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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-180 N&D秋 特殊な家とかの設定は無い

 家は普通に2階建ての、小さい一軒家だ。というか相馬ケミカルも郊外なので、離れがある、なおか―ちゃんと父ちゃんは普通に農家で、あたしは会社員なわけだ。

「ただいまー。カーちゃん」

「おかえり。」

 (作者注:本来はこの家の中の会話は全てきつめの高知弁なのですが、それだと文が分かりづらいので、標準語で書きます。)

「どうしたの?メールあったけどさ。」

「唐突な休み、後これ。」

「あ、芳香。ちゃんと高林さんにお礼は行った?」

「あー。うん。炒っておいたし、手伝ってるよ。ちゃんと。」

 そう言ってテーブルの上に、最後のお土産である。段ボールごと置く。中身は野菜だ。

「今は野菜も高いし…ありがたいこったで、お米もって、なんか時期おかしくない?」

「知らんし。」

 いやマジで怖いんだけどカーちゃん。

「まあいいわ。ありがたいこと有り難い。父ちゃんも心配してたよ。メールであいさつすマスとか。」

「仕方ないでしょ。仕事でいないといけんかったんだから。」

「時々電話するのはありがたいけど…もう少しね。」

「会社勤めだからね。仕方ない。」

 そういうと私は定位置に座り、スマホを弄る。戸々では電波が通じる喜びである。この3年で友達も随分…減った。山奥赴任だから会えないからね。

「明日はどうするの?」

「ああ、なじみまわって…後は寝てる。」

「ああ、信二が言ってたよ。ねーちゃん連れてダンジョン行きたいって。」

 一瞬拭きそうになった。なにも含む直前で、酒を注ぐ途中でよかった。いや…。

「どこの?」

「いやさ、最近はやりなんだって、ダンジョンとかいうのが、私全然わからんけど。」

「流行りっちゃあ、流行りだね。この辺にはないけど。」

「それで行きたいって、免許もって暇なのあんただけでしょ。」

「まあ、まとめて有給取るからね。」

「んで、自分も冒険者デビューってやりたいってさ。」

「あほか。」

「いや、真剣に脱サラするかもしれんとか言ってた。」

「脱サラもくそもサラもしとらん。」

 あの子は高知大学3年生だ。私の弟で、私は高校卒業してケミカル入ったけど。

「そう言えばあんた、社長だってね、有給とかどうなっとるんよ。」

「一応社長の話が来た時に有給は使い切ってからがいいって。40日余らしてるから適当に消化してから新会社の社長。それまで派遣業って事。」

「いいの?」

「相馬社長がいいって言ってるからいいの。前も一応席は入れていたしね。」

「あんたでも社長化、成長したねぇ…。」

「いんや、ペーペーカンパニーだからね。」

「相馬社長にも感謝しときなさい。」

「父ちゃんは?」

「ああ、農作業の手入れ終わったらこっち来るって。」

 一応言っておくと実家は農家でもある。だからか会社勤めには意外と無知なところがあるんだけどね。

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