9-15 教授の章 署名と強化
結局のところ鉱山はネルの物となり鍛冶ギルドから向こうの大陸の職人のドワーフ数人を寄せ、管理官のおっさんと私は酒飲み友達となっていた。緩衝地帯の意味もあるが実際に彼らに聞いてみると、人心掌握や戦略の知識が全くないことが発覚した。その為わざと王妃派の兵士に来てもらい、鉱山の援護に来たことを宣言し、正式に領土に組み込みそのまま役人を配置した。またこの地域でも魔法が少ないため、ネルが、土の精霊を召喚し、レベル3土魔法、簡易ゴーレム作成を使いしばらく炭鉱夫の代わりさせ、人員不足を補っていった。落盤防止のための氷結魔法は現在は魔法操作による複合でしか出せないので、今はネルしか使えない。また防具の普及等の鉱山の安全性向上にはまだ至らないのでというよりやはりというべきか、パンダ同好会のメンバーは普通の会社員が多く、こうした知識の多くがないことが分かり、スキルオーブによる知識の補充の話をし、大臣制の導入を検討してもらった。ダンマスがオーブに寄るスキルを取ると、そちらが目覚めやすく、上がりやすくなる傾向がある。ので、大臣制を用い、専用のオーブをダンマスに取ってもらい、そこから専属部隊を発足させるのだ。ついでに多すぎるとばらけて、結局ないと一緒になるのもシーアで実験して理解している。結構緻密なバランスでできている。その為、王国は急速に発展してきていた。そして、散発的に起こるスタンピードも余ったDPからくるモンスターの増産で対処が速くなり、人化部隊も順調となっていった。
「王妃様はともかくあなた方は恐ろしい…。」
ギルドの応接室では教授はいつものお茶を飲んでいた。補給物資に”楽園産の緑茶”が混ざっていて。それをあのスマホの機能の一つ”アイテムコピー機能”を使いMPで生産して増殖してある、ただしこれ、凄い高額なので、ヨミが触って作らせないと私では払いきれなかった。それと共に…というより正式に私は”地下室”の関係者となっていた。ネルに言われて書類にサインしたのだが今後はこういう書類なしだと関係者にもならないという設定になったそうだ。というのも…うん見て驚いた。ここまでやるのか…ナオは…。
名前:”教授”
職業:斥候LV25≪勇者LV25≫
Hp:1972
MP:943
STR:422
VIT:673
INT:984
MID:683
AGI:1287
MAG:4863
スキル:指揮LV9 光魔法LV8 鑑定LV10 見切りLV10 勇者の力LV9 生活魔法LV6,魔力操作LV9、詠唱LV7、闇魔法LV8、気配感知LV2、魔素栄養LV10、隠身V2、連携LV4、格闘技LV9、統一言語LV6、繁殖LV10、変身LV1(子猫)、クリティカルLV1、魔導体術LV4
称号:異世界からの来訪者 S級勇者、ドルアーガ攻略者 ゲームの天才、ロジックテイカー、100万征服者 1500回連続死亡成功 18連携即死チェイン成功者 人力TASもどき 大逆境 狂人の友達 S級殺し 巨人殺し 孤高のボッチシューター 人類卒業、無双 発狂斬撃 生者解体、グランドマスター、蜂殺し、魔王討伐2回、地下室公認勇者、
所持金:1025万GP(102万DP相当)金貨43枚、銀貨87枚
見切った特殊技:魔力ブーストLV7、聖女の呼吸LV4、聖域LV2、浄化LV2、反し3撃、竜格闘LV3、瞬突き、激励LV4 槍技LV4、投射LV6、弓技LV4、銃技LV4、剣術LV7
装備:銀ブチメガネ マジックフォン『TSKD-1』
、真聖龍覇王剣・リンシュメルト(自動修復機能、自身以外の魔素無効化、スロット残7)
連携LV4 (特異系)
本来連携しない一部スキルを一つ連携可能 MP消費追加50。一行動最大一回のみ
必要DP45万DP
関係者のサインを入れた時…レベルの配分が変更され、私の職業が変更された。それとともにヨミとネルに新職業が付いていることが確認できた。どうもこれがナオのファクター効果でこれは各ダンマスが数千万DPを払い得られる能力となるらしい、その力がナオの場合、関係者全員に自動に出てしまうため、あえてリューネ、ネルは魔王軍の同盟となり二つ条件を追加し、同盟であることを秘密にし、ナオの関係者になるには、3者の誰かの承認と書類のサインが必要になる、当然ナオに害をなさないことが明記されたものだ。これで得られるのは職業+1である。後…子供を他種族でも成せるという、恐ろしいものだ。その為私のレベル上限は事実上2倍となった。ついでに職業はネルが持っていたミニの神像で行い、変更した。ハーリス作らしくそれくらいの力がないとここまでこれも小型化できないらしい。MPは職業バランスの変更に伴い減ったが、ステータスはアップしたみたいだ。で、いくつかステータスがバージョンアップしており、レベル上限20に伴い、下級の職業の上限も20アップしていたらしい。それで転職可能タイミングをずらすことにした。そして、人化はLV5にして、昇格して変身にした。ついでに能力は変身だけだと変更されないので、猫にしておいた。そしてSPの効果によるスキル習得に見切った技が入りこれによると、見切った技は今でも全て使える上にSPを使うと完全体得し、成長可能となるんだそうだ。SPを市場で買い三つほど特殊を付けておく。後、こっそり連携というスキルが自分についてた。魔素栄養についていた連携可能という文字の位置からすると、これはよほど強い類と見てる。で、ここまで凄い…ナオの認め印勇者は現在、南、キラリ、シャラ、私だそうで、南君はダンマスでもある、後分かっているのは…。勇者の上に”職業勇者”なるものがあるという事。分かっているのは拳の勇者だそうで。この接頭語の部分が職業とスキルに関係して就くとのこと。で、その時、職業が統合され追加で職業が取れるのだという。そしてレベルアップがまた遅くなる…。だそうだ…。レベルアップに果てがないのか、ここは。ただここで疑問がわく。単純に私は違うし、南もそうでない。そう、拳の勇者なるもの誰が取ったんだ?
「拳の勇者は、コクヨウ。実は勇者は”上位職業”だから、自力でたどり着けば成立する。ついでに戦士が条件を満たし、レベルをカンストさせればつく。が普通の手段では決してたどり着かない。ついでに確認が取れているのは”賢者”が実は魔法使い系上位であること、王は中位特殊職業。」
「はい?」
ちょっと待て、という事は勇者は絶対的特殊ではなく、単なる”初期ボーナス職業”という事になる。これは地位としてあぶない…。があのリューネ君の配下がこれか怖いな…。まあ私は私のやれる事をやろう…。ネル君と今は…鉱山で鉱山を掘り、整頓している、と言ってもネル君がいる時は凄い人海戦術が楽で土の精霊を彼女が呼び、経由でゴーレムを作成し、そいつらに鉱石を掘らせている。その為、鉱山夫た地下今は休憩して休んでもらっている。今までの重労働がたたりほとんどが栄養が足りず、肉とかを食べさせ療養させている。元気になれば復帰させる予定だ。




