表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
1640/1804

29-40 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 未知との交渉

 その日の夜、楢原たちが、また軽トラに乗ってきた。

「買って来たんだよ、軽トラ。今後も使うかもしれん。今、社長も準備してる。が、一応、最初の質問状もって来た。んで、これを食わせればいいと、

「でもさ、本当なのかな?」

「分からん。でも反応を見たいそうだ。それにこっちとしても変なものダンジョンで食われるより、こうして交渉したほうがいいだろうって事だ。が…会議は半日かかった。」

「私は素材とかの注文してきただけです。があそこは揃えがいいですからね。高いけど。」

「仕方なねぇだろ。」

 相場ケミカルは零細化学薬品系の下請け会社だ。主に会社向けの加工商品とか、そう言う者をこっちで受注して販売する仕事だ。その為に社員と工場がある。リサイクルも、取引先に言われて作ったけどダンジョンで

いらない子にされなきゃ、ある程度この会社だって回ってた。

「うちの売りは元々、頼まれたものを用意する、早さだからねぇ…。」

 零細の化学会社の多くは相手が企業だ。相手の無茶ぶりにこたえて物質を作るお仕事だ。ま、相場ケミカルはそう言う、お助け会社だ。但し研究に社長含め全員入ってしまって事務する奴がいない…そんな

研究者が会社作ってるという感じでもある、そんな相場ケミカルは私と同期3名以外は…あの楢原含め全員”研究者”だ。その中で数人が営業で、その研究者の知識による”専門的なアプローチ”で営業を勝ち取る。

機械のパーツも作るけどね。

「まあ、それは後で知ったので、でも結局どんなメールを書いたんです?」

「これだ、


『まずは我々も敵意はないが、この国の上層部の意見は不明である。その観点でいくつかの提言をしたい。守られない場合は、和平はいつでも破綻しうると思っていい。それはスタンピードを起こさない事。また、ダンジョンを囲ってる当該施設の破壊や施設員の殺害である。これらをした場合我々がいかに善意にあふれていても、庇えないので、検討されたし。又質問として以下の分を入れておく。又、地が理解できないそうなので、いくつかの物品を

ダンジョンに与えるので、それを受け取られたし、

1.東京スタンピードを起こしたのはあなた方か?

2.ダンジョンであなた方の要求を知りたい。

3、ダンジョンをこれからどうしたいのか知りたい。

4、ダンジョン内で道具を吸収しない範囲の設定が可能であるか、又はその個所を作る気があるか。

5、ステータスやレベルとは何なのか。どうしてそれを人類に与えるのか?』


 かなりシンプルながら、抑えるところは抑えた感じだ。

「んで、そこのごみと、後これをダンジョンに食わせろってさ。社長はそれで反応見るんだって。」

「あいよ、じゃ入れてみるわ。でもガチ複雑やわ。」

「なんで?」

「こいつで、私たちこんなになったんだよ?なのに近くにあれば使うの?」

「今回は先方の依頼だ、仕方ねえだろ。」

「分かったよ。」

 フォークリフトで、近くに固めておいたスプラップをひと固まり流し込むと、フォークリフトを引き上げた。食われると思うと、かなり怖い。そして手紙と…楢原が紙袋を床に落として帰ってきた。

「ちょっと休憩するか。」

「あいよ。」

 一応、隠し部屋の事は報連相しておくか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ