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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
1759/1810

29-158 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 意外

 出張について、出張の件を問い合わせに行ったところ、全滅した。…おかしいでしょ。まず大沢さんはふもとの家建設の金具などの自作をするためにパーツの自作の為に工場に籠っていて…トッシー君は新作ゲームをダウンロードして、それにはまっていた。トッシー君は基本ゲームとかの方が大事で最低三日…最悪4週間の部屋ごもりを宣言した。飯とかには来るけど。当然三木原さんと近江さんはパス。今回は楢原のスキルの解析結果や魔法のハイスピードカメラでの撮影動画の検証に入っていた。…で楢原は現在麓の…ほぼ自室で奥さん呼んで水入らずという感じだ。どうも、息子さんを親せきに預けてしばらくこっちにいるそうで…楢原はそれに合わせた形だ。当然仕事もやる。ただし…楢原のメールからは奥さんをダンジョンに入れるかどうか悩んでいて…そのために…せめて奥さんが帰るか決断が付くまでダンジョンに来れないとの話だった。そうなると…あの高林兄弟の息子夫婦たちに頼む…はずがない。

『私が行こう。』

 最後のお誘いの相手である、三木原さんの話を聞いた直後だった。そこにはエルマさんがいた。

「いや、出れるんですか?」

『最近出れる処理をした。ただし、シルキーは連れていけない。』

「当然です。死んじゃいます。」

 意外な話だが…実はダンジョンからスポナー次第ではダンジョン外にモンスターを野良に近い形で放出が可能だった。ただしコストは必要命令文を含み大体20万倍らしいが…んで当然実験を行った。そうした結果、ある意味異世界物と合致する…スタンピード内容となった。まずゴースト系はダンジョンから出た瞬間に消滅する。ゴーレムも力が抜けたように土にかえる。又は消滅する。防ぐ方法はあるがそれは特殊処理過ぎてボスクラスでぎりぎりらしい。で、レベルの高いモンスターは…何の処理もしないなら、どんどんレベルとMPが下がり…0になった瞬間消滅する。外出専用処理をした魔力に頼らない肉体を持つモンスターでようやく死なない程度で、魔法などは使用不可。その上それでも徐々にMPが減り…ダンジョンからのコントロールを失うらしい。なお、オウルさんはその処理の上にさらに特殊な事をしているらしくそれでも維持のために相当なMPを払っている。そして外に出ると基本スキルの使用はできず、パッシブスキルも機能を失う。その為に…ダンジョンモンスターのスタンピードはこのダンジョンでは不可能という結論となった。他のダンジョンでもっと予算があれば可能だが、一体作るだけでも相当高い。そしてそれだけの収益はない。ガチでダンジョン内でモンスターを量産する方が効率がいいらしい。

『でも出て外を見てみたいんだ。私もこの世界に来て半年以上。オウル殿が言うには…この世界は摩訶不思議らしくてしかもどこまでも広がる町とかいう…信じられない景色だそうではないか。』

 この人地味にいい人だけど天然なんだよね。実力の割に。まあ、仕方ない。ダンジョンに行くにはこの人は最高の人材でもあるんだから。

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