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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-68 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 ボタン一つで

そして戻ってくると何故か大沢さんが慌てて…ダンジョンの斜面のギリギリの場所にエルマさんが立っていた。そして、その手には箱が握られていた。

『来たわね、ここがあの女のハウスね。』

 え?

『ともかく、今回の件で伝えたいことができたの。』

 どうもエルマさんは箱を押して音を鳴らしていた。が、音の出所が分からない。

『まず、どうもダンジョンを潰されすぎて、運営本部が動く話が出てきたの。』

「は?」

「運営…本部?」

 頭が情報過多でパンクしそう。で、説明がかなり長い上に、聴いているだけなので簡略化すると、海外でのダンジョン及び近隣でダンジョンを潰され過ぎたダンジョン側は上層部(ダンジョン運営本部)に直訴した。そうしたところ、いくつかの変更を容認した。そのうちの一つがダンジョン資本投下一部容認。だそうだ。単純に言うとダンジョンが使える費用が足されるそうだ。そして、それと換算レートが変更され殺人側の報酬配分が上がることになった。

『1、ダンジョンは日本国を侵略する意思はあるのか?に関してはダンジョンマスターはダンジョンの外に出る事が出来ず、ダンジョンは移動できない。だからどうしようもない。そして9割9分この世界やこの土地を選んだ理由は偶然だ。自衛隊員の失踪は関係するかに関しては調査したところ、あるダンジョンで成功した疑いがある。有名なダンジョンマスターで”魔界建築家”の異名を持つ者ではないかと思われる。、そちらの言語の簡単な本などはあるかに対しては本自体が、まだ未発達で、最近作成し始められ識字率の上昇を計画している、私はそう言う意味でもかなり有能な物だと自負している。そして2回目以降のダンジョンマスターは”日本”という名の国をターゲットにして行動を始めている。古代語に記述があったからだ。』

 最後のこの話を聞いた時に、私達の顔は青ざめた。古代語に日本の記述がある!?私が何かをしゃべると、エルマさんは首を横に振った。

『私含め、古代語は理解できないし、習得を何回も試みたが不可能だった。ダンジョンモンスターと言語は通じないと見て言い。だから、ダンジョンが滅ぼされるのに…私達は何も感じない。が私達は抵抗する意思もない。が、ダンジョンの抗争はどんどん火力を増していき、攻略不可能ダンジョンが増えるだけになる。もう、銃殺されることが分かったからだ。だからこそ、私達はそのダンジョンとは一線を画す立場だと言いに来た。』

 というか、この声幼いな、かなり。

『これと同じ、ボタンを押すと声が出る魔道具を用意した、地上で使えるかは不明だがダンジョンでは使えるはずだ。そしてそのボタンの発音する内容をボタンの傍に彫っておいた。ただしこの魔道具は最大充填してもどこまで持つかわからない。がこれをダンマスに使えばある程度穏便に済ませられる可能性がある。また、ダンジョンの侵入者が少ないなら当然ダンジョンが注目をしているから、その時にこれを使えば向こうもアクションをするはずだ。これは今までの…私の生活を充実させてもらったお礼だ。できれば、今後もこう言う取引をしたい。』

 そう言うとエルマさんは手の平から何かを取り出した。それは箱だった。それを入り口に置くと、エルマさんはダンジョンに帰っていった。

「見てみようぜ。」

 そして私達はその入り口に箱を置いたまままずは文章を呼んだ。

『私達に戦う意思はありません、また交渉の意思はありますが日本語しか喋れません。その為上位の者に連絡を取り対応を日本語の文面を入り口に設置して回答してください。』

『はい』

『いいえ』

『それは何ですか?』

『(相手が怒った時に使ってください)この箱はある上位者の連名による署名の入った声明です。この箱が2週間以内に元のダンジョンに戻らない場合、この箱の所持者が戦争を仕掛けたとみなします。』

 …かなり5番目は使いたくない。というか2週間しか時間が無いのか。

「かなりの信頼だな。これは…。信任状だこれ。」

 楢原も驚いていた。けど箱な理由もわからなかった。がボタンを押すと音が出る箱自体向こうにとって貴重なんだろう。

「楢原、ガチ開けようとするなや。」

「だって、何処から声出るか不思議じゃねえか。」

「そうですよこれ。かなり重要な物ですよ。」

 大沢さんも止めるが、確かにそうだ、これは貴重品だ。

「というかこれ…言語学とかの逸話でも見たのか?かなり的確な箱だぞ。」

「どういう事?」

「この箱はこっちがこの箱を持って喋れば、こっちで辞書作れるかもしれん、翻訳アプリとかでな。」

「そうなの?」

「ああ、俗にいう言語学の教本に書かれる三つの主要言語だけが発音できる機会だ。何?はい、いいえ。これだけ分かれば、後はこっちで録音して辞書が作れる。向こうもわかった上でのものだ、…かなりいい物があったみたいだな。向こうにとって。だけど…。」

 そう、私たちが隠すのに成功しないと、このお宝もヤバい。この相手はこの箱を奪って滅ぼす可能性もか分かった上でこの箱作ってる。かなり頭いい。4番目はこっちに対しての脅しでもある。確かに日本において2週間以内に戻れない山奥はない。海外には出れないけど、これが例えばダンジョン外で破壊された時はこの箱の残骸は戻せるし、

「だけどさ、やばいよな、ここを守らないと、不味いだろ、これ。」

『そう思う。』

 こっちにかなり配慮してもらっている。言語を理解できないとはいえ、かなりの進歩だ。が、それがこっちに重圧みたく肩にのしかかる。風前の灯火なのだ、ここも。

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