29-35 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 常に人数が多いと意見が分かれる
ついに来ました3F、ダンジョンに木が生えて所々歩きにくい以外は大した…事はない。暗いのもあるが、急に来るとビビるが、これは厄介と言えば厄介。そうでないならそうでないと言った感じだ。なんと…
ウサギとスライムが同時にいる階層だった。スライムが通路を順路通りに歩き、そして、ウサギが木の上や影に隠れて襲撃する感じだ。通路の物陰でない部分は驚くけど。必然と…3Fが楽勝なのが分かった。こうなれば、今日中に3Fのマッピングを終わらせたい。
結局3時くらいまで突貫でマッピングを終えると、大体…行っていない部屋が明らかになった。そして、そこが…4Fの入り口だと思う。5階まで行くと定番だとダンジョンのボスがいるとか何とかになりそうだが、一気に進んだことの方が嬉しかったけど…。
「おかえりなさい。」
「おせぇ。」
「ガチで何で楢原いるの?」
「いや、今日からしばらく検証でこっちにいるぞ、レベリングする。どうも政府もダンジョンの噂消すために事件とか、逮捕でマスコミ動かし始めたから。しばらくかかるとみてる。その間にな。」
「ああ、なんか楢原氏はこれで先行者特権撮れればいいかもと言ってましたからね。」
「ガチで?私最強?」
「無い。」
楢原はすぐに否定しやがった
「まだ銃に勝てんぞ、後…団体にも勝てん。」
「あ、ごめん。」
「今後ダンジョンに群れが出ないとは言わないんだ。だから、油断だけはやめてくれ。」
「そう?」
「こう見えて、今日はダンジョンから上がるのが遅いから、やきもきしてたんですよ、楢原氏。」
「言うなよ。」
「あ、そうだ、3Fの攻略ほぼ終わったから。これがメモ。送るね。」
「おう、貰うぞ。」
私は首にスマホを掛けて灯にしてるからその関係でスマホにマッピングデータを残している。マッピングしないで…は無理なんだ。かなり十字路含めて複雑な迷路で、むしろマッピングしたほうが近道でさえある。
「という事は簡単でした?」
「3Fはウサギとスライムの混合、しかも、数は多めって感じ。だから数さえ蹴散らせば。」
「となるとレベリング階層って事か。後で大沢さんと行ってくるわ。後、明日は休んどけ、こっちは一日検証かける。」
「分かったよ。」




