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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第5章 ???の章(タイトル公開は章終了時)
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7-3 エレノアの帰還

 飛び散った液体。そして店の中はぐちゃぐちゃとなり…。そして、何もなかった。

「さすがに私が大見得切ったけど。これはないわ。」

 神様もあわてて服をハンカチで拭いている。

「何が起きたんだ?」

 流石のヨミも信じられない顔だった。が、ハーリスは冷静だった。

「最初は予想付きます。エレノアさんがナオにあって抱きついたんでしょう。但し、ナオには説明してませんがエレノアの身長が問題でした。普段は全力で変形してるのですが

本来は”25Km”あります。まあ、シーアも本来の身長はおかしい身長でしたが、エレノアほどではありません。」

「え?」

 何その巨大生物。あの時は身長200mくらいだったよな、あまりに大きくて、背景狂ったかと思った。

「修業時代、シーアは頑張ってアイランドジェリーフィッシュを一体のみ込むのが限界でしたがエレノアはそれを数体は食い散らかしていました。そして、吸収していきました。」

 吸収の特性に”体積の吸収”がある。それで…。でも25kmとか、どれだけ・・。

「で、それで抑え込んでいたところにリューネのLVリセットがかかりました。で大方私がチェックする前なので不明ですが、バグが出たのでは?」

「そうなのか?」

「やる前に神様に引きはがされたので、何もない事を祈ってまいた。体調が悪いと聞いてこの可能性が思い浮かびました、調整しつつ再レベリングできればいいのですが…。」

「凄いね…。」

 エレノア…。

「ただ、次の爆発に関しては不明です。貯め込んでいたのでしょうけど…何が起きたのか。」

「確認中…そっちの入り口開けてくれる?魔界に一度彼女を叩き送る、でもとの身長に戻す。」

「でもバラバラに…。」

 そう、店内はエレノアの破片で…。

「そこは大丈夫、その液体全部掬っておけば復活するって、ただし…魔界のほうの地形変更で隔離地帯作って。でないとあぶない。」

 急いで……タブレットをいじって、魔界の配置を隔離編成に移行…よく見ると遺跡ダンジョンの位置まで編集可能だ…これ…。かなり便利になったな…。で、ダンジョンの数が…多い。

レベル7ダンジョン、レベル6が6つ、5が30、4が120…多すぎるだろ!、取りあえず、隔離地域からは切り離して。浮遊島は周回中だから…。

「そういえば、ジオフロントダンジョンでルールが二つ追加ね、一つは合成、一つは”ブランク”。合成は、ナオ君のやっていた周囲で囲むと。レベルアップって奴それをやると用地のあまり分を圧縮して1ランクアップするよ、ただしアップするのは固めた要素分ね。で、もう一個が”ブランク”空のパネル特性で”指定したフロア”をなかった事にする。でその無くなったパネル箇所分の倍率だけ面積が減少する。これで大きすぎるという悩みはなくなる。で、このブランクのパネルの最大個数は(6×隣接エリア数)現在は21パネル。」

 流石チュートリアルさんだ。いやいや。言いながらずっと神様、エレノアを回収しているからね…。

「で、これこの格納した21パネルはダンジョンとして活用できる。固めるも、分割も自由。で、この中に遺跡を入れてもいい。ついでに遺跡の入り口の大きさはダンジョンと一緒の5×5mね。」

「遺跡ダンジョンってブランクに封印可能?」

「可能。出ないと制御できない。大方そのままだと、スタンピードだけで都市が壊滅する。でブランクの設置位置は”ダンジョン”ならどこでもいい。」

 ん?

「これもしかして、”他人”でもいい?」

「よく分かったわね。他人でもいい。但し、そのエリアから隔離エリアの者は出ることができない。だから攻撃には使えない。今回は実は依頼に来てるのよ。が報酬は先出予定だった。」

 そう言うと、ビンにエレノアを詰め…神様は地下室に歩いていった。あそこには一応魔界を維持するために置いてある魔界とのドアがある。ついでに入り口は”浮遊島”に設置した。”

そこで、一か月の間に向こうの村に行き説得して、”NEO雑貨店”を開いてある、ついでに3号店である。今でも僕たちに化けたトレント達が仕事してる。神様の後に付いていくついでに簡単には編集してあり、周回の浮遊島を隔離地域に設置、周りを水平線が見えるほどに先の位置にしておいた。そこに瓶を開けると…エレノアの姿が戻っていくが…なんか違う

「エレノア…大丈夫?」

 その声ゆっくりと立ち上がるが…その姿はいつもの母親然とした姿でなく…若い女の子という外見があっていた。

「はい。ナオ…。」

 そう言うとゆっくりと歩いて、ナオの前で片膝をつく。

「今度こそ、二度と離れません。お傍においてください。」

「僕にとってエレノアは片時も離したことはない、そこの神様に言ってくれ。」

 そう言うと、僕はその場にしゃがみ、一緒の目線で答える。ヨミの時もこうだったな・・。 

「だって、育って欲しいじゃん、ナオに10分離れただけで不安症になるなら、仕事できないじゃん。だから、慣れてもらった。本来はその程度だったはずなんだけど…ミスがたたってね…。」

 神様がばつの悪い顔をしてる。

「そうなの?」

「10分は長すぎます…。今は…すいませんナオ。一度我儘よろしいでしょうか?」

「ん?いいけど?」

 そう言った次には…

「ましゅたー!!」

 …ぎゅっと抱きしめられていた。いや、いろいろ柔らかい…とまでしか言えない…。

「ましゅたー、あいたかったー!」

 やっぱりエレノアだ…出会った時の…エレノアだ….

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