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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
1712/1804

29-111 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 スライムと兎しかいないダンジョン

「いやあ凄い事になりましたねぇ…。」

「まあな。」

 今日は高林夫妻に許可取りのついでに、食事をごちそうになりに来た。高林兄夫妻の家には巨大な電波塔がありそこからテレビが見れるようにされており…ケーブルテレビは距離の関係で無理だった。んで。そのテレビでこの騒動が起きた。5日間の報道を見ていた。冬やる事無くて暇だからね。で、その庭にダンジョンの入り口を作った事の報告。そして第2計画の指令の伝達である。

「ほう…そう来ますか。でも今年孫は来ますかねぇ?」

「今年はほら、ダンジョンの話で見に来るだろ。」

「その前にダンジョンには冬のギリギリまで入らせてもらいますよ。孫に見つかった後はやめときますけどね。」

 そう、次の計画はこのご近所にダンジョンを同じタイプで作り…それを孫に配信してもらう計画だ。どうも息子が4人いて息子夫婦は今風の人で、配信とか大好きでツベチューバ―とか配信者になりたい子だそうだ。そこで雑に隠されたダンジョンを置いておく。そうすれば、ダンジョンだと勝手に報告してくれるってわけ。隠し方は雑にしておくけど…それは気が付かなかったという事に口裏合わせをしてもらう。私もそのお孫さんの行動次第だがそっちの実戦ダンジョンに潜るわけ。という計画だ。というよりエルマさんの収益関係上こうしないと…こっちも利益を得ることはできない。私達は向こうの研究所でダンジョンの研究。そしてこっちでは向こうの作ったダンジョンの攻略というわけだ。が、これがまた、結構な騒動の始まりだった。


まず今年の高林(弟)夫妻の息子たちの家3男の子供夫婦が帰ってきた。私達は当然都会で休憩だ。いや、年末よ。働きたくない。帰って来るのは12月の終わりから1月のはじめであり…私達は都市に近い会社の…正確には楢原の家で鍋して、んで年末の休暇を味わっていた。ついでに家はリッキー君と近江さんに貸した。いやあ、一応リッキー君が子供なので…親元に帰すのはNGだ。ガチで。だって子供に戻ったところを家族も…近所に見られたらヤバい。子供のころの姿を覚えている奴がいたら、確実に通報案件だ。だからあの集落から出られない。出るなら思いっきりリゾートだ。んで、大沢さんと三木原さんも家族の元に帰った。近江さんとリッキー君は工場にいるエルマさんとテレビを見つつ…となる。んで…私達は都会のアパートの一室で、…まあ、ネット環境を利用した待乳山ダンジョン改め”浅草ダンジョン”の情報を収集していた。主にネットである。これが地味に大変であり、メモを取ったりする始末。職業もWIKIが作成され攻略サイトヨロシク完備されていった。大体90%の人間が”市民”であり、その後に”2択から4択”の選択肢が発生しそこから職業を選ぶレベルは最後の9レベル目の”大人である”が引っ掛かり子供だと成長しきれない事。10の納税は”消費税”を含む”現金”での支払いが必須でそうでないなら社会人一年目の”納税証明書”の発行が必須であることなどが書かれていた。そして、各大学のダンジョン学部はそのネットワークを確立し”ダンジョンギルド”を支える事とした学術的…な組織として文部科学省も参加する事になった。こうして…ダンジョンギルド主体のダンジョン管理は行われ、そこに…時美さんも”出向役員及び執行役員”として参加する事になった。一応は中央の試験を受かった…それなりだったらしい。

「モンスターは2種類で角ウサギとスライムの美香。思いっきり観光バスまで来てるな。」

 元々ダンジョンが浅草で、観光地に近い事もあり、それなりの体制があった場所だけに観光地化するのもすぐであり…その後にネット報告で…他国のダンジョンは潰された後であるという…私達には周知の事実が

流れて・・・騒然となった。そう、ダンジョンは各国で潰されて、もう日本のこのダンジョンしか残されていなかったのだ。その事実が広まるにつれて、訪日外国人も増加し、ダンジョン不足の報道が出始めた。

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