7-夏SP11 一応中は冷房完備です。
「ぷはー。」
海の家の内部でビールを片手に…”NEO雑貨店海の家ver”内部から海の様子を見つめている。勇者たちも一部は海の遊びをしていた。
「ヨミは外に出ないの?」
「行くかよ?暑い。」
足を自作の氷水につけ、テーブルに缶ビールと置いていた。
「・・・あねぇご。駄目だじょ?」
あきれ顔の3歳児がメイドに抱えられ、抱っこされつつ、ミルクを飲んでいた。
「シャラ。お前、水着かったんじゃ?」
着ているのは幼児用水着だ。
「南が忙しっくちぇね。今度はリーメ君見ぃに、行った。」
「あいつは…。」
「で、リューネは飲まないの?」
「ビールは私は飲めないないのよ。苦みがね。」
「で、それ?もっと怖いぜ?」
「清く正しいコーラよ。サイダー派なんだけどね。」
リューネがテーブルに置いたコーラにアイスを浮かべ、外で遊んでいる勇者たちの様子を見ていた。
「こうしてみてるとさ。」
「何?」
「平和だな。」
「しょうでゃにゃ。」
外で遊んでる精霊の子供たちとリアの様子を見ていた。傍には柳葉が付き添っていた。
「あんちゃみょ行きゃないの?」
「あたしが行くと…全員が熱中症になるんだって。」
実際遊び始めて昼ぐらいになると、リューネの姿を見た兵士たちが全員停止してしまい、そのままずっと暑い日差しの中で止まってしまうので、倒れる人が大量に出てしまい。しかたなくこっちで
コーラを飲んでいた。ついでに…。
「いいじゃん。ここも悪くないよ。」
ナオがコーラのペットボトルを持ってくる。これがあるため、リューネはこっちにいた。
「というよりナオ君が見てくれてればいいんだよ。私は。向こうはコクヨウでも…。」
「ありぇもまずきゅにゃい?}
「コクヨウの水着姿?」
国王前だと当然メイド姿ではあるが、水着も一応、男性陣サービス用に用意してある。
「母上。戻りました。で、なんでわざわざこれを買いに行かせたんです?」
「待ってたよ。」
来たコクヨウは普通のセパレートのフラワータイプの水着であるが…体形に関してはこぼれそうなほどの胸の大きさを誇る…。大きさを気にしていないのは、その訓練具合とステータスもあるからだ。
「食べ比べよ。」
冷静にいう中、木の皿に置かれた焼きそばを全て並べていく。
「そうですか?」
「どうだった?勇者たちの様子は?」
「ああ、なんか黒い髪は珍しいんですか?」
「ん?」
「こっちを見る人が多くて。それとも焼きそばをいっぱい持っていただけですか?」
なんとなくコクヨウ以外の全員が何が起きたのか、察してしまった。
「自信持っていいよ。後どうする?やることないよ?」
「監視員でもいいんですけどね?」
「そう言えば、ケイは?」
「あの子は…。ちょっと別の検証に入ってる。」
「何の?」
「なんかさ、ミーアの所で水着置いてあったんだけど”ビキニアーマー”の水中付与版の要求が来たんだって。で、一応ケイの鎧、女の子であの武骨さはないって、前に。ビキニアーマーパーツ。
って言うの仕込んだんだよ。で外してみたんだけど…。そしたら・・。」
「なん?」
「誰がそのビキニアーマー着るのかっていう…。」
「そりゃあ…。」
全員が考えてみるが、思いつかないようだ。
「いやあね、通常の鎧の方は”ナオが着るつもり”テンションがあがったらしいのよ。でも、ナオにビキニアーマー?」
想像したのは、あのナオがビキニアーマーつけて…全員が流石に赤面した。
「で、なんかすんごい女性らしさと道具の喜びの狭間で悩んじゃって。で、意外とモンスターって考え方が意外と体に引きずられるのよ。」
実体験が染みた声に全員が、思い当たる節があるようだ。
「そうなんだ。」
「ヨミみたく、人間維持してるのも珍しいのよ?」
「しょうにゃんだ。」
「でもさ、じゃあ、ナオは?」
「・・・。」
全員が、カウンターのナオを見つめる。
「え?」
「はーりす?」
「はい、回答としては、”ナオ”です。」
「え?}
「ナオ様は、ナオという種族です。」
流石に全員が固まった。
「え?」
「ですから…。」
「おもったんだけどさ。それって恋人出来るの?」
ギリギリ、ヨミが元に戻ってきたようだ。
「…そう言えば考えた事もありませんでした。そう言えばナオは、ナオだからどんな欲求があるとか…sサーチしなくては。」
「えっと僕…。おかしい?」
店内には確かに人数は少ないがその全員がむける目線は…何とも言えない物を見つめる目だった。
「い、一応さ…。」
リューネが元に戻って来るのに時間がかかったようだ。
「私もドラゴンだから、ドラゴンっぽい特性と性格があるのよ。勇者もそうらしいけどね、」
「しょうしょう。」
「だけど、その種族においても、ナオはナオでしょ?」
「ま、まあね。」
「じゃあ特性は?性格は?って思ったのよ。」
「ま、まあ…ね…。」
特性は…レベルが上がらない事、僕が死ぬと世界終了って事だろう。まさか、その為だけに種族とか…。




