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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-45 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 政策の問題は法的が大事

おばあちゃんを近隣の整体に連れていき、私はショッピングモールまで車を走らせた。色々考えてしまうが、ここはダンジョンの事に注力すべきだ。

「でも、皮肉だよね。」

 よく現代ものでダンジョンが見つかった主人公はホームセンターに行き武器を探す。そしてそこで初期装備を整えていく、が…

「私にはそれもないもんね。」

 相撲という職業が服装規定が厳しい以上、そんな有能な物はなく裸に近い、いや下着だけでダンジョンをさ迷うとか、考えれば考えるほど頭のおかしい職業なんだ。そう言う意味では楢原とか市民が羨ましいよ。

「まずはこれっと。」

 結局ホムセンに2時間ほどさ迷った挙句に、何も買わずに帰ってきた。ゴム手袋を買って来たけど、後食料も買って来たけど…それ位だ。思いつかない。…何があるかな?

「というか、ダンジョンが文明の物を欲しがるって事は、それが、相手の力になるんだよね?だから…。」

 なんかうかつに物を与えちゃいけないし、ゴミでも危ない気がする、だけどダンジョンにソースが欲しいのは理解できる。でも出していいのか?

「悩む。」

 いい手が思いつかないんだ。だからと言って、こっちが出していい物も悩む。けど、物を上げたらダンジョンが拡張したって事は、ダンジョン刃物を食わないと育たない。って事になる

「ガチ全然思いつかん。」

 後、うかつに買い物してると、政府にばれる気がする、どっちかというとこんな田舎には来ないと思うけど、警戒して損はない。ゆっくりと考えるけど、分からん。


 ただ、そのきっかけが分かったのは、今日は休みだと思って、うちに帰った時だ。そう、この家には大量の”前の家の人の荷物が置いていあり、それを納屋に突っ込んであった。古いのも多いけど、ゴミだ。

「これ…行けるかな?」

 自分の家のゴミか…リサイクル工場に掛けるにしても、実は古すぎるから、リサイクルできないんだよね。だから捨て置いたんだけど…これ入れてみるか…。但し、交渉次第かな。

「ウーム。」

 工場に来るまでごみを持ってくると、大沢さんが悩んでいた。

「何があったんです?」

「いやあね、武器作る話があるんだよ。その書類を見てね、本当にいいのかなって感じ。」

「どうしたの?」

「これ。」

 どうも、中味見ると、エアガンだ。

「一応ダンジョン銃を作って欲しいとやってるんですけど…足りないんですわ。後、法的に大丈夫なんですかこれ?」

「あ…ダメですね。これ。」

 銃刀法には実は”作った銃”でもひっかかる。なので、ダンジョン中でも”殺傷力有り”となると届け出が欲しい。が今の状況で作っても届ければ当然ダンジョンがあると怪しむ。だから出せない。

「開発中なんですけどね。機械関連とブログラムダメなんで、どうにもならん部分多いんですけどね。」

「旋盤技師ですもんね。」

「でも、人材集め無いと、ダンジョン用武器とか作れませんよね。」

「でもそれってダンジョン怒らせません?」

「それも含めて、悩んでるんですよ、なんせ出入り口の目の前で部作ってるもんでしょ?」

 大沢さんが悩むのもわかる、ダンジョンに話が通じるのが分かると、確かに躊躇する。戦っていいのか、それともって事だ。一応こっちに配慮はしてくれているけど、このままなら探索は私一人になりそうかな。

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