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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-116 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 敵の解析(ゴーレム)

別府ダンジョンの話が出ると、それに呼応するように”浅草ダンジョン”においても3Fから8Fまで登場した。ただし…エルマさんが言うにはあれは”1Fの2部屋目”だそうで、聴いてみると、ダンジョンは規定があり”部屋の大きさ”がワンルームになっている。高さも高層ビル並…一応この研究所ダンジョンの全てが全部合わせて”一部屋”らしい。それが…オウルさんクラスだと30部屋。それでようやく”1F"攻略でそれがさらに20F…だそうで…広すぎだろダンジョン。ただしそこまで素材や燃料があればという事で、ダンジョン出地味に稼ぎさえすれば、こっちでも山一個の地下を全てダンジョンにすることは可能だ。が、そんな工事…大変過ぎる。

「でもさ、構造物とかは?後構造物の強度は?」

『全部ダンジョンが受け止める、その分をすべてダンジョンが維持費として算出して…それをこっちが支払う。それができないなら、開放する。その時は崩れる建物は崩れる。検証もされている。』

「ガチで便利やね。」

『但し、検証でダンジョンに無理をさせただけ…その分は維持費に跳ね返る。例えば細い木の上に重い石の部屋を作ることもできる、…その時は普通の部屋の2奥6千万倍万倍の維持コストになる。らしい。そして

それを払う覚悟があれば、作ることができるがそんなことやれば当然すぐにダンジョンは破綻する。だからこそ、ダンジョンマスターは建築で悩む。そしてプロに依頼するんだよ。』

「プロ!?」

『あのオウルさんの組織とか後は”蟻穴”とかだな。あれはもっと根本的にすごい』

 なんか色々業者に頼むとか含めてそう言う技術的な物があるんだろう。そう言う意味であの魔王っぽい少女はガチにダンジョンのスペシャリストなのだろう。

『一応ボスキャラに言われた通りスポナーセッティングを加えで作ってみた。ただし…ダンジョン出たら崩壊するからな。』

 男性陣の要求で研究所及び今は謎のダンジョン4Fのボスモンスターは”陽光強化…レベル10”フィギュアゴーレム”だ。明るい場所でエルマさんの持つコレクションである大体40種ある等言う”人間そっくり”

フィギュア40種からランダム人数分のゴーレムが出現するようになった。ただしレベル10とあってかなり強くどうもこれが”ゴーレム”の最大レベルである。硬くて、コアが”瞳”なので狙いずらく。はっきり言って私も闘って見たけど、相手の頭が悪い以外の欠点が無い。それ位コンスタントに強いなおドロップは”コスプレ衣装”となり、そのゴーレムの既定対象のどれか一種なんだけど、これ、かなりの安物でコレクターグッズ以上にならない。がそれに加えて今後は真鍮コインを付ける予定だ。…で、ゴブリンの出るフロアは手加減マックス。コストをギリギリ抑えた”中抜きウッドデッサンゴーレム”が投入された。すっごい軽いけど…すごい弱い。


中抜きウッドデッサンゴーレムTIPS:あるダンジョンから依頼され作成された”初心者向け”モンスターの一つ。配線状の配線を持ち一部がむき出しながらも細い糸状のゴーレムに空洞の走行を付けた姿。軽いが弱い。頭も悪く敵を見たら同じモーションで殴るくらいしかしない。


 これが非常に弱いが、これが…浅草ダンジョン3Fに登場していて簡易ながらも武器を持って振って来るらしい。但し子供が少し痛いか、当たり所が悪いと怪我する程度である。で、どうもエルマさんの世界には

”幽霊系”とか、”屍系”のモンスターもいるが、その多くが愚鈍で役に立たないので、使われていない。ただし…当然…この…ゴーレムのゴーレム配線という鑑定は私達も興味があった。そこでまた、研究所では全員が集合して、見ることになった。

『私もオウル殿に聞いて初めて知ったんだが。まずゴーレムを魔法で作る。』

 エルマさんが何かを唱えると、土人形が出来上がっていく。

『これがゴーレムだ。でこれにある命令をするとこうなる。」

 そうすると、ゴーレムの土がどんどん落ちていき…そしてコアとなる石とそれにつながる紐が出てきた。

『この状態のゴーレムのこの配線をゴーレム回路という。ゴーレムの足であるそこの配線が”脚”でこっちの手の形をした敗戦が”手”、後はそこの輪の部分が頭だ。この内コアに傷をつけないなら。』

「素材は?」

 疑問に思ったことを三木原さんが聞いていく。

『すべて魔石で出来ている。そしてこれは使い捨てで、私の魔力を糧に動いて、大体一日分のエネルギーを蓄えている。力仕事もできるが、力仕事をすれば持続時間が短くなる。この回路をあの車の形に配列して作ったのがあのゴーレム車だ」

「ん?じゃああの自動車は使い捨てなのか?」

 三木原さんが手を上げ聴いていく。私もそう思った。

『それがまだ一杯…というより私が聞いてそのほとんどの機構の意味が分からなかった。但しゴーレム車は基本こうして作った回路を使った上に”ゴーレムに特殊な命令”を施して安全弁を作って完成だそうだ。』

「そこまで行っていいのか?いや、そこはプログラムみたいなものか。文章次第でどうとでもなるのか。」

「というか命令次第じゃあ、そう言う事か、事故が起こるのか。」

『そう言う事だ。但し恐ろしく単純に言わないといけないが…その命令も長すぎるとそれを思い出す時間の分だけ今度は即応性が減るらしくかなり悩ましいらしい。それなので、ここまで行っても…コピーされることはないだそうで。』

「確かにそうだな、燃費とか考えると、これも相当工夫した一品なんですね。というかゴーレム車も開発しているのかな?あのオウルって人は。」

 大沢さんも気になったようだ。

『そうだ。これには5年とか6年の月日を掛けて研究に研究を重ねて作ったらしい。』

「でも遅いのはなんでだ?」

『遅いというより、ゴーレムの費用だな。込められたエネルギーの分配次第ですぐに燃料切れになる。早くもできるが、その命令文章は聞いてなかったんな。私は。しかも命令がどんなに破綻や矛盾を含んでも

やろうとするが、…このゴーレム車に使われているゴーレムの知能は相当悪いので…あいまいな命令が全然ダメなうえにどの形容詞がいいのか…分からないんだ。」

 なんとなく、口頭命令のロボットの欠点が分かった気がした。確かにこれはだめだわ。

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