9-17 教授の章 来客
「でだ、どうやって攻勢に出るんだよ?」
その役人というのが。この黒き獣の一人、ダークエルフのダンマス”秦野未来”だ
名前:ヤーズ・フラッグマン(秦野未来 はたの みらい)
種族:ダークエルフ LV10
職業:ダンジョンマスター:暗 LV5 魔法使いLV10
STR:73
VIT:42
INT:24
MID:34
AGI:25
MAG:92
スキル:土魔法LV3、狩猟LV1、、人化LV4.統一言語LV2、投擲LV3、、短剣術LV2
身体特徴:不老LV2、森林適性LV1
称号:ダンジョンマスター:暗、お調子者、異世界からの来訪者
所持金:閲覧権限無し
装備:普通の皮の服。ハンティングナイフ
一応形だけは役人でお偉いさんである。が、控えめに言っても才能がないようにしか見えない。
「いや、放置の予定だ。我々が主要地域を抑えている以上、向こうはじり貧になる。死体を焼き払ってしまえば。相手も損が出るようになり、強硬手段に出る、今の実力を見て。勝負できると思ったら攻めればいいが。今の君らの慌てぶりを計算するに、今は力を蓄えるべきだ。ダンマスの能力については知っているがあれは防御有利だ。」
「でもよう、かっこ悪いじゃねえのか?」
「私から言わせれば、負けるほうがかっこ悪い、むしろ手を出せばこちらが餌だぞ、相手の領域で戦うという事は。相手を強くして、楽しむ趣味でもあるのかね?」
「まあ、そうだけどさ…。」
「大方、次の手を打ってくる。わざとあの条件で同盟したのは…。向こうを釣る為た。」
「は?」
「一応この世界のダンマスは”勢力間の引き抜き”を条件次第で可能となる。が今回重要なのは…こう見えても私は平和主義でね。」
「ここがギルドか!」
そう言うと大声が店内に響き渡る。髭の大男であり…ファンガスの奴を思い出す。あれもこんな感じだった。
「おじさん。」
少し若い…いけ好かない感じの美形の茶髪の青年が一緒のようだ。
「はい、こちらがギルド、鉱山都市支部です。この鉱山まだ名前ないんだよね。」
エミリが応対をする。向こうの首都のほうは柳田が引き受けているが、人員がそろわず、こちらに回す人員として本来はそこの秦野がギルマスになる予定だったのだが根っからの戦闘マニアのため…仕方なく今は厨房て働いている、シェリナと言われるダークエルフの僕が、研修を兼ね働いている、そこで仕事を覚えてもらいダンマスというお飾りになってもらい、冒険者に来てもらう算段だ。その前に鉱山を掘り尽くして、状況を整えるのが今のネルの作業となっている。
「んだあ…ギルドって奴はもっと陽気じゃねえのかよ!」
「思いっきり陽気なエミリちゃんよ、何言ってるの!」
「エミリ!」
「あ、すいませんでした。」
さすがの私でも止める。これはどっちにしても危ない…。
「すまないね…この受付嬢はまだ受付に慣れていなくてね…。」
「いやあ、あんた…何者だ?」
「くっくっく。私は”教授”と呼ばれるものだ。」
「あんた…ギルドのお偉いさんか?」
「ウーム…。」
というか、あのダークエルフの奴…。とっととカウンターの奥に避難しやがった。
「一応顔が効くぞ…。」
「そうよ!「だまれ。」」
何か言いそうなエミリを止める。片に今情報を与えるのは危ない。
「あんた、殺気が漏れてるが…。強そうだな…俺はこの方負けたことがない。あんた、腕試しに付き合ってくれねえか?よかったら俺もギルドとやらに入ってやる。」
「あんた?名は?タダの雑魚なら…。」
「おじさん、それは…。」
茶髪の青年が慌てている、騒動を起こすつもりではなかったのだろう。
「ああ、俺は龍王の配下!ザガン!こう見えてドラゴンだ!雑魚じゃねえぞ!」
「…えっと…ここ一応人間の住処だぞ?隠せとかマスターに言われなかったか?」
流石に宣言するのはおかしいと思った。が、まあ、程度は推して知るべしといったところか…。
「言われなかった。だから…。」
「そうだな、そこの少年、」
「え?」
「あいつの大きさは?外に出るにしても、程度がある。ここは破壊されたくないのでね。」
『どうする?やるかい?』
そう言う間に一応仕込みは入れておく、思いっきりあくびしてヨミも答える。それくらいの相手ではある。
「あ、うん、この建物よりは大きい。」
「なら、君は後からついてくるといい。、私が外に出よう。君も戦いたいのなら…無傷でここを手に入れたいのなら…ついてこい…。」
そう言って少し街の外まで行く。その間に無詠唱で、いくつか支援魔法をかけておく。と言っても、光魔法の光の祝福、闇魔法の闇の祝福とダークミストくらいだ。




