7-6 NEO雑貨店 浮遊島支部に最初の来客が、
「で、私はここでしばらくショップの店員してるからさ…。この空間しばらく監視してる。で、これに伴い、作業こっちに持ち込む、」
神様はそう言うと、”NEO雑貨店”カウンターに座る。無論、トレントたちは引き揚げさせた、後今ハーリスとエレノアが、進化派生として獣人の作成を行っていた。動物をエルフと融合さ
せそれで、”獣人(戦闘型)”と”獣人(魔法型)”、”サテュロス”、”ケンタウルス”の作成をしてもらっている。ついでにダークエルフ派生に魔族。シティーエルフ派生にドワーフを置いた。
これによりエルフを極めれば亜人系基本全部コンプリートになった。これでもう”エルフ”無視して捨てる選択はないだろう。ついでにこれに伴い”ドワーフ””獣人”は上位種族となった。
「作業って…場所いる?」
後魔族も。魔族と言っても目が紅いだけでほぼ人間であり、種族にレベルが付くだけという…。あまり変動のないものになった。職業付くけどこれで亜人系が完成。エルフだけが普通の中位である。
がそこは基礎種族の宿命である。そしてこれによりやっと!…エルフツリーが完成した。ファクターは神様に任せた。ノーカウントである。
「私くらいだと、ぼーっとしてても、内部で処理しているから大丈夫よ。
後、うん実はもう一個分かってることがある。…10万合成…そんなもの無かった…なんでって…。僕が作ってないんだから無かった。強いて言うなら、エルフ×10万でジャイアントエルフ(オチ担当)とかいうネタができる。…作りました。けど絶対使わないぞこれ。はともかく、範囲縮小に付き狭い島に雑貨屋一件、あとルールの関係上でなぜか置かれた”ギルドカード作成機”である。
「とりあえず、ハーリス3を置いておきます、商品はその子に出させてください。後、品物はこちらで設営します。
「分かったわー。ここでエレノアちゃんの処理しながら、暇してるからさ…暇あったら来て。」
「すいませーん。」
ん? 外を見ると数人の男女がいる。あ、そういえばここ、観光地で、実はチケットに最近”大都市からスタート、ランダムからスタート、浮遊島からスタート(ただしほぼ出れない)”とか出る
ようになったの忘れてた。という事はランカーか、それか…。
「ここが浮遊・・・えぇーーー!」
いきなり入ってて来て即驚くとか失礼…でもないか。だった。
「やっほー。利樹君。」
「知り合い?」
「一応全員、ダンマスと勇者は私と会った記憶はあるのよ。こっちに送った人。ちゃんと面接したね。」
その声に…周りの…女の子たちが不思議そうにこっちを見つめる、
「誰よ!」
「知らにゃーい人?」
「神様だよ!ここに呼んだ人!」
分かってるなー。入ってきた男は青年だろうか。僕よりは老けてるが、大学生くらいだろうか。で、その脇に二人の女の子がいる、
「いらっしゃい、ここで唯一人が住んでる…。”NEO雑貨店”だよ。」
「というわけよ、いらっしゃーい。」
神様が手をひらひらする。本当は数件人がいる集落だったのが、今度の変化で狭くなり、家一軒分しかなく、こうなってしまった!寂しい…。
「て事はダンジョンの運営ってもしかして神様?」
「うん、ただ管理は他の子にやってもらってるけど、私もちゃんと管理してるよ、安心してね。」
「安心できねえ…。」
青年の落胆から、この調子で話してたのか、他の人も。
「ついでに根性出せばここから降りて、ゲームスタートできるわよ、ただし普通は死ぬ。対策しないと。」
「でしょうね!」
「いや、ここでなんかいい写真が取れたって聞いて、浮遊島来てみたんだけどこんなの。」
それは例の浮遊島バーベキュー写真である。ついでに”教授”は便乗して帰っていった。ただ、認識阻害の様を見てしまった彼はもう…いやあの人タバコ取りに来そうだ。
「それはここよ、ただし、あれから魔界改装してね。で、調整中だから、今はこんな感じ。」
それはこの建物以外あまりない、木があり動物もいるんだよ。一応ウサギぐらい、そして小さい山と川もある、ので、生きていくことはできる、
「僕から言うのは、ここに来た人は外から来てた。飛んでね。モンスターにそういうのがいるから、それを使って来てた。」
リューネとコクヨウである。それに乗ってだったかなお姉ちゃんだったかな…。
「そうなの!}
部下だろう一人は猫のような丸っこい顔で、一人はキリッと鋭い…エルフだな…。
「で、この世界に来たのは、初めて?」
「はい!」
「ようこそ、魔界へ。」
「おおー!」
本当はギルドでこの話をするとギルドのマスターを呼んで、ダンマスにこの話をするんだが、僕たちがするしかない。
「神様、説明…。」
「めんどい、あんたがして。」
「やっぱり、」
呆れて僕は傍にあった椅子に座る。ハーリスが分かったように奥から椅子を持ってきた。
「とりあえず、映像欲しいだろうから…。コアは連れてきた?あれに一応映像保存機能ある、ないと保存して持って帰れないよ。」
「それはいいかな…僕としてはこの子たちが行きたいって言っていたから連れてきた。」
「じゃあ…あと20日ほど暇になりますけどいいんですか?」
「え?」
「この魔界は向こうの10倍で時間が流れるんです。一応は行ってきた出口行けば戻れます。が魔界では何もしないで一〇日経ちますよ、このままだと。しかもこっちは向こうの48時間一日ではなく
24時間が一日ですよ。」
「えー!!!」
二人の絶叫が重なる。
「そんな事になってたの?」
「じゃあ、あの写真は?」
「だから、飛んできて、ここ見つけたって奴ですね、で、ギルドカード作るとここスタートになりますので…降りる手段考えないとここで魔界リゾートして終了ですよ。何もしないでダラダラ
って奴です。」
その言葉に全員が絶句する。そう、僕があれ見た時に思ったのが”浮遊島から始まる”って奴はトラップだなって思ったって事だ。テント持ってこないと住めないし…しかも家の数は増やせない
だから、彼らにテントを張ってもらうしかないが、ダンマスがDPショップに”テントセット”なんて作るわけがない、
「パラシュート作れば行けるんじゃねぇか?」
「ただ、高すぎてしかも位置狂いますよ。とりあえず外行ってみましょう。後ハーリス、肉出して、あとバーベキューセットある?」
「一応商売用バーベキューセットはあります。ただ、上位版は作成してません。」
「3人だから、3人分、普通でいい。いや4人分だ、神様の分も頼む。」
「はい。」
そう言うと、ハーリスが奥に…ヨミも付いていった。




