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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-85 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 ダンジョンよもやま話

それから、私はそのまま時美さんの車に乗せられた。当然廻しは持って行く…前に実験を行った。下駄を履いてどこまでのパーセントを維持できるかだ。下駄とスーツだと(12%)になって、廻しとシューズだと(0%)だったからまずは下駄が必須なのが分かった。そして手袋もつけて、下駄とスーツと手袋だと(2%)になる。そして実際の調査で分かった事だ。ついでに実際スライムを叩い力の入り具合で、確認した。

『そう言う衣装が関係する職業を見たことが無い。』

 んで、当然やりました。廻しと素足なんだけど…当然上半身も脱ぎました。そうした所(95%)とでた。これでも5%足りないらしい。こうなると意味が分からない。

「でも素足でダンジョン歩くの?」

 時美さん及び、今回の検証に楢原や大沢さんは来ていない。私が脱ぐ予定あったからね。

『…大丈夫だと思う。ダンジョンは汚れも食う。だからダンジョンに入るとトイレに行かなくてよくなる。が、これは腸の機能を弱める。ダンジョンに住まい、ダンジョンに生まれたもの以外はダンジョンに長期間住むことは推奨されない。正確には、どんどんダンジョンに取り込まれていく。聞いた話だとダンジョン外ではステータスも機能しないのだろう?そうなればダンジョン内の方が住みやすくなってしまうだろう。』

「…あんた、ダンマスなのに、ダンジョンに住む人が嫌いなの?」

『一家総出で済むならいいのだが…それでも例えば盗みを働く一家なら断りたい、モンスターであっても、狩られる運命だったとしても生き物だ。感情もある。記憶もある。一所懸命に生きる生命だ。だからどっちにも与する。それにだ。実は腸の働きが弱くなると、食べ物がどんどんいらなくなり、人間の感情が消えていくらしい。食べるという刺激が無いと人間は人間らしからぬらしい。だから食べ物を食べ、消化している人間の方がより我々には貴重になるわけだ。だからダンジョンから出やすい。又は出れる範囲の探検を推奨している。』

 なんか、かなり深い話だ。そして、そう言われてから、通路に出てみると、確かに体は軽く通路の流れからかなりのスピードは出ているらしい。が、うん、色々すーすーするし、ノーブラが意外と体の痛みを生む。だから上半身裸は裸で不味いって事だ。一応言っておくと、私にもブラが無いと痛い程度の胸はある。と言っておく。

『ふむ、それは…なんだ?』

 それは帰ってきてブラを付けているときにだった。

『胸を固定して動きやすくする下着でブラという。只形に合わせた者でないと、逆に胸を締め付けて痛くなったりする。』

 言語化が難しいのでその辺は身振りと、登録を交えて会話している。

『それが欲しいと言ったらどうなる?』

『どうしてだ?』

『わが…同胞に女性が多い。わが地域にはそう言う便利な物がは少ない。だからこそ欲しがってはいけないか?』

 エルマさんも思うところがあるらしい。が時美さんも考えていた。

『いくつか条件があるけど提供してもいい。ドロップに対する知識だ。どうしてウサギはウサギ肉をドロップする?』

 その言葉にエルマさんも考えていた。どうもここが確信らしかった。私も思っていた。

『その答えは後日でいいか?大方、重要な箇所だ。そしてこれを他人に語ったことはない。』

『無理にとは言わない。よく考えて欲しい。』

 時美さんもそこで止めることにしたらしい。でもなんでウサギがウサギ肉をドロップするのかって事が確かに謎だ。

「利益が出ますもんね。」

「というより、ダンジョン庁の調査だとドロップアイテムなんてなかったんだ。だからこのダンジョンだけが出る理由が分かれば、交渉材料に使える気がしてね。」

 時美さんも不思議そうに床を見つめる。

「交渉材料ですか?」

「ああ、いずれ私とかを追跡していずれ…ここがばれる可能性があるとみている。それまでに連中に思いとどまらせる材料を探す必要がある。」

 結局ばれるのか?

「それにこれと同じダンジョンが19あるわけだ。当然そこもいろんな形に動く。足も付くだろうよ。」

 ダンジョンはどうにかなってもいいが…せめて私は死にたくないからね。

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