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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-47 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 交渉と攻略

 それから2時間かけてみっちり講習。そして改めて知った…ダンジョン内ではスマホは通じない。いや普通だろって思うかもしれん、が楢原は実験していた。どうも直線なら通じるらしい。が曲がると壁の反射の時に乱反射で周波数が狂う。だから直線にしか通じない。これはドローン偵察機も一緒で、壁向こうでは映像が乱れるらしい。但し乱れるだけで、強めの波長を当てれば何とか通信はできる、ただしこのダンジョン数か所に折り返しがあり、そこでダメになるらしい。なので、基本ダンジョンでは携帯は通じないし、ドローンも大部屋化、すぐそばでしか使えない。但し浮かせた状態なら目を離しても消えない。それを利用したドローン開発にこのトッシー君の出番だ。ドローンのプログラムにはある程度プログラム言語とかの知識が欲しいが…それがこのメンバーでは全滅だった。当然プログラマーは貴重だ。どこをあたってもいなかったらしい。が、社長の姉の息子が引きこもりで、…会社に引き取って欲しいとの打診があった。んで、一応面接に行くと、どうもゲームの改造とかでソコソコプログラムができるらしい。ならプログラム言語を覚えてもらいプログラム担当になってもらった。

むしろ本題は、姉がおもちゃで与えた”3Dプリンター”製のフィギュアにある通り3Dプリンターのオペレーターだ。これを微調整には大沢さんが動く。

「分かった。ダンジョンで遊んでいいなら…でも4Fが…ゴブリンか…。」

「かなり飢えているので…大方気が付かれれば…場所によっては襲ってきます。」

「見ました。」

 映像を見た。3人の感想は、あれを殴って手袋だけで済まそうとか、私がおかしいと言われた。

「普通の殺人鬼でもあれはしないわ。死体がないから、罪悪感ないけど…嫌でしょ。」

「寝込みましたよ。というか、場所が場所なんで、死体の感触と一緒に木の感触が来たので‥‥木を叩いたと思ってます。今でも。」

 ゴブリンの怖さ分かっただろ?


 んで、社長が戻ってきて。3Fに今度は大沢さん、楢原、社長、社長の奥さん、トッシーの5人パーティで稼ぎに行くことになった。ついでに楢原はウサギ肉の持ち帰りに何かできないか考えているそうだ。

 どうも楢原がレベリング中に、ウサギ肉は結構出たらしいがそれを持ち帰れないので、その方法を考えていた。これが…

「実は魔術師になってスキルが来たんだが…それが使い勝手が微妙で荷物を持ち帰れなかったんだ。」


リスキルポケット(職業系)

魔術師のレベル個分の手のひらに収まる大きさのものを異次元格納できる。出す時は収納した順番の逆順にしか出せない。また出す時に掌が誰の目にも見えてはならない。


 だそうだ。ガチかっこいいじゃん、

「んで銃を頼んだんだ。但しこれ、ダンジョンでしか出せない上に…レベルが上がらなくなったんだよ。どうも、手品の魔術師らしくて。」

「いやこれ。」

渡したのはエコバックだ。

「これ、ほら、持ってけ。で、荷物持ちやってこい。」

 たためば手のひらに収まるだろ?

「ま、そうだな。そうだよな、取引先とか社長に荷物持ちはまずいか、行ってくるわ。」

 そう言い、みんなは行ってしまった。私は…服装も絡むので、行きたくない。みんなが行った後に日課のダンジョンの隠し扉の確認…手紙を置きに来たのだ。内容は要約するとこんな感じ。

『1、できればセーフティエリアの設置と、そこでのアイテムの吸収をやめてほしい。食事でさえ立ってしないといけないのは怖い。

2、欲しい物の細かいリストが欲しい。

3、ごみを捨てる許可または専用部屋の設置。

4、交流をしたいので定期的な連絡手段の確立』

 である。かなり進歩した所だ。ここが最終処分場になるとはいえ、それさえあれば、実はこの会社、3年の間に古物商と産廃処理の許可申請をしてあるので、やろうと思えばここを最終処分場にできる。まあ

普通の場所の横にリサイクル工場は作らない。

「でも連中も相当早いからね。連絡。」

 結局ダンジョンのマップがあるとはいえかなり遅くまで狩っていたらしく、帰ってきたのは夜遅く、ここに男どもとかに寝てもらう事になった。これも問題だな。女性用施設が足りないな。

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