7-8 株式会社”山岳同盟”
食事が終わり…落ち着いたところで…どうも彼の部下らしい虫たちが来て…そして…その彼らのために少し柔らかい木を出して食事を配備、そして今は雑貨店の中にいる。ついでにこっそりそこの改装移動の扉に制限を設置、ダンジョン住人以外通行不可にした。神様?勝手に通るだろ?
「本当に雑貨店なんだね。」
軽く雑談する用に椅子を三つ置き、部下二人と座らせている、
「はい、売り物は食べ物多いですけどね…。」
「いっぱいお野菜―。」
「高いんだよね。」
一応生鮮食品は七海たち楽園だが実際高級品が多い、ここでは銀貨で販売のちょっとお高いが、普通より安い値段だ。
「そういえばぼくたちは金かとか銀貨持ってないよ。」
「あなた、DPにしなさい!」
「ミリーは無茶いうにゃ。」
ミリーちゃんか、結構つんつんしてくるな。
「ここでは冒険者ギルドの入会もやってるんですよ、そこで、DPから金貨への変換と、そこから銀貨への両替もやってるんですよ。
「その金貨銀貨はどこで使えるんだい?」
「これの本店がある大陸ですが…ダンマスには勇者がはびこる大陸と言うとお判りでしょうか。そのギルド製です。」
「あれか…魔王軍って奴か…。」
「はい、このカードは魔界でも使えるので、作るのはおすすめします。」
本来は諜報機能があるのだが…それはハーリス経由のみで使えるので、今はギルドに情報は送信されない。
「じゃあ、神様がギルドに卸した?」
「でしたっけ?」
「まあ、分かんないけどそんな感じ・・。」
思いっきり酔って寝そうな顔だな…。
「ハーリス、すまないけど、神様、僕のベットでいいから…。」
「私のベットに叩き込んできます、で私が…。」
そういう間もなくヨミが引きずり…ハーリスが抱え、神様を奥の部屋に運んでいく。
「ですから安心して、まあ向こうはワークギルド、こっちが冒険者ギルドですけどね…。」
「へぇ…。」
「ただ、入会の手続きとして、鑑定されて、データが送信されます、よろしいですか?」
「構わない。いい?ミリー。ニャーコ。」
「いいわよ、」
「いいニャ。」
そう言うと僕はギルト発行機に手をかざし、金カードを1枚、関係者用カードを2枚発行する。
「これに血を垂らせばOKです、ない場合は言っていただければ、魔力紋登録でカバーします。」
「そんなのあるんだ。」
「ただ、マスターの登録後でないと、この部下専用カードは出せませんので、ご注意ください。」
「分かった、じゃあ、血を垂らすよ。」
そう言うと腰からナイフを抜き浅く切る。そしてたれたちをカードに擦り付ける。手慣れた感じだな。
「これで完了です。このカードにはフレンド機能、DP変換機能、依頼受注、発注機能、SNS検索(勇者込み)、後鑑定偽装機能、メール機能等があります。細かい仕様は、そのパネルのメニューの
書いてある所を触って、メニューを出してください」
「勇者SNS?]
「はい、このカードはギルドに来た勇者にも発給されます。そして、”勇者”並みの待遇をあなたが受けれます。また部下にはこちら、通信機能付きの偽装ホワイトカードです。」
「偽装?」
「金カードはいわば、元の世界の私の大陸では”勇者”待遇となります。それにはモンスター討伐数によるカウントで報酬がもらえる機能とか、様々付いてます、パーティ組んで経験値分配とか
可能です。」
「なかなかに多機能だな…でもモンスターはダンマスが出さないといないんだろ?」
「それがこの世界の地上では普通に沸きます。そこで稼げるって事です。また、この討伐ポイントであるGPでもDPショップがご利用できます。ついでに自分と所属が同じダンジョンのモンスターは
カウントされせん。不正防止ですね。」
その言葉に3人は衝撃が走ったようだ。
「パーティの時はパーティ資産とかの分配後、使用できますし、取り分は倒した段階で自動で入ります。のでとりっぱぐれがありません。」
「そりゃあ、これ見たら、自慢するやついるわ。」
これ、ダンマスSNSでも有名で、”俺、魔王軍に入っちゃった”とか言い出して、ギルドカード見せびらかすやつがいるのである。これも500万DPでやる遊びである。
「上司に遊びに行ってこいと言われたがこれは…いいな…。」
「上司ですか?」
「ああ、俺は”山岳同盟”のマスターでね。で俺の上司のというが攻められたところ救われたんだけどさ。で、そのトップのリーダーと契約して、で俺たちは働いてるのさ…。」
「へぇ…。」
面白いシステムしてるな…。会社みたいなダンマス組合か。4人マスターで編成された…山の地域のマスター連合だな…。ランキングは低いが、同盟自身が少ないので、現在3位とか大きめだ。
「で、そのトップが俺にこれ使って休暇取れって言うんだよ。できてみたんだが、思ったよりいい所だな。」
「そう言って頂いてありがとうございますが…どうします?」
「ん?」
「これは討伐しないと稼げないんですよ」
「だよね…。」




