7-16 反応がない。ただの…。
「まずは、」
「注意してくださいね、こっちの時間であと8日です。それがタイムリミットです。向こうに行って増援でもいいですが。時間は向こうだとすぐ過ぎますからね。」
「という事は、ここで物を作れば、対策もたつか…。なかなかに厳しいな…。あれだろ?」
「ああ、そうなる、プロジェクト”クラウドドラゴン”か。」
ドワーフたちが会議してる、お菓子とジュース出しておこう。
「そう言えやあ、ちょっと気になること聞いたな。16体いる?」
「一応現存の…いるかもしれないのが、”封印された魔界の遺跡ダンジョンランク8”でいるかもしれないって事ですかねえ…。ただ、あっちはランダムなので、対策立ちませんし。」
出る者が化け物すぎて、何出るかわからない、竜血鬼出てきただけでも死ぬし。+1だから、複数まである。…やっぱりしにたくない。7×8に分解しておくかな?ついでに+1まで出るのでこれでも8が出る。がURの上位の世界樹は出ない。あれもレイドボスなので死ぬほどきつい。あれを少数で挑むには、上位勇者とかほしい。そのレベルなのだ。うむう。ついでにソウルレベル4からは、従属化不可。なので、…そう、クラウドドラゴンは条件そろえば”従属可能”なのだ。
「というより本当に雲をつかむどころじゃねえ。雲じゃねえか。」
「つうかあれ何?」
「あれが15億の賞金首って思えば…だがとっかかりもねえ…。一つ聞いていいか?」
「はい。」
「ここで死んだ場合はどうなる?」
「普通に死にます。ルールはダンジョン外と一緒です。でモンスターはユニークに限り”そのユニークが落とした魔石が回収できれば復活”できます。」
「という事は、俺たちはダメか…。」
「あれの位置、地上を見ろ!回収班が要るぞ!」
拾って回収する気か…。割れる可能性もあるってこと忘れてないか?いや、回収班を置けばいいのか、拾えばOK.だがはっきり言ってきつい。それも計算に入ってる、
「あれにダメージが入るのか?」
「分かんねえ…。そうだ兄ちゃん、聞いていいか?」
「はい?」
「あれは死ぬよな?」
「はい、ちゃんと死ぬはずです。」
「倒し方も…。」
「私から言うと。」、
神様こっそりドワーフの円陣に混ざってやがる。
「あれは倒せるし、殺せる、ステータスみれるし、他のURより優しい。あれで。」
「あれで?」
「うん。あれで。」
そう。あれで”優しい”コクヨウとバトルするよりは優しい。ついでに南さんは…4位くらいだと思う。この辺よりはつける隙間多い。ただ、引き運悪いと上回る。って言うのがね…。
「後の現存する私で言うSランク住人は16体。そのうちの一体。あれはまだ何とかなる。後のはどうにもならないパターン数のほうが多い。」
「うわ…。」
これ、リューネ、エレノア、ハーリス入ってるな…。が二人多くないか?
「15億の価値は重いのよ。ただいまの文明レベルだと…。」
「あ、可能です、一応倒せます。が手順踏まないとできません。」
「なに!」
「えっと、もしかして、今の地形で。」
「はい、可能です。ただしダンマスがフル活用されないと難しいです。」
神様そっち側かよ。こっち来いよぉ…。
「いいヒントもらえたわね。ついでに私も当然参加しないし、雑貨店のメンバーも参加しないわよ。」
「えーー!」
「あれはどうにも…うにゃ、やってみるにゃ。」
そう言うと…ニャーコは手をかざし…魔法陣が出てきた。ん?
「フライキラーアントにゃ。」
名前:なし
種族:フライキラーアントLv6
職業:なし
ソウルレベル:1
STR:22
VIT:32
INT:42
MID:54
AGI:22
MAG:42
DP 600DP
スキル:飛行LV4穴掘りLV1 爪LV1
称号:なし
所持金:なし
費用:122DP
TIPS:キラーアント系の派生形の羽蟻。飛ぶし噛みつく。蜂の仲間とも勘違いされるが、実際かなりの飛空時間を誇る。その機動性ゆえに意外とアント系マスターからの信頼は厚い。相手からすればかなりウザいが…大きさ60㎝。ウザいよりでかいよね。
「これ飛ばして様子見るにゃ。で、反応見ればわかるかもしれないニャ。」
ちょっと待て、あれ、この程度で動くか?
「おおー、ニャーコ!」
「行けにゃ!」
そして虫は飛んでいき…何事もなく雲の中に入り…そして出てこなかった。だよな…あの中嵐だよ、普通の生き物だと相手が何もしなくても生きて帰れない。
「…帰ってこないニャ。」
「普通にあの中入って、出てこないな…。」
「ああ…。」
「ちょっと済まねえ、思いついたことがある、俺は一時間ほど…十倍だっけ?こっちで一日ほど。開ける、ちょっと援軍探してくる。俺達だとらちが明かねえ。お前らは。」
「代金払うなら、食事出しますよ。バーベキューセットがあります。コンロ付きで。」
「お、それ頼む、売り物ってわけじゃねえが、うちの工房の奴持ってくる。で、そいつでいいな。」
「はい、じゃあ、飲み物付きで出しておきますね。後寝るところは…毛布もお出ししますね。」
本当は家も出してやりたいが、それは自分がダンマスとばらすようなものだ。




