29-25 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 無駄に無駄な装備がある件
社長の奥さんの職業は市民で意味不明な職業過ぎて呆れていた。そうなると、意味が分からないが…。
「なんかあったのか?」
「どういう事?」
楢原さんが自分を指さすので、ダンジョンで撮影会を置こうと・・職業場”市民”に変更されていた。
「私のも。」
一応私の方も撮ってもらったけど変更されていない。
「そっちは変わってないな。でも市民か…。」
市民TIPS:市民は地域の健全な一般人である。
「これだと、確かに前のミカン農家も問題だが…ダンジョンとは何だ?」
楢原はその場で座り込んでしまった。これは社長も一緒で、部長考え込んでしまった。
「どうしました?」
「ダンジョンというのが怖くなった。」
「どういう事?」
「これですよ。」
社長の奥さんが見せた…社長のステータスで、職業が市民になっていた。
「どうも色々調整されたみたいです。…ダンジョンとは何なのか。もしかしてダンジョンは全てつながっている一元説などありますわ。」
「どういう意味です?」
「例えば今各地で調査してる自衛隊員や警察官の不満がこっちに影響したら?そうなると、ダンジョンは最低でも情報を共有してる可能性があります。そうなると、職業の意味は?私も怖いので、色々考えられます。」
「確かに…。」
いくらレベルを上げても次の日にダンジョン入ったら0になっている可能性があるのだ。ガチ怖い。
「でも確かにわかりやすくなったうえにミカンの盆栽持ち込まなくていいが…でも…。」
「とりあえずダンジョン進んでみるのがいいと思います。」
「ダンジョンは…なんだ。このステータスの意味は?」
「わかんないならガチで行けばいいじゃん。足りないなら集めればいいよ。」
その言葉に全員が私を見ます。分からんものは分からん。それはガチでそうなんだから。
「だな。…ただ、社内の厳選が終わらんから。しばらく西川君一人になるぞ。」
「え?」
「社長と私は…しばらくこっちにはこれ無い。頻度高く通うとばれる恐れがある。今は会社の人間が逃げた事の処理と言えるが…いいわけないのにな。後は楢原君頼んだ。」
「はい。」
そう言って社長たちは帰っていった。運転は部長だ。
「でもよ、ちょっとショックだぞ。」
「なんで?」
「レベルが1に戻ったんだよ。市民になったらな。なんかどっかで何かをしたのかわからん。がレベルアップのし直しは確定だ。」
「ガチお疲れ様じゃん。」
「後、盆栽のミカンは無駄になったな。置かせてもらえるか?」
「いいよ、それは。」
「後これ、観賞用で食えんぞ。」
「あ、うん。ごめん。」




