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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-128 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 人を引き付ける欲望

 2月中ほどになると、高林一家からある連絡を受ける。それが…高林(弟)の息子さん3家族…全員によるダンジョンの来訪だ。3男の息子さんがダンジョンを知って公開してしまったものの

ダンジョンの土地を武力制圧とかされかねないと口は封じたが…ダンジョン熱…が覚めないのともう一つは安全とは思ってもスタンピードの危険がある…極度の山奥である高林夫妻のいる土地である。息子としても

親を守りたくて…考えた末にダンジョンを3家族で…遊びに来ようとなったらしい。で、その日の夕方に高林(兄)の息子兄妹とその家族も来ていた。こっちはこれを機にと一族会議が開かれることになった。この

山一帯はすべて高林(兄)の相続であり、実はふもとには高林(弟)の経営するマンション(小型)もあり地味に兄妹は資産家だったらしい。でもこの村を守りたいために…そしてこの土地の元住人には

・・・都会に出ても軍資金を渡したいからと、この集落の人たちが持っていた土地を全部買った。そして、その傍には神社もあり、それを守るのが、高林家の宿命だと、聴いたことがある。んで…ダンジョンができるというのは

浅草ダンジョンと別府ダンジョン然り、非常に人気が高い…。出たのがおじいちゃんの土地だが…当然息子たちは気が気ではない。で、弟さんの息子夫婦は当然…この話は重要となる。しかも間が悪い事に弟側の

息子さんたちは…非常に仲が良く家族ぐるみの付き合いが多かった。そして…その中で例の”謎のダンジョン”の話を漏らしたらしい。そして、慌てて確認に来たのが今月だった。この辺が私有地で当然人の出入りは

ほぼない。その上公道の位置も山間部のかなりおくで、普通には見つからない場所にある。カーナビ使えばなんとかわかるが…それでも町(ホムセン、飲食店、GS、雑貨店各1のみ)が最も最寄りだという非常に

田舎の場所だ。だからこそ…ダンジョンの発見は大事になる…だが、高林兄夫妻は人混みと喧騒を嫌う人物ではある。

「で、俺達はこっちにいると。」

「まあ、私があそこにいたら、ちょっと怪しいどころが、巻き込まれるから。」

 私は一時的にダンジョン研究所に泊まることにして、約束通りに後で高林兄が来るのを待つことにした。んで今は、高林兄の家で一族会議中だ。で、私は暇でこっちでお茶をすすっていた。一応自販機あるけど

ここから山奥行くのめんどいから、倉庫にあるドリンクを補充したよ。社員割の値段でね。で、私も買って飲んでるわけ。

「まあなぁ。特に謎のダンジョン探しでかなり向こうもカリカリ来ているらしいよ、ダンジョンギルド側も、ほらこれ、リーク情報来てる。」

 時々こういうダンジョン捜索WIKIという物が出来、偽ダンジョンとかそう言うのが多発し始めていた。ダンジョンのふりして、スライム型ドローンとか配置して観光客を寄せようと…そう言うダンジョン発見の報で

結構ダンジョンギルドが被害に遭っているらしい。でもこっそりいうと、識別だけなら簡単だ。ダンジョンの識別アプリでの鑑定可能な物は”ダンジョン関連の道具”だけだ。それで判別可能で偽物を弾いているが

最近ダンジョンにスマホを持ち込むのを禁止する”ダンジョン取り扱い諸法令”が可決され、ダンジョンに持ち込み禁止な物にスマホが入った。…私達は違うけど。ただ、エルマさんが言うにはダンジョンがスキルオーブを

吐き。そしてそれが鑑定なら同じことができるという。ただし異世界定番の鑑定最大レベル差とか、鑑定できる範囲に限界があり育てるに時間がかかるそうで。

「んあ、これか。」

 その偽ダンジョンの話が出たのは…当然”なぞのダンジョン”の話が広まったからである。そしてそのダンジョンが山奥にある。家族会議は大方大荒れだろう。何せ、兄の土地の弟が住む場所にダンジョンができたのだ。

法律上は兄貴の物だが、敷地は弟の家族の物。おじいちゃん同士は仲が良くても、これは降ってわいた遺産話のノリだな、ガチで。

「謎のダンジョンの話はかなり都市伝説だな。偽物の話も多いからな。まさか道が一回出回っただけで続報なし、特定不可能ときてやがる。」

「私達はとしては発覚して欲しいし、契約で口止めされているとはいえ…おじいちゃんたちは後”18か所のダンジョンがある”話は分かっているから。」

 エルマさん的には18人のライバルダンジョンだ。が、元々エルマさんはトップを狙う気はないそうで…どうも向こうではダンジョン経営自体のノウハウが薄く、しかも稼ぎも薄い。ダンジョン経営のスペシャリストが欲しい

となった現在、エルマさんが訓練に来ているだけだ。だからこそ…融和の方向…生存特化にかじを切ったのだ。

「でも、浅草も別府も、入場券予約式だろ?しかも講習会まで作ってる。これも今度の国会で法律通るそうじゃないか。武器の取り扱いに関わるからって事で。」

 そう、現在審議の中にダンジョン内での暴力行為を抑えるべく…ダンジョンの立ち入りを免許制にする案が出ている。その上で入場券予約式による入場数制限を掛けるそうだ。さて、どうなる事やら。

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