7-夏SP14 お忍び海岸視察
今回はちょっと短いです。
「いやあ、気持ちいい二日目だね。」
水着に着替えて、ご機嫌のキラリを張ために…疲労困憊でジュースを飲んでダークマターのビーチパラソルの展開して、今度は一般ビーチにいる南はキラリを…睨んでいた。
「こっちは苦労したんだよ?モンスターがあんなに沸くとか。」
倒した後にこっそりナオに頼んで死体を回収してもらい、海を洗浄後、ぎりぎり今日も同じ光の結界を展開して、MPは使用してもDPが減るだけで、DPでの消費はは疲労も感じない
のだが、精神は疲労を感じていたので、休憩していた。
「そうなのか?」
「あらあら。」
エムント夫妻がお忍びで一般ビーチに来る許可をもらい…。そして警備として、キラリが来ていた。
「ここでは警護無しですからね、怪しまれるから。」
「分かっているが、そうとう負担大きいみたいだね。」
「戦力は過剰なほどあるんですけど、登場が予想外で、大方今夜も陸地側では”ビーチ覗き連合軍”が来るのではと、今警備班が対策会議してますよ。あれ、数だけなら、並のスタンピード越えます
から、毎晩あんな大軍振っていたら、経験値の桁がおかしくなりますよ。」
「そんな…人気なんですか?」
「あれはもう下衆、吐き気がする。ただ、モンスターのランクが上がる可能性もあるので、昼は私こっちでずっと休んでます。」
「ほう?」
エムントが横に座る。王妃も一緒だ。椅子は南がダークマターを幻覚で染めて設置した。
「ここのモンスターの性質は地上と違いまして。」
「へえ?」
「神様が修練の場として設置しただけあって、あとで先生に聞いたんですけど、それはもうひどい登場の仕方をするそうで。今回の奴は周囲のパネル全部の敵がここに集まったそうです。」
「そのパネルとは?」
「ここのモンスターは全部”どこからともなく自然湧き”するのでその地形に応じて出現します。それの区分をパネルと言います。でそのパネルで沸いた敵は基本こじつけても人間を襲おうとします。」
「なんかすごいね…。」
「しかも、魔界に出るほうが知能が一段階上です。ゴブリンもここでは普通に言語を話すうえで襲ってきますし、人間も盗賊の形で沸きます。」
「はい?」
その頃場にみんな、…いや分かるのよ、私もそう思いました。
「聞いた時には、こっちだと、反ギルド同盟名乗る盗賊の連合軍が出て来て。それが6千の軍隊で。それの襲撃を先生たちが5人で屠ったとか。」
キラリ含む全員の顔の血の気が引いていく。話してる南の顔も青い。
「化け物だな。あの人も…。」
「で、それで終わらなくて、戦闘終了して次の日にさらに4千の増援が来たとか、さすがの先生もその時は発狂したらしいです。ネル様も、あの時の先生の顔は怖くて見れなかったと。」
「…なんかすごい場所だね。」
「その為、今回の警備に、ほぼ最大戦力を投入してます。私も一応その一角らしいですが…。」
「それはまあ、ご愁傷様。」
王妃が周囲を見ると勇者が水着を着てやってきたのを数人の女性たちが手を引いて水辺に誘っている。
「王妃、ありがとうございます。一応私はスキルがあるから、ここで敵が沸かないですけど…。これがないと怖くて…。」
「一緒に泳ぐのは無理?」
「大丈夫だよ。一応、寝なくても何とかなるにはなるんだけどね…。今は休憩させて、最悪…。]
[最悪?」
「ドラゴンクラスが…でないと思うけど、念の為…ね。」




