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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-65 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 ダンジョンは益か不利益か

 日本には友好的に親日国や情報源となる組織、企業駐在員などがいる。そこからの一報こそ…ダンジョン発生の始まりだった。それは世界35か所に及ぶダンジョンの発生だった。ダンジョンが日本にできて

”災害”認定され、一説には東京にもダンジョンがあったかもと考察されるこの現状においてダンジョンとは”危険生物の住まう危険地帯”だ。ファンタジーみたくドロップも落とさない。そうなると当然。ダンジョンの発見は即”破壊対象”となった。軍隊が乗り込み手りゅう弾によるモンスター除去。ボスモンスターを横一列の一斉発射による蹂躙。そして数時間しないうちに…日本が知りうる中で17個のダンジョンは壊滅した。そのほかは辺境だったり”無政府状態”の箇所にできたため、政府による確認ができないという事だ。そしてその1時間後ぐらいに日本でもダンジョンを発見。後悔した。日本においては災害のデータ公表を狙ったが他の国は”国民党坊”や株価関連の為にダンジョンができた事は”公表しなかった”。日本では公表したのは…東京スタンピードみたいな”大規模災害警戒”をするための物だ。その為、閣内でも当然…破壊可能と知った上で意見がまっぷだつになった。

「は?福岡型の奥に異世界人?」

「そうだ。それは公開していない。言語が通じなかったからな。そこで交渉法などの取りまとめ中に突然ダンジョンは消えたんだ。だから…ダンジョンは不安定な物だと思っている、今回の情報はかなり大きい。

どうも”古代言語”として日本語が残っているなら、同一か不明だが交渉は実績もある…ただし…ここが山奥過ぎて、公開は絶対されない。」

「あ…。」

 そう、ここまで車の2時間はかかる山奥のぽつんと一軒家と言っていい環境だ。はっきり言って

「…で、大方政府はここを隠して…お前らを殺すか、闇に消すだろうな。」

「え!あ?」

「姉貴でも一緒か。」

「ここが他国に知られるのが一番まずい。ただいまのところこのウサギ肉しか出ないが、交渉次第で何でも作れる工場にもなりうる存在だろ?育ったところで国ごとって考える国家いくらでもあるぞ。」

 その言葉に全員がぞくッと来た。

「で自衛隊の方も職業システムに混乱していて、制限解除とダンジョン破壊で閣内が決まり切っていない。只ドロップが無いというのが…破壊に拍車を掛けさせている。職業の力もいずれ…ダンジョン内なら強くなるって犯罪犯してダンジョンに逃げればダンジョンで勝てるとか思われると…犯罪者が絶対増える。むしろ拠点に狙う情報過ぎる。」

 そう言えばそうだ。ダンジョン内で無双できるなら…ダンジョン内で警察を倒せばいいって考える奴もいておかしくない。

「ダンジョンの公開、又は法的整備方向が10年たっても安定してないんだ。職業が無いなら、警備会社限定公開とも考えたが職業のせいで混乱の極みだ。まさか更に転職があるとも、そしてレベル以上減があるとも分からんかった。…だから、いま混乱してる。」

 混乱。私達の予想を通り越す内容だった。これでは公開はずっと遅い。

「…となると、この書類が他国の馬鹿にわたる…公開なってもってのほかとなる、しかもダンジョンマスター側の情報が多分にある質問回答だ。それを知った上で…ダンジョンが今後来るなら勝てるか分からん。今後は絶対対策考えてくるからな。」

「でも政府にも?」

「…大方情報の動き方次第で、私の上司もそうだが…頭が足りん奴が絡むとそこからリークされて詰む。だからそこは偉い。そして、私に上に伝える・・・伝手は無い。地方官庁の課長クラスにできる事なんてないよ。」

「姉貴も情報持ってくるじゃん。」

「あれは合コンや懇親会に来た自衛隊員を酒で接待して聞き出したんだ。しかも今は箝口令入ってる。変に開放情報とか出回って、恨まれると対処がめんどい。」

 うっワとか、ガチで思ってしまった。今凄い状況なんだ。

「特にダンジョン関連の裏の問い合わせで。地方のダンジョン庁の職員を中央に戻す話まで来てるんだ。その暗い世界が動いてる。潰した国も多いが、それも日本が情報を隠したかもしれんって考えた国も多いんだよ。」

 ガチ疑心暗鬼かよ。

「ただ、これによると、職業のデータのために一般開放したダンジョンとかあれば資源なしでダンジョンが物を作るかも視点。戦闘なしで物が作れない原理は分からねぇがここはそう言う意味で貴重だ。」

「姉貴は出世のために売るかと思ったよ。」

「あ、そう言う奴は大抵後で事故死すっから。やらん方が幸せってね。」

 うっワ、絶対嫌だこんな職場。死ぬ危険性のある事務とか辞めたいよ。

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