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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-150 N&D夏・ミミック 実際の宝箱

 宝箱というのはダンマスに備え付けられたシステムの一つで。ダンジョン内に規定数迄設置可能な箱だ。これに規定DPを入れる事でランダムなアイテムが手に入る。しかもランダムの幅は非常に大きいが、一人最大10回まで開けることが可能だ。全くのランダム宝箱。ただしそれは”モンスター”やダンマスでも一緒でダンジョンを開業する理由の一つにもなるそうで…この宝箱は一日(午前0時ごとにリセット)に宝箱改造に掛けたコスト毎の階数分ダンマス(モンスター含む)と人間はひとりごとに一回開けることができる。で、中味はダンマスがDPで中身を補充して…後はランダムである。このランダム具合も調整可能である。ただし…これがどう金額とはいえ…辺りを引く可能性もハズレを引く可能性もある。非常に幅広いものが出るからだ。例えば10DPしか払わない宝箱でもごくまれに…出た後で、数百万DPと同等価値となるアイテムが出る事例が…エルマさんは確認していた。その為非常に危険として…宝箱の解説よりドロップで稼ぐ方針にこのダンジョンはしていたのだという。

『そんなシステムがあるのかよ。』

『リサイクルショップで捨て値で売られた中型魔石発電装置(要修理)が10DPで宝箱に入っていた事例もある。』

 そう聞くと私達でも未来買えそうな凄いものが出る可能性もあるのか。

『出させない設定も可能だが…その割合は全てこっち現物込みで設定したり…非常に手間のかかるシステムでもある。』

「確かにそんな危ない箱作るのは怖いな。」

『ただしランダム設定した宝箱のランダム率を調整する事によって、高級品を安く量産する党の。様々な使い道も可能だ。』

「もしかして、上の世界でいうギルドって…。」

『そうだ。宝箱の中身を安く買い取り、ダンマスの利益にするシステムだな。ただしこれには欠点も2つほどあるが…それが問題なんだ。』

 マス冒険者に宝箱を開けさせて、どう見ても有能そうなアイテムが出た場合…それは冒険者が売らないので、それを外に放出してしまう。その為に…そのアイテム持ちの冒険者を襲うか…そのアイテムを手放させない限り手に入らない。という修羅の道が出来てしまう事。そしてもう一つが…手に入る物の最大の大きさが宝箱に比例してしまい…箱を大きくしないと手に入らない者もあるという事だ。当然宝箱から出てきたものが○○の血液とか○○の睾丸とかというファンタジー的に有名なお宝でも名前も知らない生ものとなれば匂いも相当で、価値もわからず捨てられたり…ダンジョン内の衛星に関わる。

「確かに…○○ロボの左手の薬指のかけらとか言われても、持って帰るかどうかわからんというあれか。」

「メカパーツもありますが…価値とはこの大きさが絡むとか…かなり本場の宝箱は使いにくい物ですね。」

「夢があり過ぎて暴走してるぞ。」

『でもそれが、ミミック用のそっちの世界的に有名な宝箱だろ?』

 私達が持ってきた宝箱の、鉄の上下線が取り付けられて頑丈にされたゲームでよく見る形の宝箱って奴だ。

「とはいえ…。大きさと本物があるとか…聞いたことないぞ。」

『こっちにはその代りのガチャを出す予定だったんだ。上層部が言うには”コインを溜めてガチャをすべて廻し尽くすやつも計算に入れてある”とかいう話だ。』

「これもしかして、完全ランダムと、買いきりガチャのどっちが有能かって話か?」

「何それ?}

「それは俺が説明するぜ」


 アプリにあるガチャにはいろんな種類がある。それこそ一時期は青天井(制限なし0,1%前後のガチャを資金でまわす)などがメインだったが、これによるカード破産などf債という話が出てくるとともにこの状態になると無職になる人間や過労死になる人間が増えると…対策を協議し始めた。その中に合って安全安心な天井付きガチャというのが生まれた。それが”買いきり”とか”天井付き”と呼ばれるガチャだ。天井付きはいくつ中に入っているか公正性大にして、規定数しか入っていないガチャを回すという事だる。これなら確実に目的の者が必要金額以内で手に入る。であるけど二つの欠点がある。一つは最悪はそのガチャ内部にある天井の高さだ。最悪は100個ガチャを回すまで目的の者が出ないという事になる。又は最悪1000個ガチャというのも見たことがあり、無料チケットで10個一階でまわしていて…心が折れそうになる時もあるという。そしてもう一つの欠点が目的のものを引くと2枚目が必要な場合そのガチャがリセットされるまで…無意味なガチャを回さないといけない事だ。例えば100個のガチャで50個目に目的物が出た場合、もう一個欲しい場合は50個分のハズレを回さないと必ず目的物は出ない。そしてもう一回…何回目に出るかわからない目的物が出るガチャを回す必要がある。この50回のハズレ部分にかかる”無駄”を思わせる心理的圧迫はすさまじく…2枚目は別でいい矢とか思わせることが多い。

「なんかきつくない?」

「きつい。天井でも確率吟味してからまわしてる。必要数と必要金額を計算して…本気のケイ酸で逃すガチャとか多くするな、必要な者が欲しい時に必要な枚数が手に入らないとか。

散々計算する。それは本当に必要なのかと自問自答してでも…ガチャを回すかだけで…手が震えるな。」

 なんか、ギャンブル狂みたいなことを言うお子様だな…いや、元はニートだっけ、こういうのに慣れてるのか。

「という事は普通の宝箱が青天井?」

「聞いた感じ、金額次第で目的物引くのは天文学的可能性か、設定された金額かどっちかになる…青天井ガチャを冒険者に出すのか…天井付きのガチャを出すのかの差だな。」

 エルマさんの周辺ではコアが翻訳した内容をエルマさんに説明七ているらしいが…。

『悩ましいですね。そういう確率の話を私は知りませんでした。』

 メイドさん…シルキーの色々、知らないことがあったみたいだ。

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