8-外伝7 勇者キラリの冒険 師匠の異名
授業は光や、リアの与えられた記憶からすると普通に終わり…そして…授業が終わると転校生達は一気に囲まれた。
「なんか、凄い光ってる気がするけど勇者?」
「あ、はい。そうです一応勇者です。」
「後でステータス見せてくれねえ?」
「あ、そう言うのは企業秘密で。」
「リアさんって貴族ですか?」
「そうですわね…。貴族とは違います。偉い人ではありますね。お母様は。」
「どんな人?」
「ああ、それは凄い強い人ですよ。」
「どうしてここに?」
「社会勉強として…ですわ。後、光様についていくよう、言われてますので?」
「じゃあ、現地の従者の人か。スゲー。」
「ステータスは見ていいの?」
「一応礼儀としてお断りしておきます。恥ずかしいので。」
一応ギルドカードによる対策のほか、本人も偽装を持っているがだからと言ってこれはあまり好きではない。
「何が好きなの?」
「私の好物ですか?生の肉ですわね…特に血の色が濃いと…。」
その言葉に一瞬全員が遠のく。
「あれ?どうしました?」
「ワイルドなのね。」
「ワイルドというか…ちゃんと料理をしたステーキやサラダも好きですわ。ただ、そちらが好みというだけです。後、お母様は料理が苦手で、よくお友達の型の所に
食べに行きましたわ。」
「光君とはどう出会ったの?」
「お母様の紹介ですわ。」
「お母様って?」
「有名…でしたっけ?よくギルドの人がお伺いに立てる程度には偉いと思いますわ。」
「リアちゃん。」
「光様?」
キラリが、慌ててリアの所に来たようだ。
「さすがにそこはちゃんと名前言った方がいいよ。このままだと悪目立ちする。」
「流石勇者様。では、」
「そんな有名なの?」
「うん、時々ここに来てるしね…名前言った方がいい。」
「あ、そう言う事なら。リューネお母様です。」
「リューネ先生!」
その言葉に教室中がざわつく。
「あの?」
その言葉に少し離れた包囲網はもう…すごい離れていた。恐怖で顔を震わせるものさえいた。
「何やってるんだ?師匠は?」
流石のキラリも呆れたようだ。
「さすがの私でもこれは…。」
リアも軽くひいたようだ。




