29-12 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 山奥に一人だけの世界
今日もダンジョン潜れるというのが、会社の危機でもあるのにこれって酷い。と言っても引き受け費が一回10万で4回。、加工した余りを持って行ってもらい処理するのに9万近く払い。後商品を本社に売るのに大体利益一か月5万円。儲かってるにはもう買ってるけど、私の給料以外絶対もうかっていないという自信がある。まえは3人だから赤字でもあった。が、一人だと荷物下ろすのでさえフォークリフト使ってもきついし、スクラップを持っていって貰うためにトラックに積み直すのも辛い。その、会社からのギリギリの生命線でさえ今はない。施設管理人って事だろう。これから、そして足元にはダンジョン。…まず相撲のルールを読むか。ネットにあったので読んでみると、こんな感じだ。アマチュア女性相撲というのを参考に書くと
廻しを付けていればいいが、できるだけ袖が引っ掛からない物がいい。廻しは作らないとダメ。…なんとなくスポブラとコスプレに合った廻しを購入し、送付してもらう事にした。それでも今日明日の間は困るな。とりあえずふたを開け直し、念の為に工場の入り口シャッターを閉じて、入り口を隠した。さて、まずは…恥ずかしいけど、検証をしてみよう。まずは、レベルが上がるかだ。スライムちゃんは可愛いけど、倒さないと反乱は怖い。武器も…もって行こう。
「ガチ怖いけどさ…ステータス見ると、何にも変わってないんだよな。最大でも20%の筋力が変わったというので、…分からん。一応その辺のレンチじゃ不味いか、そこらへんから鉄パイプも持ってこよう。但し目を離すとダンジョンに食われるから、人数がいないなら持ち込める物には限界がある。その為にダンジョン用装備は常に手にもてるだけか、ダンジョンに回収されない程度のタグが欲しい。正確にはカラビナなどの金具や現場用のバックなどが重宝される。但し腰は重くなり動けないし、何より近接武器が一番”ダンジョンに食われない”。という報告が上がっていた。ダンジョンが無くなって2年目には暴露番組が作られ、自衛隊などの装備に変更かあった話があった。まず最初の時には小銃を持ち込んだが…まず福岡では跳弾で自分に弾が跳ね返ってくるので、銃を使うのが怖かったので、跳弾しないゴム制圧暖を持ち込んだところ…その弾が中止されないほどの射程になるとなんと弾が消滅する事が分かったらしい。たとえばスバイパーがいて長い通路の端にいて射撃した場合、そこまでの視線と、視界を遮る暗闇が無い場合に限り射撃は射程通りに飛ぶが、一回スコープを外して視線を切られると弾が消滅する。数か所ボス部屋があり、教本通りにスモークをボス部屋に投げ入れて部屋を閉じたらそのスモークが丸ごと視界を切った瞬間に消滅したらしい。その為に銃の射程と弓の射程が変わらなくなった。そして何より双方とも…弾の持ち込み数制限に問題があった。ゴム弾は大きくて、普通のマシンガンなどには使えず、猟銃などの旧式の銃以外持ち込めなかった。反射を考えるとバイオマス暖を用いたエアガンの方がいいのだが今度は敵が3mを超える巨大人類との戦闘になると、相手に10万発は打たないと死ぬ気配さえない。当然こちらが着弾迄視認しないと弾が消える。こうしてダンジョン内での銃器はすたれていった。ただ、それでもそれらを勘案したダンジョン用の銃である”ダンジョンガン”の制作に取り掛かっていたが、そのさなかに福岡ダンジョンは消滅した。
大阪は危険生物がいないので、一回の警備なら警察程度でいい。必然とこのダンジョン用の銃の開発プロジェクトは頓挫した。一応、…細かく調べると猟銃として、値段を極度に抑えた柔らかい弾丸であるバイオマス変形弾丸を用いた”ダンジョンガン”が製作されていて、警察に使われることになった。普通の弾丸と違いゴム弾より固く…そして火薬による射撃の代わりにエアガンと一緒のエアコンプレッサーガンだが俗にいう、改造エアガンと同じ位迄強化されており、弾丸の値段を極度に削ったものだ。但し射程は火薬程出ない。が、ダンジョンにおいては射程に制限がある以上これでよかったのだ。が、買うには当然警備会社などの登録許可が欲しく銃刀法による制限もある。が、これにはダンジョン内は銃刀法の規制を緩和するという話の記事があった。今後のダンジョンを見据えてだ。
「防具か…。」
そう、今注目を浴びるのが、先ほどの銃を使うために作られた”軽防弾軍服”だ。これはアメリカが日本に売り込みの予定だった…ダンジョンガンを持つ者がいる時専用の”味方誤射防止服”だ。正確には味方が誤射しても致命傷にならないための装備だ。軽い防弾機構とカーボンナノファイバーによる防御で弾丸が致命傷にならないための装備だ。というのも…ダンジョン内でいくら備えても誤射はありうる。特にモンスターでパニックする人間は多くその為に銃の乱射はありうるのだ。・・・獣禁止したほうがいいと思うけどね。それでも…距離のアドバンテージがあるとか、メリットもその記事には書かれていた。但し、それでも死なない程度であり重賞は防げるほどではなかったらしい。だがそれくらいなら野球のプロテクターとか、あとリベットガン(くぎ打ち機)などでも効果が変わらなくなり、いずれという話もあった。が私はそれらと全く無縁だ。…ここに素材があってもだ。
「まず。変態チックだが…脱いでみるか…。」
私はまず入り口で服を脱ぎ、下着だけになった。…胸は大きくないが腹にぷにぷにがあるたるんだボディだ。そのままダンジョンに入ってみると…なんか、少しだけ気持ちの高揚がある。が、素手でスライムはきついのでスコップでバトルした。2回目は…うん、後ろから忍び寄って全力で叩きつけた。どうもスライムは壁に当たったりしないと気が付かないで直進する癖があるらしく後ろを取れば倒せた。本当にこれでレベルアップするのか?




