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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第7章 白と黒と龍
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9-3 教授の章 聖剣リンシュメルト

「コアの機能を使ってるから、それで報酬分はいいね。後これ…。」

 そう言うと白い…いや輝く刀身の剣が一本ある。

「南から頼まれた、教授に会ったら渡してくれ、と、これも依頼なの?」

「ああ、そうだ、期待はしてなかったがな。」

 それは向こうにいて、ナッツと別れ際にハーリスと開発したという銃を手渡していたので、ついでに私の分も頼んだのだ。そう、ファクターコインを織り込んだ武器だ。

「どうもこれ、ナオの連絡だと…今までの恩への謝礼。”真聖龍覇王剣・リンシュメルト”。南が言うには自分の力即ち、ドワーフとナオとの全力で作った。」

「ふむ。確かに強い力を感じる。」

 持ってみると刀身が輝き。そして…。

「が目立ち過ぎじゃないのかね?」

「これの効果がこの世界でほぼ最強。だから我慢、」

「どんな効果だね?」

「魔素を切る。南のコインの効果が、魔法への耐性だからそうなった。自動修復はつけたけど後は。自分で頼んでつけてもらえって。スロット数は限りなく開けておいた。」

 流石にわかっているようだ。私の指示でないと満足しないことを理解してる。が魔素を切る…。確かに魔法が大量にある世界において、対魔法兵器とは恐れ入る、確かに

効果は絶大だ。

「ブラックは七海君の所に持っていくが、ここは今…。」

「分かってる、大方きな臭いんだろ?しばらくはあたいがブラックの代わりをする。」

「ヨミが?」

「ああ、」

 ふむ…これはかなり強いが、大丈夫…いや、ヨミのほうが術は強いのか…。

「あと私は…。」

「そうだ、ネルはダンマスかね?まだ。」

「一度、魔王軍を抜け、亜人同盟になった後、ナオの元に行った。私が、ナオの話を聞いて…南に全部任せてきた。…結局同盟の形となり、今はばれないようにダンジョン名変えた。」

「なら、この鉱山周辺の買い付けは?」

「来た時にやっておいた。私は一応ダンマスのレベルは高いから。但しちょっとしかできない。ここはパンダ同好会のエリア。無理やり私の”植物公園”が差し込んだ。」

 大方ナオの入れ知恵だろう。わざと目立たない名前にさせてある。しかも自分の事は示すから十分だ。

「流石だ。いい仕事してる、あの鉱山の奥の一区画以外は共同扱いか…。予想通りだな。」

「どういう事?」

「ここにはダンマスがいた、その消滅反応で気が付いたのだろう?」

「うん。」

「が、あのダンマスは。パンダ同好会の一員だと思われる、すなわちここはすぐにも奪還の部隊が来る可能性がある。そうだ、補給物資の食べ物とか。」

「一応ハーリスに言われて登録しておいた、牛乳と、後この煙草?葉っぱでできてるから、スキルがあるなら私も調合する。後そのタバコは、今度は魔素だけでなくHP回復成分入りの物。

強力になってる。ただ、ヨミに吸わされたけど苦い。」

「この苦みがたまらないんだよ。クックック。ネルも大人の階段を上ったものだ。」

「大人?」

「私の昔の言い方だよ。まあ、向こうも対策して、会議してからここの奪還に来るはず。大方パンダ同好会が全滅までは、ここは危険地帯だ。二つ考え方がある。一つは君のダンジョンの

入り口をそこに開け、徹底抗戦。それか交渉して。」

「なら交渉を選ぶ。ヨミは?」

「分かった。あたいは偽装後にあんたについていくでいいね。偽装のほうはやっておく。」

 少しすると、階段の方から登る音が聞こえてくる。

「さてネル君はここにいてくれ、私が出よう。」

 教授は剣をマジックフォンののダークボックスに入れる。

「そうだ、言い忘れてた。ダークボックス同士が反発するから、マジフォンはダークボックスに入らないし、無理やり入れると再設定が欲しい。すべてデータが飛ぶ。」

「分かった、ギルドカードは入れておこう。」

 そう言うとスマホもどきを懐に入れる。確かに、周囲に防御が入った感覚がある。そして…これは?

「ハーリスが言うに、連携ダークマターはダークボックスに連携するとその中のアイテムを再現する効果がある、エンチャント効果も再現。それがそのマジフォンに入ってる。」

「細かいし、かなり性能高いな…。」

 この剣の効果を防御に活かせるのか…。かなり大きいな…。が、これミストの容量が足りていない…。そしてこっちのダークボックスにもスキル連動機能が付いている。

はっきり言って有能だ…。


コンコン。


「何者だね?」

「私、パンダ同好会の幹事、白の柳田と申します。私はあなたが植物公園の幹部と思いますが…。」

「来た。」

「だろうね…。入ってくれ。」

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