表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
1701/1810

29-100 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 千鳥万花2

祝、1400話越えと単独100話。10万文字は確定で越えてますね。お疲れさまですが…これでまだ序章の半分が終わっていないという…うん…頑張ります。

 ダンジョンにはいろんな型がある。現実型、異界型、遊園地型。その検証を行ったのが…千鳥万花だった。その結果分かった3つには差があった。それが拡張性だ。どうも検証によるとこのタイプ発言に伴い

ダンジョン関連建築ルールがほぼすべて変ってしまった。…らしい。


現実型は横に強い。フロアの上下指定は30mごとに1フロア。であり、その他は面積に準書し、管理面積300平方メートル×ルーム規定数となる。これ以外は”管理しない”選択肢が可能となる。けど維持費が一番安く、管理しないエリア作成によりダンジョンの負担を削れる安さがある。但し拡張には”実際の拡張工事”と”ダンジョンフロア指定”の二つを行いダンジョンを建築できる。ダンジョンフロア指定された箇所にのみルームは設置できる。当然実費だが、そのかぎゃ素材などを消費する事で、費用をさらに軽減可能で再建築も容易だ。ただし問題は”実際の拡張工事”の部分だ。実際にスコップ持って掘らないといけない。


 これが…現在イベントで使われている全ダンジョンだ。が問題はここから。

「向こうの言い分だと、ダンジョンは出入り口から1km離した商業施設か公共施設のどちらかに入り口を作り、そこをそっちに連絡後に交渉人がそちらに向かう…でいいんだな。」

「そう聞いてる、航空写真地図付きでだ。」

「…それ、きつすぎるだわさ。」

「どういう意味大?」

「東京は基本全部地下鉄とかが張り巡らされて、向島にダンジョンが出来ているのも公園だから運が良かったというレベルで拡張性が0の立地だわさ。ダンジョン作れば必ずどこかの地下鉄駅か地下のある建築物に

ぶつかるだわさ。」

「は?」

「で、しかも入り口周辺は全部公園でかつ、自衛隊が見張っているだわさ。そうなると、穴をあけつつのダンジョン建築は無理だわさ。まずダンジョンでは東西南北の確認はできないだわさ。なんといってもダンジョンに確認する方法が無いだわさ。」

「あ…。」

 ダンジョンは

「そうなると、まず異界型に変えてもいいが異界型だと出入口制限がきつすぎる。」


異界型は フロアのルームをつなげる形でワンフロアとなりそれがレベルごとに違う。ダンジョン毎にルームの高さや縦、横を変更してよいが、出入り口は双方必ず”ダンジョン領域”に無くてはならない。しかも個数で管理される。現実型の出入り口は”面積制”で規定面積までなら何個でも出入口が作れる。超えた場合もDPの割合ロストという欠点だけで済む。ダンジョンの接続点がダンジョン領域でなくてもよい。その為ダンジョンだけで生活するなら現実型となる。但し、拡張が容易く、かつ出入口以外は地面などに何の影響も及ぼさず撤収も移動も簡単にできる。という特徴もある。

「…今回のルール上ダンジョン領域の購入は禁止だ。だから異界型はダンジョンの出入り口の拡張ができない。異界型への変更が可能かは不明だが、難しいだろうな。」

「現実型は洞窟を掘る専用のスポナーか、またはダンジョンモンスターが必須だわさ。しかも現場監督が無いなら、拡張性も不明だわさ。まあ、井原じゃないけど、あんただと修行しても無駄だわさ。前提が揃っていなさ過ぎて修行しても何にもならないだわさ。」

「そんなにきついのか、今回。」

「交渉という関係上、向こうともう一回一対一の交渉が欲しいだわさ。なので、こっちから別の手を考えるだわさ。」

「は?」

「今回の件はアチシ達も好機と判断しているだわさ。この現状を打破できると考えているだわさ。そっちからの情報と報告が本当なら…はっきり言ってアチシ達のダンジョンはもう…兵糧攻めで死ぬダンジョンだわさ。それ位なら起死回生の一手がある方法を選ぶだわさ。」

「あんたら…。」

「だから、回答は…そっちのダンジョンの位置を教えて欲しいだわさ。それを確認後そっちに使者を送る。それでいいだわさ?」

「何考えてる?」

「こっちで拡張するのが無理なら、まだダンジョンから透明になって逃げだす方が簡単って事だわさ。」

 そう言う鳥海の決断の速さこそが遥には脅威に映ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ