29-28 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 暗闇タックルモフモフ
それからは私は一人でダンジョンに挑むことにした。どうも前よりもウサギの体当たりが痛くなくなってきたので、2Fのマッピングは順調だった。が一部なんか仕様が変わったところがありそれが蹲踞だ。それが蹲踞をするとこっちが全力を出せる代わりに初回のみ”土俵”が自動発動するようになった。2回目からは発動しない。が蹲踞によるブーストは然具に生きている。そして二日目の土俵後の事だった。
『レベルが上がりました。』
相撲LV7TIPS:序2段17(52%)相撲の基本は柔軟体操を行い相手の衝撃を柔軟な体で受け止めることにある。まずはその一歩を踏み出すべし。
腰のポシェット(ダンジョン攻略時することになってから買った)から相撲教本を取り出す。そこには相撲取りになるには…柔軟が必須だと書かれていた。後ランニングなどもだ。そう言えばステータスは現在の
腕力とか筋力を補強するもので、元の数値が低ければ…大したことにならないと言っていた。計算式的には握力20kg×ステータス50=150%と、握力50kg×ステータス20の120%はステータス上は50の方が強いが、実際の計測結果はステータス20の方が勝る場合もある。ステータスだけが真実ではないって事だ。がレベルアップか。凄い早いな。今度のは柔軟…硬いな自分。そう言えば運動してないからな。最近ダンジョン潜って…歩いてるぐらいだ。それでも20分に一回とか休憩が欲しい。実はダンジョンがかなり入り組んだ…巨大迷路みたいな折り重なり方でマッピングする方も疲れる。しかもGPSとか効果ないから。手書き。いや、アプリのメモ帳とか使ってるよ。でもきつい。
「ガチ、遠いんだって。」
1Fから2Fまでは最短でも40分。そこから2Fの探索を行う。もう途中から前後感覚もない。向きを頻繁に変えられるせいだ。しかも磁石が効かないから方角の指定もできない。しかも暗闇物陰タックルしてくる
ウサギがガチウザい。が、効率よくなればもっといいんだろうけどね。肉のドロップ率が15%。但し、出会う頻度は高くないからそこまで増えない。んで、マッピングを終えると、1Fに上がって事務所の整理して事務所のパソコンからネットを見てる。形態は…先週社長が来た時からWIFI回線切った。携帯基地局アンテナも契約してたけど・金を払った上で切った。というのも、いつこのダンジョンが無くなるかわからないから保存はしたいけど情報漏洩防止のために回線は切ってある。んで…午前中のダンジョン攻略が終わるとネットでダンジョン関連の情報を集めてる。会計はもう楢原に任せたので、情報収集がメインだ。




