああ、教授、すまないな。向こうについて場所確認してくる。後でダンジョンバトルさせてくる。場所は、おい!そこのエルフ!」

「秦野だ!”ダークプリズン”だ。」

「ああ、そいつにあたしがダンジョンバトルさせる、会場開けとけよ。」

 そう言うとザガンにヨミが…憑依した。

「えっとあの方は?」

「実力なら私より上。魔王の一人…ヨミ。で、そこのアランとか言う王子はこっち来る。ダンジョンの準備が出来るまで、ギルドで登録しながら話する。」

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