29-113 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 聞き取り解析
年始になり、冬休みになるとダンジョン探索の話が一気に広がり、ダンジョン観光地化プロジェクトとかが出始めてきた。市町村が独自に”ダンジョン”を探してそこを観光地化するという考えだ。20のうちいくつかが
日本にあるかわからないが、ダンジョン捜索に際し各地の国家はかなり優位になってきた。そしてスキルの解析も行われてきた。そして分かってきたのは三つ、
学術系TIPS:スキルの中でも学問の系統および知識の系統を示す。スキルの効果は知識の受領のみで負担も小さい。
戦闘系TIPS:戦闘を行う肉体系のスキルの総称。主に肉体補佐がかかる。
特異系TIPS:特殊なスキルであり、その様相は千差万別。何が起きるのか不明。
という書き方になっていた。特異系はあればレア扱いで、17日間で計2000名以上のダンジョン来訪者があったがその中で特異系は4名だけで、それもそこまででもない物らしい。ただし、特異系とかの・・・レア種の話は中二心に火をつけて…浅草ダンジョンは連日満員で、規制までしていた。まあ、ここまでは想像通りだろう。そしてここで前にダンジョン庁が発行していたギルドカードに…職業が書かれることが判明し、どうもダンジョンに入るとこのダンジョンカードも変質することが判明した。そして持ち込み実験が行われた。ダンジョンカードに連動したアプリにも変更が加えられ…燃料が加えられる中これにスマホサプライヤーたちが混乱した。何せダンジョンに入ると謎のアプリがインストールされているのだ、これの安全性はという問題となり、しかも…これを検査した開発者は…どこにアプリがあるのかさえ…分からなかったし容量は変化なし、メモリの容量が無いアプリなのだ。それがウィルスなら、ダンジョンからの未知のコンピューターウィルスがある可能性がある。しかもプログラムのないアプリとか言う謎の存在は携帯各社が危険だと声明を出した。それに伴いスマホの持ち込み禁止が、ダンジョンギルドで決定された。情報はこんなところか。3賀日終わったら仕事だな。でも休んだ気がしない…というより前まで普通に…仕事が一週間に一度の車の書類だけだから暇だったわ。今がくっそ忙しいけど。
「こうなると。俺も悪くないんじゃない?」
「今のランキング上位って全部戦士系でしょ?魔法使いはいなかったの?」
「それがこの記事だと優先的にとった奴はいるらしいんだが…魔法がスキルで出てきた実例が無いらしい。で、ハズレとは言わないが、罠の一角だと書かれているな。」
「でも、今後次第でしょ?」
「そう言う事になる、分からんけどな。」
そして、この間に事件は起きていた。




