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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第5章 ???の章(タイトル公開は章終了時)
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7-12 モンスターにとってモンスターは食事

 食事を終え腹ごなしも終わり…下に降りていくとバリケードができていた。その奥から…ゴブリンの匂いは独特だからな…。

「で、これがラストか…。」

「分からない、ハーリスどう?」

「階段は見当たらないので、ここが最終フロアです。奥にボスがいるのでしょう…。3のボスランクだと、ゴブリンで…ゴブリンナイトか、ゴブリンソーサラーですね、」

「3?」

 これは僕たちだけなの忘れてた。

「これはモンスターのランクの話、ガチャとかに出るのは書いてないんだけど、実は魔界だと出るのに決まったエリアがある、その難易度で数字が付いてる、ゴブリンで3でそのボスがその上位。」

「ゴブリンの上位がいるのか…。」

 ゴブリンが実は中位なので、ゴブリンの上のゴブリンヒーローは上位モンスターで全体的に強い。が、ゴブリンのレベルが上がると、実は職業の初期最大を超える、ので、そこで中位職付きが

生まれることがある、それが”ゴブリンキング”である、”王”は中位職業である。で、条件が狂うぐらい難しいがゴブリンヒーローになって、で、帝王の条件満たせば”ゴブリンエンペラー”

になる、帝王が”上位職業”だからだ。これに職業”勇者”も含まれる。なので、理論上は”ゴブリンの勇者”は産まれうる、後ゴブリンの”聖女”もだ。ここまで来ると普通のダンマス程度なら

数負けするレベルである。勇者でレベルが―という話が出るのこれである。

「職業持ちでしょうね…。どうします?」

「やる!」

 ミリーが腕を振り回し、やる気だ。

「お前たち!俺たちの住処に何の用だ!」

 その声はバリケード向こうから聞こえる、

「えっと聞いていいか?」

「何ですか?」

「ゴブリンってしゃべるのか?」

「上のはしゃべりませんでしたね。」

「上のは?」

「ゴブリンでも知力があり、教育すれば、人間御理解しますし、普通に話せますよ。」

 これはリーメ君で検証してもらった。おかげさまで、鬼ちゃん率いる鬼部隊のほかに特殊ゴブリン部隊がいる、

「…なんか調子狂うわね。」

「だニャー。ここはモンスターらしく…じゃんけんにゃ、じゃんけん。」

「ぽん!」

 ミリーとじゃんけんか…あっとミリーが勝ったようだ。

「すまねえ、ナオだっけ、あんた。」

「うん、」

「階段上がるぞ。ニャーコ。」

「はいにゃー。」

 そう言うと二人は急いで上に上がっていく。僕たちも付いていく。

「エレノアに触発されたと思います。いしても慣れてるから、これも戦法なんでしょうね…。」

「なら、サーチだけ残して、確認取るように。」

 しばらく走って戻るとそこには白い…肉の塊があった。

「あいつ、マザーアントでさ、でかいんだよ。で、それですりつぶす、うちのダンジョンの基本戦法だ。これと物量なんだよ。」

『どぉりゃああ!』

 そして聞こえる轟音…バリケードに意味はなかった。そして、聞こえる阿鼻叫喚…少し階段から離れよう。その場に座ると、スロープの向こうを見つめていた。

「あれってさ、防衛用?」

「ああ、本当はな。ただ、短気なんだよ、あいつ、でさ、前に出ちまうんだよ。指揮もあるのにさ…。」

「ニャーは違うにゃ。」

 まあやっぱりダンマス歴は長いみたいだ。やっぱり絆があるな。歓談してると、ミリーが上がってきた。

「終わったわー。ボスらしい大型いたけど、一緒に轢いちゃった。で、ちょっと軽くお食事をね。」

 やっぱりこの辺はモンスターなんだ。

「味はどうでした?」

「まずいけど腹の足しにはなった。子供にあげる気はしないんだけどね…あのマグロとか言う魚もいいんだけど獣…バーベキューのあれって量産できる?」

 やっぱり肉のほうがよかったか…。

「あれはカウだっけ?」

「いえ、醤油につけた、バークボアですよ。言われてた焼き肉のたれはまだレシピ完成してなくて、開発中です。」

「へぇ。今度作ってみよ。」

 そして下に降りてみるとそれは無残な感じだったが

「生体反応なし、…これで終了の模様です。後は外に出ましょう。」

「やっぱり食べた後は、動くに限るわ。」

「食ったくせによく言うにゃ。」

「だって、動くと腹が減るんだから仕方ないでしょ?」

「そうなのか?」

「これもあるんだよね、ダンジョン内だと、魔素で食事の代わりがあるけど、外だと食事は用意しなくちゃならない。」

「これは今後の課題だな、覚えておく。」

 そして少し歩くとダンジョンの入口に戻り…

「お疲れさま。」

「ああ、でもこれが普通のダンジョンか・・・。」

「インスタンスダンジョン、ランダムって奴だね。」

「ランダムか…。」

「めったに見つからないんだけど、ダンジョンの卵とも言われてる、ここからダンマスも生まれるんだ…。」

「そんなの潰していいのか?」

「ここはまずいかな、お隣にダンジョンだよ…。」

「分からんでもないな…。さて…。お、5250ポイントほどたまってる、」

 流石に増えてるな。

「ついでにそれだと…金貨5枚、DP500だね、僕から銀貨2枚出しておくよ。僕からの依頼だったって事で。」

「あんがとよ。お前ら、これで好きなもの買っていいぞ。」

「やったー。」

「にゃー。」

「でもなかなかに渋いな…。」

「本来は稼いで使ってもらうエリアだからね、ここ。向こうで稼いで、こっちで豪遊というDPの使い道。」

「ああ!そう言う事か!」

 そしてちらっと今来た入り口を見る、当然なくなっていた。そして店に戻るとライターと後、装飾品を買って行った。本来はエンチャントの素材用で、市場に行って買い付けたものだ。

「じゃあ、ちょっと同盟に連絡してくる。人が来ると思う、その時にあんた、いてくれよ。ギルドの説明する奴欲しいからよ。神様は…どうするかな?」

「分かった。まってるよ…。」


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