29-206 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 ダンジョンが出来てしばらくしてのゴブリン評価
「職業取れました。市民です。」
「だろうね、そこから10レベルまで上げれれば次だから。大体中級4レベルが自衛隊ダンジョン部隊の基準だから。そこまでは訓練ね。」
「は、はい!」
隊長は大方羽倉さんか。
「とりあえず、ダンジョンは時々変化してますんで、3F織りますよ、そこは、分かれましょう。」
3Fの4つの部屋ギミックがあるので、とはいえ…敵が入れ替えられてるんだ。という事は3Fがゴブリンか。ゴブリンは私は戦ったことがあるので怖くないが…現在は”初心者殺し”と呼ばれるの陽になった。まず、連中は臭い。草を腐らせたような腐敗臭がして…吐き気を催させる。そして、何より人型で血も流す…そう小学生程度の大きさという事もあって、殺人を想起させるモンスターだ。襲ってくるし経験値効率的には木人先生より効率がいいが…その内容故に大抵の冒険者が、ゴブリンの殺害に躊躇うか…襲われてトラウマを植え付けられて…冒険者をあきらめる。浅草では6F7Fのゴブリンが最難関扱いだ。ついでにエルマさんによると…本来のゴブリンは…さらに強くて30体一組で集団で襲ってきて、しかも奇襲などを行う。そうさせないように細工してあり、その為に通常より優しいゴブリンとなっているらしい。それでも初心者殺しとなっている。なおドロップは魔石(1g、50%)であり。うまそうに見せてうまくない。さっき聞いた話だと、自衛隊さんはこれを近接だけで越えれないとダンジョン部隊に配属されないという。各所で悲鳴が聞こえてくる。ゴブリンとかち合ったのだろう。私の方は歩いて行って…部屋に入るとホブゴブリンが待ち構えていた。人と同じ大きさのゴブリンであり、今回は向こうも素手だ。
『7月場所、10日目の取り組みとなります。見合って!』
序二段になると土俵を出したときに行事の声らしきボイスが入り相手の行動を制限する機能が付いている。土俵で相手を制限している間。不意打ちができない。また、立ち合いはお互い地面に手を付けた後から始まる。がモンスターはこの時だけは所定の動作で、必ず…待つことになる。私の自由なタイミングで始められる。またこの状態で手を出さない場合、仕切り直しも起こる。延長が可能だ。かなり時間稼ぎ的に有利で、防御としてはかなり有利だ。楢原との実験で使った時は…相手にある程度の知識と自意識さえあれば立ち合いは自由となる。…手を突かないのもだ。そして相撲のルールを破ると自動で敗北扱いとなりHPを全部はがされる。又はモンスターの場合は消滅する。一度土俵に上がった限りは勝つまでは5体満足に出られないようになっている。
『はっけよい!残った!』
その掛け声とともに一気にホブゴブリンの型に全力の張り手をかます。能力の上がった張り手は相手の体をよろめかせるに十分でさらに本で見た張り手の型に相手を落とし込む。張り手の狙いに胸から喉を狙って呼吸をさせない事により一気に意識を刈り取る。そして体制を崩させると喉を掴んで相手を地面にねじるように引き倒す。
『決まりて、はたき込み!勝者西川!』
勝った。・・・ん?
『勝ち筋の見事さにおひねりが入りました。』
なんか、フィールドから生まれるように座布団が飛び交ってきた。
『追加ドロップを統計します。また、これにより鑑定でステータス画面を出しているときに”ドロップボックス”と宣言すると追加ドロップ処理を行う事が出来る様になります。』
なんか、勝ち方がかっこいいとおひねりが生成されて戦闘に色が付くようだ。ただし鑑定…もっている人いるのか?なんかドロップを、ゲットしたとか言っているが検証したいな。




