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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
1774/1809

29-173 N&D秋 おすす分けで酒を飲み、分けた先で酒を飲むぞ

 そこは高林兄の家のすぐそばにあった。木々に囲まれた…それなりにある手水口。蛇口も着けていあり、そこで手を洗い…階段を上がる。ただそこは…神聖な感じのするエリアだ。と言っていい。私はそこまで神聖なものを感じたこともないが…そこは綺麗に思えた。そして、一応15円を入れた。なんとなくだ。そしてお決まりの2礼2拍1礼をして帰っていく。ただその時、一瞬だけ視線を感じた…気がした。


「それはありがとうございます。」

 戻って来ると、感謝されるとは思わなかった。

「御在神は何ですか?」

「戦の3女神の一柱、戦巫女様ですな。」

 結構メジャーな神様で、各地に神社がある。ただ…。

「珍しいですね、こんな田舎に?」

「こういう場所では落人も多く、その為、生かしてくれた戦神に感謝するという風習が多いんですよ。」

 確かにこの辺は平家の落人の伝説とか子孫も多い。

「って事高林さんは?」

「それは分かりませんというか、先祖代々の墓もありますが…結構当時の記録もやぶさかでなくと言った感じです。」

 いろいろありそうだが、これ以上は踏み込まれたくないんだろう。辞めておこう。

「そうですか。」

「そうだ、これだけ秋の物があるなら…今から調理しますので…色々お世話になった方々に持って行ってもらえませんか?」

 おばあちゃんたちが微笑み…確かにそうだな。

「でしたらお願いできますか?報告も一緒に行くので。」

「報告ですか?」

「本来の相場リサイクル時代には一か月に一度、電話線も面倒なので、都会に買い出しに行くついでに本社に報告書もっていきまして。」

「そうなんですか。」

「まあ、色々一緒にやらないとガソリンももったないですからね。で、そういえば最近が激動で…こっちに移転する話もあります。打ち合わせ行ってきますよ。」

「じゃあ、明日でいいですか、あそこは男所帯でしょ?」

「はい。」

 私ともう一人のお局様以外は全員男性と言いたいが…研究員も3名だけ女性がいる。理系女子が田舎では就職にならず、才能を惜しんだ社長が雇った子が3人ほどいる。ただし性格はほぼ男で、ファッションとか一切しない。匂いだけが女性とか皮肉を言われるぐらい、性格もやることも3人は男性だが性別だけは女性だ。

「でしたら、ちょっと簡単な物を作っておきますよ。結構ありましたからね。」

「じゃあ…お願いします。私の料理は大雑把でして。」

「はいはい。」

 ここはご相伴にあずかることにした。煮物とか全然苦手で、カップラーメンと炒め物しかできない私はズボラ系と言っていい。野菜炒めるか、サラダかである。その為私の自宅の横にある畑とか…基本使ってないという田舎の無駄遣いである。、

「じゃ、行きますね。」

「後、料理もってそっちに行きますからね。」

「はい。いつもありがとうございます。」

 実は大沢さんとか‥‥三木原さんたち研究員も料理は出来ず、備蓄は基本冷凍食品かカップラーメンだ。私もめんどいし、前の社長も、あいつも…料理は出来んかった。というは私達田舎に不向きすぎねぇ?

「じゃ、お父さんたちも手伝って。」

「うーん…、分かったよ。」

 しぶしぶ動く兄弟たちは…オシドリ夫婦買って自分も思えていた。

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