7-夏SP8 魔王軍と水辺
祝200回到達。皆様ありがとうございます。声援よろしくお願いします。
「エレノア様。」
「いいです。やってくださいです。」
シーアが結局…マグロを体の大きさを調整して、狩猟して…。そして今宙を舞っている。そしてそれをエレノアはスライムの体に変身させ、キャッチすると、そのままスライダーに変形させ
そのまま、新設された氷倉庫に投入されていく。
「流石、エレノア達、規模大きいわ。」
「あ、あれ、顎クジラよ。」
一緒に宙を舞うのは海中レベル5ボスの一種で”顎クジラ”である、顎がとがっており、気性が荒く、そこの顎で敵を突き刺し、弾き飛ばすという生物であり、時折、地上にある船を狙い
顎を剣みたいに扱い、船を両断するという危険生物である。クラーケン、スキュラ、大型大陸亀、巨大クラゲとは違う意味で凶悪巨大生物である。だ、打ち上げられた300m台の顎クジラを見つめる
地下室の女性陣は暢気な物だった。エレノアやシーアの強さでは、なんという事がない魚の一種であり、こうして、ティーセットとテーブルを置き、見学する程度には余裕である。
「なんかこう…ああやって取ってるの見るとさ…、」
リューネ空にを見つめると、マグロが波を打って空中を舞っている。
「なに?」
「規模がおかしくない?」
「確かに…。」
南もセバスチャンと丈太郎を連れ、普通にお茶を飲んでいるが…。
「あれ、100mとかじゃないよね?」
「うん、もっと大きい。流石にこれは、見せれないわよ。勇者に。」
「そうそう、これはトラウマだよ。・・・シオバニラの住人も明日には階層で差し替えが予定されてるからいいけど、音も一個ももうないよ。」
シーアも実際大きさとしてはかなり巨大で、それを上回るエレノアもいて、二人で海洋生物の回収というと、シーアが水中に人間型になって足を差し込み、触ったマグロを全部体内に取り込み
そのまま海水ごと上昇させ、腕まで運び、そこからその勢いのまま空中に投入、それをエレノアがその体を使い受け止め、そのままスライダーでいれている、この光景は…彼女たちが見ても・・・規模の大きさ的にこの世の物とは思えない。それを普通の住民であるシオバニラの住人が見るのだ。…衝撃がないわけがない。最初は子供が泣いていたが…。最終的に泣き疲れたらしい。
「私もシャラ連れてこなくてよかったし…。私も背筋冷たいですよ。」
「そう言わないでよ。私はこっちに変なの来たら殲滅ってやる用のものよ。」
「一応私が、光の結界展開しているので、物理障壁有りますけどね。」
光魔法最大の能力である防御壁、光の結界である。これにさらに聖域、浄化、激励等を連携させておいて、防御を固めた物を現在待ちの周囲に展開済みだ、これを見てくるモンスターを防ぎ、
その効果を確認するためだ。
「よく考えてみると私たち、聖女、勇者、賢者でパーティって感じしない?」
ケイが二人の顔をうかがうが・・・南の顔は浮かない。
「私回復することなく魔王討伐まで行きそうです。そして、のされた魔王見て、仕事なくて、給料泥棒だったんだ―ってなりますよ。」
さっとセバスチャンが、南のティーカップにお茶を注ぐ。
「私が瞬殺で終わるのと、東雲ちゃんが瞬殺するのが、往復しそう。」
「うっわ、ひっど。」
「そうでしょ?」
「否定しない。」
「そう言えばさ、水着どうするの?」
ケイが、自分のダークボックスから、クッキーと麦茶を取り出す。
「私は元々これ、ゲームのキャラなのよ。だから、専用の水着のデザインがあるのよ。」
言葉とともに、衣装が変更され、ハイレグ水着となる。
「すっごい体形よね。」
「うん。」
二人の目が胸に注がれる。
「これだとゲームの再現で本来ある”物理現象”がないのよ。ほら。」
胸の下を見ると、胸に張り付いて、本来はぴっちりであれば存在しない空間が存在している。
「それを思ってもすごくない?」
「だよ、だよ。」
「一応今回は、コクヨウと、後…リアを連れてくるよ。で、東雲ちゃんは水着どうするの?」
「一応作ってあるけど秘密って感じ。」
「私も一応ミーアの店で見て来てイメージを固めて来ましたので、」
「え?ミーアの店にあるの?」
「はい、どうにか水着作ったと。」
「うっわ、悩む。」
リューネは自分でポットを呼び出すと…麦茶を飲んでいた。
「どうして?」
「だって、変身だと水着着てるというより裸の感覚で、恥ずかしいのよ。露出狂してる感じ。」
「それは確かに。」
「で、水着あれば、防具だから、見られてない感じあるじゃん。だからと言ってこの体だと…。」
スーパーモデルを通り越した超トランジスタボディであるリューネに会う水着が市販…されていると考えるほうがおかしい。
「私はほら、憑依経由なので、猫ちゃんが包んでるので、裸の感覚はないので、そこは…。」
「いーなー。」
南の方に猫が現れる、使い魔の猫ちゃんだ。必要なスキルセットを持ち、所持者を強化することに特化した編成でスパイが可能で、ダークボックスは双方の持ち物として起動するので。極めて
使い勝手のいいペットだ。ついでに犬猫は、取得時に変更可能だ。
仕事が終わったエレノア達がそのままの大きさで、リューネ達の所に来ると、謎の壁があった。
「どう?」
「これは画期的です。」
確かに大きさ利用した感じではあるが、マグロ倉庫補充の跡に南制作”覗き対策光結界壁”である。単純に”保護色”を展開、誰もいない景色を張り付けた聖域フィールド付き、の光結界である。
と言っても壁と一緒で触れるが…。
「その大きさで跨がれると、…自信なくなりますけど、」
「あのくらいな私でもやるけど…そっちの維持は?」
「うーん、今回はマジックミラー化しないって言うだけならできるけど、”秒間更新型幻影付き光の結界”は難しいかな。で、どう?}
南が提言した物で、王侯貴族が来るとあって、その裸に近い姿を認めていない勇者に見られるのはまずいとの判断だった。当然召喚した勇者はほぼすべて王族の知り合いではあるが、そうでない
勇者もいる。それがモートリアに召喚された勇者である。それもあり、まったく見ず知らずの勇者もいる。ので、覗き対策エリアの新設を作る事にした。ついでに外壁側にも適応している。
「確かに砂浜に見えますけど、ほら、脚見えないです。」
「いい感じよね…。」
エレノアはその大きさで、壁をまたぎ、足を上下させている、今回は試験用なので、人間に変身してもらってのテストだ。
「でも、見てもらうのがいいんじゃない?」
「それを、あのエクトネーゼ王の奥さんに言う?」
「私。会ったことないよ。」
ケイも光の結界を触りつつ答える。
「私はあるのよ。あの、のほほんさんでしょ?」
「おほほほほ。今日はいい天気ですわね。を地で言う人よ。だから、やるなら許諾を取ってからにしたいわね。」
「なのです。」
「そう言えば、あんたは来るの?」
「警備なのです。シーアは騎士団の訓練で来るのです。。ただ…。」
ちょうど見上げると、赤いビキニ姿の・・・スタイルは相当いいみたいだ。ちょうどいい柔らかさの大きさだな。下から見ると。
「なに?」
「シーアも私も人間として紹介されてるのです。なので、動けないこともあるのです。だから、ケイ、お願いです。」
「分かったよ、覗きは全員、鎧騎士でぶっ飛ばしておくよ。」
「そうそう、少しはナオとしっぽりやったら?」
「え?}
エレノアの顔が赤い。
「あなた方もでしょ?」
「休み8割、警備2割よ。勝負はするつもりよ。ナオにお呼ばれ…ヌププププ。」
「…ナオ…。」
3人が手で顔を覆い、イヤンイヤンしているが…南はその様子はない。
「できれば天井も閉じるからどいて下さらない?」
「分かったのです。」
そう言うと、エレノアの大きさが小さくなっていく。




