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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-27 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 私なら無視するほどの求人

 その日の午後、および、次の日の朝には求人雑誌会社に募集を入れて書類を直接持って行くことになった。この地方では一回打って7000円。但し雑誌掲載一週間ごとに7000円だから期間によっては結構かかる。けどそれより…。

「これで元料理人とか引っかかるといいな。」

「何で、募集を?」

「会社だと…研究気質も多いけどな、俺も…命がやばいと言われなかったら、ダンジョンをSNSに即上げしたぞ。しかも社外秘…最悪捕まるとかな。」

 ついでに私は運転手だ。依頼をしたついでに楢原の買い物に付き合った。

「後、面接で、性格や能力を選べる。これが大きい、後思いっきり求人条件にヤバい内容しか乗っけなかった。」

「え?」

「普通なら絶対に来ない求人だからな。来る奴はよっぽどだ。」

「ガチで何やってんの?金の無駄じゃん。」

 人が来なさそうな求人とか何考えてるの?

「…人手不足とか、後ダンジョン関連で動く企業も多いとか。んだから。金も最低賃金で、勤務日数がかなりブラック、しかも家の写真で、山奥の集落だと分かる場所だ。絶対に来ない。」

「そりゃあ、ガチで、そんなのに来る人いないっしょ。だって掲載の時も担当者ドン引きしてたよ。」

「そこに来る奴は2パターンある。スパイか…気が付いた奴だ。面接は俺がやるから。」

「そう言う事ね。」

 この求人は、…範囲も市内のコンビニに置くぐらいの小さいタウン誌クラスの求人雑誌だ。でそこでまず目立たないほど…地味で人が来ない前提の公国を出す。んで当然おかしいと思う、こんな馬鹿な奴はと思う。がそこで頭をひねる。なんで出した?そう思った奴がいればOK。

「後明日から、基本こっちに家借りて住むぞ。」

「はぁ?なんで?」

「お前に物資を流すとか、人を流すのは…人の手を頼れん。で俺が運ぶ。そっちは対策頼んだ。」

「サボりたいだけだろ?」

「違う。…公表が遅れるって事は…秘密にしないといけない時間も長くなるんだよ。だから…準備するし…。後山奥辛いわ。」

「…分かった。」

 楢原は買い物袋にメモを入れた。

「こいつ読んどけ。で、仕事は書いてある。お前の身を守るための物だからな。」

「分かった。」


 帰った後に楢原のメモにはこう書いてあった。

準備する事。

1.隔壁制作。その辺のスクラップをリフトで積めるだけ積んで入り口を限定すべし。

2.ダンジョンマップ等のレポート作成。 これでレベリングを効率化させる。

3.レベル上昇。データが欲しい。こっちがやる事。

4.宿泊所完成。 ダンジョンに専属探索員を雇いたい。

5.人員募集 ダンジョンのバックアップ人員を作りたい。

6.ダンジョン用武器防具開発。 市民のジョブが多いなら、それ用の武器を開発する。

7.食肉加工施設の完成 ウサギ肉を利用した食品販売を考える。現在予定は加工品


 いろいろ考えてるんだな。でもゴミ箱…にあのスライムを見てしたくないな。後ウサギ肉の評価が固まったのか。

「でも私のやることは変わらないけど…まずは廃材詰むか。」

 そう言って私はフォークリフトのエンジンに火を入れた。

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