9-9 変幻ノ王
「本当はどっちも慰留したいんだけど…仕方ない…でもいいの?」
「は、決めました。謝り倒してでも、復縁を迫りたいのです。」
それはコクヨウとリューネが出て行って、一週間ほどの事だった。こちらもタイムリミットが来ていた。それはUR所持限界の壁だった。端は、シーアによる討伐直後のクラウドドラゴンの飲み込み。そしてクラウドドラゴンが飲み込めなかった死んだ勇者8人、従者54名の取り込み。ドラゴンの部下の、サンダーバード、マシンナイト後フライングマンタ。その多大な量の死体を飲み込んだシーアによる変質だった。クラウドドラゴン討伐後、落ちていく死体をシーアはその体でのみ込んだ修正に使い乗りだが、できてしまったものは仕方がない。
名前:シーア
種族:変幻ノ王LV1
職業:勇者LV1
ソウルレベル:LV4
HP:--
MP:498600
STR:27680
VIT:96800
INT:32875
MID:54200
AGI:98743
MAG::158763
全長:50km
DP:――
SP:8
スキル:融合LV10 指揮LV6 水魔法LV3 学習LV4、身体魔境LV5、雷魔法LV6、降雷LV4、追加武装LV2、風魔法LV8、勇者の力LV6、
光魔法LV8、英雄LV8、加速LV1、援護LV6、眷属生産LV4(サンダーバード、マシンナイト、シーアサシンキング、未設定)
身体特徴:魔王LV5、精神体LV10、
称号:UR、勇者、騎士道、魔王、堅物、不器用
ファクター:将LV3
所持金:一憶2千万DP
装備:なし。
TIPS:無機物のフォッグ系最上位。あらゆる姿で現れるというものでその姿は本人次第。基本体を持たないが、その気体を集め、身体を為す。また、その巨大な姿から神と呼ばれることもある生物。ただそのすべてが体であるため、攻撃は普通にどこ振っても全部当たる。
英雄LV9 (特異系)
ステータス×1.9倍勇者限定。 必要DP 特殊
精神体LV10(特異系)
HPとMPを統合し一つにし、MAGまでのMP消費をすべて0にしてスキル行使可能。
必要DP 特殊
援護LV6 (特異系)
味方の行動に合わせ、自動で援護または攻撃が可能。 消費MP30 必要DP 特殊
南が全力で見てギリギリ見えたというステータスは自分でさえ化け物と思ったがそれを上回り、勇者となり、さらにUR指定が入った。で、このダンジョンには世界樹のユーちゃんというURが元々いた。余りの奇想天外っぷりに自分でも驚くのが…シーアだった。ついでにこの変幻の王はナオの作ったデータにあるUR16体の一つであり、その上位に属するモンスターである。が、さらに取り込んだクラウドドラゴンの影響で、本体の部分である肉体部分以外気体化した。というのもこの身体魔
境のルールにコアが無くてはならずその部分だけは、魔力体にできないのでこの部分は必須で肉体化する。が、魔力体の防御効果は入る。という複雑な物になった。但し短時間の隙間ある壁なら、通り抜けが可能である。
『私もできれば…。』
「向こうの体制が整ったようですし、元々ネル様に頼まれて引き取っていたので…構いませんよ。部下から離れてさえ慕われるナオさんが羨ましいです。」
「わたくしたちも同じですぞ。」
「セバスチャン。」
「たとえ、中立になろうとも、南様の事を忘れたりしません。それが忠義という物なのです。」
「ありがとう。」
ユーちゃんに関しては実は南の手に余していたの事実だった。何せ効果が”その世界での魔素が2倍になる”というものがある。これはもしかしたら地上に普通にモンスターを発生する可能性があると、最初から伝達されていたので、ずっとダンジョンでお留守番だったのだ。しかも遊び相手のエルフは地上に送られてしまった。ので、遊び相手のいる広い土地である魔界にいきたいのだが、それが南単独ではできないのだ。その為二人とも、聖女の安息所を出たいと申し出てきたのだ。ミーアについては七海についていくことが決まっている。遊びに行って関係者ならいいが、現在は本気でこの都市の商売を支える重要な”人物”となってしまった。七海も一緒だが、双頭を持つミーアは相当レベルを超え身体を分け、行動することが可能であり、アラクネとしての力のほかに商売、デザイナー等でこの都市の主要な店の店長をすべて一人で兼任しているのだ。大商店は七海が手掛けるが、それを支えるのがミーアとなっていた。二人いれば22人分の行動が可能でそれで、リンシュメルトの人材不足をすべて解消してきたのだ。その為、この二人は手放せなくなってしまった。ついでにミーアの本体と3名は開発、後は店員兼現地改良の聞き込みである。ただ、彼女もナオに会いたいという話があるので、今相談中となっている。本来七海さんも自分よりは相当強いんだけど…あの人の戦闘のやる気はない。そこがいい所でもある…。
「私も一緒に行くわ。どうせお茶も飲みに行くし…。セバスチャン、身代わりお願いね。」
「は。」
セバスチャンは恭しく一礼するのであった。




