29-200 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 事情聴取
祝1800話突破 ここまで見ていただいてありがとうございます。もう少しでこの話の序章が終わりそうですが…それでさえ200話越え…序章とは何だ(哲学)
『どうだった?』
「見てたんでしょ?」
後で研究所に戻ると、エルマさんが食堂で聞いてきた。
『いや、改装初日でな。聞いてみたいのだ。』
「一応提言としては2方向に部屋の入り口割って。フィギュアの部屋と他の部屋作った方がいい。あのフィギュアの部屋だととどまる人多いだろうし、大きくして歳風味にするのもいいと思う。』
『市街地フィールドは販売されてないからな。発注しないとだめだが、高いんだぞ。』
ん?発注?
「どういう意味だ?」
流石に、研究員の人も夕食で聞いていたらしい。
『どこからだ?』
「あのドア以外のフィールドダンジョンとかできるのか?」
『…そこからか。一応草原フィールドなど各フィールドはメイズと一緒で買う事が出来る。明るさとか大気データはコアが自動調整できるからな。ダンジョンの明るさも臭いも専用に調整可能だ。そこで草木だけは専用スポナーが必要なうえに部屋の高さ調整が問題で、面積的にはフィールドのほうが高くなる。だから収益のないわがダンジョンは入れることができないんだ。』
その言葉に、周囲の空気が凍った。
『すまないな、貧乏で。』
「いや!ジオフロント可能なのかよ!待て待て、それヤバいって!」
『どういう意味だ?』
どうも詳しく聞くとダンジョン内の光量とかは全部床や天井の全てで行っていて。調整さえすればいつでもジオフロントみたいな明るい太陽が照らしたようなダンジョンができるという。彼女が言う有名ダンジョン”四季ダンジョン”や”太陽と月の神殿”はフィールド切り抜き型ダンジョンらしい。現在こっちで調査している農業はこっちから土を持って来てそれを研究所に設置して行っている。
「ダンジョンというのは恐ろしいな。それがばれたら、ダンジョンを独占したい奴が増えるかもしれん。」
『どういう事だ?』
「砂漠の真ん中で水を量産すれば…当然その水がお宝になってしまう。それと一緒で、ほぼ変わらない安定した太陽光なんて発電込みで、やりたい放題になる。」
そういう事か、日本のソーラー発電の欠点は”曇りや雨の日”と言える。そこで晴れの日しかないダンジョンができればそこでいくらでも発電し放題で
『よくわからんが、危ないのは分かった。その辺は調整して偽装しておく。』
「よろしく頼むが、ここも?」
『そうだ、只同じ温度ばかりだと精神的いらつきが増えるとの事で、周囲の温度に合わせてムラを作るようにしてある。』
確かに、ダンジョンのフィールド型とか考えた事無いけど、現代社会であった場合太陽が安定定期に照らしてると言うだけで双頭にアドバンテージあるの忘れてたわ。




