29-96 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 機関と報告と科学的検証
東京大学のダンジョン学教授たちは普通に帰って、私達はお通夜のように黙って相場ケミカルに帰ります。大体3年半ぶりの本社です。そこに入って、そこには社長がいて頷くと、一応…なんか機械かざしてチェックしてます。
「あの…どういう事態ですか?」
ここまであまり発言が少なった近江さんは手を上げた。
「…座って、話すわ。」
「まあな。なんか調査して欲しいという事で、わざと報告しないで空気サンプルとか取っていたぞ。後食事も。」
実華原さんもだ。
「ありがたい。サンプルの研究を行う。」
そう言うと、社長がスープ貰って奥に向かった。
「出来れば。」
「…ここでぎりぎりだと思う。」
「そう言えばここ、あれだよな、なぜか窓が無い部屋だな。無菌実験室か。」
「ここでないと…怪しいからね。さて、今回来てもらったのは、あのダンジョンで研究のデータをこっちも貰うための物で、分けてもらったでしょ?向こうが持ったデータの偽装を政府がしないための物よ。」
「あ…。」
「ああしないと、大方向こうのデータを
「そう言えば、向こうは空気調査はしなかったな。」
「ダンジョン学の多くは”考古学”で、科学的調査を行っていないのよ。だから。今回の調査が欲しかった。」
「…でも俺達でなくてもいいのだろう?」
「今後も調査してもらうためのメンバーとしてあなた方にダンジョン関連の物品の科学調査をしてほしいの。」
「その為ですか?」
「まあね。後社長もこの件は会社が会社の命運を握ると思ってる。」
「向こうで調査させておいた。話を聞かせてもらう。」
社長が帰ってきて映像などの検証を始めた。




