29-161 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 どっちも怖いダンジョン
とりあえず出てきたのは鳥だった。その形容詞が会っている。どうも人の言葉を介する鳥だ。んで、当然今のダンジョンが置かれた現状を説明する。珍しい生き物的な扱いとかだ。
『草原同盟としては反対だが…でもそうか…この上の家が豪族だったわけだな。』
どうもエルマさんが今回交渉ボックス内に憑依できる人形を入れたうえで…通訳シルキーさんも持って来てくれたので、私も交渉に参加できる。
『でここを出たとしても…適切なダンジョンを設置できる。用地が無いんだ。』
『しかも…モンスターの種別次第では…簡単に射殺とかされると、確かにゴブリンではあの蓋はどかせず…困っていた。確かに・・・。』
鳥さんが話を聞いて考えるさまはというかどうやって彼は話しているかガチで不明なんだが?
『私達の方としては交渉して…現状打破を狙いたい。どっちがいい。このまま地下室を工事して道路とかに出直すか…それともここでその豪族と交渉するかだ。』
『確かに確かに…。豪族となら交渉しても…でも今まで大金をはたいて何回もダンジョンを潰されたんだ。収益が欲しいのは事実だ。』
よくよく考えてみたら。今回っているダンジョンの多くはこっち的に”学術的に貴重”というだけで最悪何もしなくても死ぬダンジョンだ。ここは特にだ。だがダンジョンはそれだけで価値があるのは事実だ。
『できれば…すぐに結論が欲しい。外に出た時の対応を変えないといけないんだ。』
ガチでダンジョンが消滅した‥でもいい。ダンジョンの調査したら何もなかったと言ってもいいんだ。現在モンスターもいなかったからね。だけど…一生の洗濯時見てるんだよな、今回は。
『…なら、あえて迎合しよう。君の話だとドロップを出すダンジョンは貴重なのだろう?それで人間が来てくれるなら。それを良しとすべきだ。でも何をすればいい?』
『ダンジョンエリアの階段部分を解除して…後で向こうの家に”出入り口”を作ってもらう。そして君はDPを稼げたらどこか…別の場所で出入り口を作ればいい。』
『確かに、私にとって不利な材料ではないな。分かった。そうしておこう。』
なんか、悪に加担した気がしないでもないが、実際ダンジョンも生存競争である。人間VSダンジョン的にはかなり…まずい展開だよな。




