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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第6章 VSクラウドドラゴン
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8-21 第2次クラウドドラゴン討伐戦 サイドワインダー

「俺たちが抑えるのか…」

 ドルガスの目線の先にはいくつにも重なった…サンダーバードの姿が見える。

「なんとかする・・・。」

「本当に猫の姿が合うな…。」

「今更?」

「だな…。」

【射線管制依頼です。その位置にとどまってください。】

「ん?」

 少し器用に飛龍が止まると、その間をサンダーバードが薙ぎ払うように炎の嵐がサンダーバードたちを襲う…。

「急ってあったんだ…。あれ…」

「って事は?」

「あれもよ。きっと」

 炎の嵐の根元を見ると、ネルが一人でブラスターを撃っている様子が見える。

「違う?」

「確かネルはもう、蔓経由で走り始めてる。だから…。」

 次の瞬間…そこにネルの姿はなかった…。


「こっちには来ないですね…。」

 鎧騎士がつぶやく。

「いや、大方もう一個武器がある。そいつが来る、シャラ!」

「姐さん!」

 ヨミの声が響く。

「城を注・・・くるぞ!」

 城の下側の筒が2本こちらに向きを合わせてくる。そしてもう一つ、城が傾き始める。

「魔法数発を確認、こっちが照準です!」

「分かった防ぐ!

 筒の周りに稲光が集まり、充填を始める。

「お前ら!上空に退避、防ぐ!」

 シャラが手をかざすと、そこに勇者部隊の全体を覆うほどの巨大な盾が出現した。

「すごい…。」

「これさ、問題あってさ。」

 シャラは苦笑いしてる。

「はい?」

「落ちるんだわ。あれ・・・。重力の影響をもろに受ける。」

「じゃあ、支えるしかないようだね。黒い世界!」

 そう言うと、鎧騎士から伸びた巨大な影がその盾をつかむ。

「付いてきな!」

 その掛け声とともに盾を前にして、一気に前に…。

「第3部隊確認!どうもゴーレムが空を飛んでます!」

「何!」

 盾の脇から鉄の大きな何かが数多く溢れて飛んでくる。が、飛ぶような羽は見当たらない。

「ハーリスからの照会完了。奴らは、マシンナイト!レベル6中ボスクラス!遠距離から始末しろ!寄ったら最後だ!数で当たれ!」


名前:不明(未設定)

種族:マシンナイトLV1

職業:未設定

ソウルレベル:3

HP:3222

MP:486

STR:397

VIT:2322

INT:463

MID:3248

AGI:1263

MAG:4297

DP:220万DP


スキル:ランダムスキル2つ

身体特徴:魔素栄養LV4、物理耐性LV4 魔法耐性LV4、追加武装LV2、LV成長LV4

装備:常時付与された魔法射撃武器2個 防具一つ

称号:なし

所持金:なし


追加武装LV2 (特異系) 

自身の本来装備不可能な箇所をLV箇所まで武器を装備、使用可能。装備可能重量は1/10   必要DP 42000DP


TIPS:古代超文明で生産された、どこかのアニメで見たような外見のゴーレム。レベルに応じて

身長が違い、最大は50mまで確認されている、乗れる場合もある。但し、コクピットがある

ように ”成長”した場合のみ。無生物系であり、無生物として扱われる。


 その言葉に飛龍隊が散開をはじめ、勇者たちが囲むようにパニッシュメントレイを撃っていく。

「ここまで天空城ですか…。さすが…。」

 鎧騎士が呆れてる…。そう言いつつ手からレーザーを出し、飛び込んでくる敵を薙ぎ払ってる、

「なんか衝撃が大きくなってきた。様子おかしくねえか?」

 ヨミが怪しく、舘ノ下のほうを見る、なんか雷が少し…漏れてるような…。

「あ、あの傾いた奴、あれ地上狙撃用の奴ですよ!それで今!」

 その衝撃波は下から徐々に盾を推し始めていた。

「ハーリスから管制だ。俺たちは盾と持ったまま上空に行く、キラリ!あんたはシャラと一緒に天空城地上部を攻撃。あの攻撃は向こうで…何とかなった見たいかな…盾に来る攻撃がなくなった。」

「盾はあたしが作る。だから捨てていいよ。但し…」

「ちゃんと…わかってる。が、押し出す!」

 そう言って巨大な盾をあえて天空城に投げつける! その視界の先になぜか、地上にいた鎧騎士の姿があった…きがした。


「すごいですな…。」

 エムントが左右の部隊を見てつぶやく。ちょうど、天空城に巨大な盾がぶち当たり、その陰でマシンナイトたちがボロボロと崩れ去っていく所だった。

「正面も恐ろしいですぞ、あの雲が途切れる事なく延々と襲ってますぞ、南も攻撃してるようですが鬼人隊は恐ろしいですな…。あれは雇用についても考え直さないと。」

「というか、あそこまでやる天空城だっけ、あれすげえな…あ、ドルカス隊の一部が場…その直前に巨大なな連中が向かってるな、そこと戦闘になってやがる。」

 南と、キラリはレーザーで雲をずっと抑え続けていた。がさらに戦況はよくないようだった。

「これは仕方ないね、エンチャントをかける!シーアちゃん頼んだ!フルエンチャント!インスタンスパワー!収束!魔力のみ!」 

 南が掛け声をかける、

「了解!照準よし!フル出力拡散!極光!収束!敵のみ!」

 そのキラリの掛け声とともに天空城を中心に巨大な光が包んでいく。ランク9光魔法であり、相手に光を収束させ攻撃する、単体攻撃魔法である。がそれを拡散させた感じだ。

「敵の数は…」

「まだ半分ですが!あともう一発!」

 そう言うと今度は地上から雷光が天空城に向かって飛んでいった。それは盾に取り付いたマシンナイト部隊を薙ぎ払っていった。

「いつも思うんだけどシーアちゃんは損してるよ人生。これだけ強いのに。」

 手に腰を当て、南がキラリを見つめる。

「いえ、不器用な物で。」

 キラリが申し訳なさそうに頭を下げる。

「これが伝説の勇者か、さすがに…。」

「…本当に南君とキラリ君なのか?」 

 エムントの疑問は少し遠めに見てる二人には届かなかった

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