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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-192 N&D秋 あれだけやれば何もないはずがない

 それから一週間かけてようやく市民から信二は職業を剣士として…木刀だけを買って帰ることになった。剣士なら制限は少ないものの、それなりの汎用性もある。一応私のスキルの欠点も説明すると、納得してもらった。素肌防御があるとはいえ、スライムのねばねばとか、いるかもしれないゾンビなどの不潔系モンスターでも手袋一つ許可されないのがこの力士の欠点だ。ボクサーはグローブを用意する事で回避可能だったりと空手でもパンチンググローブ(手袋)程度の回避手段がある中…私にはそれが無いのだ。ただし中位職業という存在さえ知らないし、どうもその後に彼らは…当然公表前に駆らなず許可を取った方がいいというギルドへの連絡で、力士という職業は中級職業であることは伏せる…事になった。あと相撲取りという職業でさえ現在、職業に開花した人間のデータが無いのだ。そこで力士がと言われれば考えるだろう。ただこの時には…気が付かなかったんだ。この話がSNSで掲載され、素肌防御アビリティの話が出始めて…力士職業のランクが一気に上がってしまったのだ。防具いらずのタンク系職業”力士”この職業の評価は…それ以外の項目で飽かっていた。それが…防具の値段と銃刀法対策の件だ。当然防具は獣ほどではないにしても軍備商品…当然数十万する場合もある、剣道の防具でさえ数万で、それが格安で冒険者用となるこのご時世に…防具無しで防具ありと変わらない…しかも素肌防御は素肌の部分のどこでも…小指の先でも保護するという可能性が出てくると保護範囲の広さに…さらに評価を上げていった。そして何より一撃必殺の張り手。すもうという格闘技自体が前進にはスピードが出るので、それもあって評価は爆上がり、その為に力士を探せキャンペーンになったとは…そしてこれが次の一手になったとは…私はこの時思っていなかった。ただ、この職業ランキングの高さを知ったのは時美さんに九州土産を持って行き、顔にスマホを押し付けられてイラつき声で指摘された時だっと入っておく。一応許可は取ったとはいえ、こういう扱いになる…とまでは全員思わなかったんだ。


「という事がありまして。後これ、お菓子です。」

「ありがとうね。でもそういう事…いいの?」

「ガチャダンジョンが明らかにされるよりはいいと思いますよ。あと、情報提供の代わりに向こうで作って防具の余りとダンジョン用補強木刀貰って、解析で持っていかれましたので…。」

 まだ夏の始まりとはいえ…精神的に非常に疲れた。帰ってきて、高林さんの家でお茶を貰って…ついでにこれもお土産の八女茶のそれなりお茶1㎏だ。

「大変ねぇ…。」

「でも別府ダンジョンに比べるとこっちは…。」

「いえ、いいんですよ、こっちは初心者ダンジョンでは売れないとは、リッキー君も断言してました」

 というのも彼が言うに、ここは立地が悪すぎて初心者ダンジョンがはやる事はないと言われた。単純にここに来れる人間の数が限られるので、初心者向けにするには儲けが足りないのと…初心者ダンジョンは交通の便が無いと、それに対応した施設の建設計画が来ないそうで。別府山でさえ…もっといい位置のダンジョンができればとってかわられる可能性があるという。今はダンジョンが少ないからできる…それこそ武器の試験場として生きるほうが堅実とさえ思うくらいだ。

「ふむぅ…やはりここでも交通の便ですか。」

「まあ、そうですね。別府はあれが無くても観光と温泉という武器がありますので、一アトラクション…として生きるでしょうね。」

 そう考えると山奥のダンジョンというのはそれだけで不利だという話になる。

「草言えば、あれは出来そうですか?」

「それが、ダンジョンから出すと霧散するそうなので、もう少しかかりますが、ダンジョン内での建築予定はありますよ。」

「それは楽しみでねぇ…。」

 まあ、只で転ばないのが私だ。別府温泉のお湯を回収してきてついでに湯の華も買って来てダンジョンで再現実験を行っている。水と混ぜる段階から苦戦してるらしいのと、表立って使える施設にならないが温泉ができれば私達のお風呂ライフだけでも良くなる。ダンジョンはお湯を持って帰らない限りは循環させ、しかも体の汚れ部分をDP収益にできるらしいので、それなりに利益が出る施設になるそうだ。と言っても小銭は越えないとは言っていたが。

「でも夏に温泉ですか…。」

「そこだけ冬にするという話もあったらしいですけど…楢原は反対だそうです。」

「何でです?」

「寒いと両手を抱えて歩かないといけないから滑って頭打ちそうで怖い。との話もあるそうです。その為に温泉施設もその対策で先になりそうですね。」

「ああー。そういう事ですか。残念ですねぇ…。」

 まあ、温泉作って外見をどれにするかで会議が紛糾してエルマさんも困っていたというのが現状だ。日本人たるもの…温泉にもこだわっちゃうからね。私はあまり気にしない。風呂が入れることの方が重要だからだ。ここだと水も川からの取水なので、風呂を溜めるでも時間がかかるし、結構贅沢だったりする。我慢できないとこっちで風呂に入るが…そうでないなら、山を下りて隙を見てスーパー銭湯で体を洗う口だ。そう考えると風呂とか、外に出るだけで、幸せと思わないとね。、

これで秋スペシャルは終わりです。お疲れさまでした。ここからも山奥ダンジョンですが、よろしくお願いします。

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