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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第5章 ???の章(タイトル公開は章終了時)
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7-2 彷徨えるエレノア

「エレノア。あなたを追放する。」

 ネルはエレノアを前にして、顔を怖くして言った。

「どうして…。」

 本来はエレノアは魔王軍最大戦力である。放逐は考えられなかった。

「ナオを探してきて欲しい。エレノアもナオに会いたい。ただ、魔王軍の仕事ある、拘束される、だから…探してきて欲しい。ナオに会いたい。その為に全力出してもらうべく、一度退任させる。」

「エルフの子でもいいのでは?」

 そう、こっちの戦力補強でエルフたちを投入する考えはあった。が中立である彼らを使うにはネルの命令が欲しい。

「エレノア体調悪い、大方ナオがいないから。ただ、あのときあったヨミの顔、聖女の所にいた。何かあった。けど調べる人もういない、エレノアが頼り。それまでこっちが潰されるかも

しれない。」

 そう結局魔王軍は滅びていないので、ダンマスSNSでの批判は根強かったのだ。そして判明した、他の大陸。現在調査隊を編成していた。主にリューネ達になるみたいだ。

「他の大陸あったのわかった、だからそこにいる可能性もある、だけど。」

「行けるのは私だけ…。なら追放はいらないんじゃ?」

 エレノアあの魔界変動の日に外に出た時に知られてしまったのだ、体調が悪い事を。実はショック自体は2週間ほどで立ち直ったのだが、その時から腹に何かがたまり気持ち悪くて動けなかった

のだ。あいにくダンジョンモンスターは”魔素”さえあれば、ダンジョンにいさえすれば食べなくても生きていける。その為、引きこもっていても何の問題もなくなったのだ。

「…ナオに会って、ナオの護衛するにダンジョンの立場邪魔。だから追放する。ナオの護衛して欲しい。そして昔みたいに一緒にいたい。」

「分かった。」

「分かってるのは、”地下室”が怪しい。これはヨミも言っていた。だから、お願い、体調悪いかもしれないけど、私が頼れる。あなただけ。」

 ネルがエレノアの手を握る。がエレノアは言えなかった…神様の本気の”認識阻害”はそんな簡単な物ではない事…。

「ヨミ。」

 実際このダンジョンにおいてよ実は情報管理という重要な担当だったのだ…それを短絡的にい追い出したと知って…その重みを今もかみしめていた。

「私たちもサポートするよ。」

「ケイ・・。」

「ナオ君探すんだからさ…そのために今も遊撃の立場を貰ってる。」

「リューネ。」

 ケイは、リューネと一緒にいたいという話で、ネルが二つ返事で頷いて、ダンジョンを移籍させた。追放して、そして…リューネ側が拾った形だ。その代わり、リューネの所にいたスケルトン

達は今後量産される初心者ダンジョンの指導として雇うことになった。ただし竜骨兵はリューネの基にいた。

「私たちは新大陸を探す。」

「新しい土地にナオ君送られた可能性ある。」

 そう、記述にはエラーで地下室が一位になったと書かれているので、地下室は追う必要もなかった事になっている。が、最初の時ヨミは”地下室が怪しい。”と言っていた。それ以来ヨミは地下室を探すことに躍起になっていた。ただ、もう魔界チケットも手元にないので、もう魔界にも入れない。私たちの魔界捜索も暗礁に乗り上げてしまった。それから エレノアは普通にエクトネーゼの首都を歩いていた、情報はすべてヨミが担当していたので適当にゆっくり歩いて各地を回っていた、一か月ほどゆっくりとした日々だった。やろうと思えば一瞬で各地は行けるのだがそれはしたくない。ここも昔はスラムも多いが今はそこほどでなく、各地の情報が入るにつれ、人材不足でスラムの人出がダンジョンでの発掘に回され居なくなったのだ。今後は魔王軍主導で人口が増えていき、そこでダミーコアがまかれ、魔王にも挑める人が増えるだろう、

「どこ…ナオ…。」

また聖女の宣言で”勇者解放宣言”がなされ、今まで国の軍がメインだった勇者の諸族がすべてギルド預かりとなり、自由に国を行き来できるようになった。勇者は異世界人でもある南が言うに”友達が来てるかもしれないから、その為に呼ぶ。”という意見の元正確には勇者より強い”魔王軍幹部”が使えるようになったので、防衛にもう”勇者”はいらないのだ。まあ残ってくれる勇者がいるのはうれしいが、強制はしないって事になった。また、勇者たちは独自で”魔界一日チケット”が買え

るようになったので、その冒険の為に各地のダンジョンで魔石を掘っていたまあ、そこでモンスター倒したぜーとか言うのがはやりらしい…。が、私も確かに魔界に入ったことはある、がそんな

毎日入った記憶があるのだが。入れる場所だった?

「でもエレノアは…。」

「あいつは体調が悪い、私には原因が分からなかった。南にも見てもらったが分からなかった。から、もう手がないんだよ。」

 ん?ここは、雑貨店か…NEO雑貨店。こんな店できたのか。新しい店は各地にでき、平和な時間が流れていたな。でもこの声?

「で、褒章として二つ用意した。一つは認識阻害の緩和。顔を合わせるまでは覚えてないけど、顔を合わせればよみがえる…はず。でもう一つは…。」

「ヨミ?」

「エレノア・・。」

 中には…え…。

「ついでにちょっとだけ言っておく、神様舐めるな。これくらいはして見せる。」


 いきなり説明中に入ってきたのは…エレノアだったが次の瞬間の意識はなく、次に見えたのは液体で埋め尽くされた店内とそこに浮かぶヨミ、神様、そして、ハーリスだった。

「プミィィィィィィイ!}

 …エレノア…。会いたかったんだ…。そして、そのままエレノアは,


爆発した。


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