29-186 N&D秋 付き合いはこっちにも多い。
ダンマスが警戒しているダンジョンなんて入りたくない。私の顔が他のダンマス経由でばれてる可能性もある。そこで、二日目からは信二を一人で…周囲の冒険者と組ませて経験値稼ぎに行かせた。その間暇だから…私は福岡にラーメン食いに行くことにした。ついでにお土産を楢原にメールで聞いたら…業務用連絡アプリ経由で2ページぐらい指示だが出された。
「マジふざけるな!」
「いや、九州にいるなら行っておけ、手土産データもあるからあいさつしとけ。」
電話で苦情を入れるとこれだった。しかも九州で買う物もリストで3ページぐらいある。会社から金卸していいから買って濃いとの事だ。
「というかこれ何?」
「半分は九州で、営業お勧めお土産だ。」
「…あんたねぇ!」
「だから一日だけだと不味いから三日だけ出張扱いにしてやるからさ。買って来てくれ。」
「というか九州よく行くの?」
「貿易系の会社は九州が多いからな。頼まれたない素材はそっちに探しに行くんだよ。その間に暇で周囲の店探して、美味かった奴だ。無い場合は理由書けよ、お局とか社長キレるからな。」
「え?マジ!?」
「時々電話して、挨拶してるらしいからな。だから行ければ行って買うのが義務だよ。」
「それ以外は?」
「マジでうまい。それを買わないなんて人生損してるものだ。」
「買いに行くアタシが辛いんだけど。」
「休みたっぷりあるだろ?たくさん買って来てくれ。」
「…分かったよ。」
こうして、半日は高速乗って各地を巡って…ほぼ一日かけてお土産品を買って…疲れた。そして、温泉に戻ると、温泉が気持ちよかった。匂いはともかく。
「まあ、高林さんへのお土産も買って来たし…ちょうどいい感じかな。」
営業部お勧めのハチミツ屋とか、後は…ジュースとか後ラーメンとか、いろいろあるな。
ホテルの一室で…。
「というか、飽きた。」
「ふざけるな、。」
デリカシーの内奴め、乙女の部屋にノック無しとかやめてほしい。弟の乱入は疲れた。
「それは?」
「これ、あの野菜のお礼込みのお土産。電話したら頼まれた。」
「おつかれ。」
「後これ、ほいよ。」」
九州の道の駅に寄って買ってきた簡単なお菓子を一つやる。
「いいの。」
「それ位ならね、我慢しろって言っても無理でしょ。」
「ま、確かに…。」
疲れた、本気で疲れた。風呂入って寝よ。




