29-179 N&D秋 有休消化(させられる)
「厄介だな。」
「でもパワーが付随すると考えるとかなり有能ですね。目とかの視覚と聴覚はこの段階であるので、それだけでもかなり凄い技術です。」
「ふむ…。その分敵さんの方が扱いが美味いのか?」
「それが少し様子が違うので…微妙でした。その為にかなり難航するという話でした。」
「難航してもいいし、せかすわけじゃないからな。その縁は頼むとだけ頼む。」
「了解しましたよ。後はあっちですな。」
その後、全員がゴーレムのサンプルとダンジョン産の野菜にかぶりついたので、私達は様な死である。そのまま帰ることにした。
「久々の休みでして。」
「そうだな、本当にあいつらの処理、すまんな、後例の件も。」
社長はまだ気にかけているだけましだ。あの駆け落ちコンビ許せん。一人だけアソコで見せつけられた恨み忘れんからな。と言っても実は山奥でほぼ24時間勤務である山奥なので、私の休暇は特別になっている。それが有休を連続してとることを許されている。一週間とが最低単位でだ。そしてその間に一年に数回…今年はいけんかったが来年もいけんだろうが、実家に帰ることにした。その際は大抵高林夫妻に頼んで。野菜とかを包んでもらっている。
「ほいじゃ、このまま解散で。」
「あいよ、お疲れ。」
というと会社から歩いて帰る。元々私がこの会社に就職したのは…会社と近所だったからでしかない。お局様もそうだけどさ…。とはいえ…実家は懐かしいし、一応来る際に連絡だけは入れておいた。ついでに、今日は金もあるから…スーパーによって、酒とこの辺の魚とカツオだけ買って帰るか。




