29-13 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 ダンジョンができたって事の影響
それから二日たったが、スライムを計20体は倒し、思った通りに何も出ない。そしてこれだけ倒してもレベルアップはしなかった。二日入ってダンジョンのマッピングを兼ねて歩いていてもだ。ついでに飽きたので、今日は頼んだ物を町のホームセンターに取りに行くついでに食料をも買いに行く。ここが遠すぎて配達員さんには悪いので、ホムセンに厚宅配受け取り箱に荷物は置いてもらっている。ついでに今の住所だと追加料金で配達費が2000円追加で掛るので、普通料金でいい配達箱のほうがずっといい。それ位山奥だからね。空気はうまいんだけどね。まずは食料・・・主に冷凍食品をがっつり買い込む。これは自宅用だ。後業務用冷凍野菜とかを買い込む。これは無いと生きていけない。後は、チョコ。これはダンジョンでの食料用だ。ただ、私、相撲チックな格好をすると絶対に…パーティは無理。だけどダンジョン攻略…動画も見てみたが、先ず現実ではアニメにあるようなダンジョンでのソロアタックやダンジョンの塾は…推奨されない。主に”アイテム消失”が関わる。まずソロだと、戦闘になるからと言って身軽にするためにナップを下ろせば当然、そのナップが消滅する。
「うっわ…。」
と言ってもダンジョンができたというニュースは各地に影響を与えていた。いつもより食料の棚には食料が無くなっていた。正確には半分くらいだ。一つならあるかもしれんが全部がそんな感じだ。後、そう言えば暇で見た相撲取りは下駄しか履いていけないらしく、下駄も買っておこう。もしかして職業のレベルアップにはなんか条件あるっぽい。一応買っておく。…出費は激しいけど、一応経費で落とす。会計は本社の会計士に頼めるからいいんだけど、実費も会社から落ちるからね。但し贅沢は給料から天引き。だけどまあ…
「ガチで買う時に恥ずかしい。でもまあ…うん。」
俗にいう単身赴任で山奥だからね。でも前に聞いた時はダチには旦那が単身赴任で工事に山奥言って半年帰らないとか結構あるらしいから、私もその類なんだよね。でも会社の対応もわからないけどダンジョンか…。
「そのまま帰るか…。」
ここから家まで車で2時間。そこから自転車でダンジョンまで30分。この距離がどうにかならんかったのか、ガチで。
うちに帰ってきて、コスプレ廻しと下駄を装備。どうも相撲協会ホームページによると後は許される範囲が浴衣らしい。なお、闘う時は廻し以外禁止。浴衣は持ってない。花火も遠すぎていけないからね。今度から細かい移動はバス使おう。一日一便だけど、集落には来る。でも…廻しにスポブラだけだと…恥ずかしい通り越して、逆に怖いわ。
「行くか…ガチで乗る気しない。」
今までダンジョンに入って…っていうか、そう言えば今までは防具があったけど、スライムには役に立たないけど、今後ゴブリンが出たらどうなるんだろう。中に入ると、あまり変わらないけど、なんか、体は軽い。でもどうやって素手であの、スライムを…やっぱり下駄しかないよね。しかも相撲では武器は持ってはいけない。それは”下駄”でも一緒のはず。レベルアップの為にはスライムを…踏むか…それしかない。そして通路の影に隠れて待機する。特に十字路がいい。そしてしばらく待つとポヨポヨ音がする。しばらくするとスライムが通っていく、ついでにタイミング悪いと隠れた通路側からスライムが歩いて来る時がある。
「というか、相撲とかムリゲーでしょ。でも、山奥の恨み、いや逃げた社長の恨み!」
今更逃げた社長夫妻はガチで腹立つ!通ったスライムの幸せそうな顔も許せん!これが八つ当たりかもしれないが、これ位考えないと、可愛いスライムを叩く気になれん。ただ、通っていったスライムを追いかけていく際になんかいつもより足が速い気がする。そして凄い音を立てて…時々下駄が脱げそうになる。絶対に足に布付けてでも…脱げない工夫しないと脱げるぞこれ!いやこのままわざと下を見ないままスライムを追い抜きふみつける。その音はひときわ大きい激突音がした。…そして…ふんだ感覚はしたけど…スライムは消滅した。踏みつぶして大丈夫らしい。でも…うん、なんか走っているときにいつもより早いし、いつもより体が軽い。なんか、効果あるかもしれん。かもを越えないけどね。まあこれで痩せて腹のぷにぷにが無くなってくれればいいんだけど…だけど…。
「ちょっと休憩だこれ。」
全力で走ったせいで息が切れていた。いくらステータスがあろうが全力で走ると疲れる。これは事実だ。ただ、スライムの特性上行き止まりは体当たりを誘発させるから、逃げないと。休まないでゆっくり歩く。下駄…本気で歩きにくい。しかも結構擦れる。素足に下駄、マジ辛い。どうにかならんかこれ。




