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はじめてのまおう~《勇者に俺ツエーさせるRPG》   作者: どたぬき(仮)
第17章 N&G (NEZIRO AND Dungeon‘s) 第一章
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29-11 N&D1・山奥ダンジョン奮闘記 チートのちの字も無い

 朝になり、社長が移ったという事で、私のスマホを会社用として登録して。まずは、親会社に状況を聞くことにした。ダンジョンが出来たなら当然格安のダンジョンゴミ箱の方がずっと安くなる、特にこっちが扱う金属系は特に日持ちするからこそ…最終処分場に行かせなくてもいいのだ。

「んじゃ?えっと…保持で?」

『ああ、頼んだ、すまないな、本来なら本社に戻したいんだがな。この件でまだ方針が固まってないんだ。西川君。』

「分かりました。」

『状況は…。』

 と、素早く切った答えが保持だった。というのもダンジョンはいつ消えるかわからない。そして何が起きるかわからない今後を考えると今は保持する事にしてこっちに資金援助してくれることになった。ダンジョンはいつ消えるかわからない。その上、どうも…情報によると今度のダンジョンの入り口が車が通れるほど大きくなく、専用ダクトホールでも作らない限りゴミ捨て場にならないらしく、今までの使い方はできない。そしてこの件には警視庁含め上が利権争いをしている、特にダンジョン冒険をさせてくれたら金を出すという…金持ちも多いらしい。特に海外で。但し危険度の判断が終わってからだ。一部では国連に開放しろとか、様々な意見が出ているらしいが。どうも報道が怪しい事になっているらしい。らしいだ。

『だからいらないわけじゃないが、断りの電話が来た場合は受けていいから。』

「分かりました。」

 と言っても今引き受けている現場は一軒だけで、あるリサイクル業者さんだ。が、ダンジョンの位置次第では高速も使えるらしいので、ある意味…交通の便だけが良くなった。そして案の定一応会社に戻った時にはメールで取引の一時停止の話になった。ダンジョンはごみ関連業者にとっては夢の事業であるとともに、今ではダンジョン廃棄プロジェクトは警備会社の利益だ。それが復活したから。こっちより安くて…より安全なそっちに傾くのもわかる。私からは即了解のメールを送った。こうして私の会社の取引先は0になった。親会社が言うには増える見込みがあるから。

「とはいえ、家て待機してもいいんだけどね。」

 一応あれから色々確認してみると、ここはある意味ダンジョンに挑むには立地がいい。リサイクル工場で出した鉱物系は自分で処理して、勝手に売れる。しかも社長の…ちょっと調べてみるか。少し離れた場所にある2階だでプレハブ小屋に来ると、ものの見事に何もなかった。会社の備品はそのままだけど、私物や…食料関連も全部持ってかれた。私が買って来たコーヒーメーカーもだ。

「予想できたけどこれはむごいわ。ガチで。」

 よくよく調べてみると、ベットとかの生活必需品迄なくなっていた。どうするんだこれ。ま、いいや、私は事務所に戻ると来客用のソファーに寝ころびスマホを…。

「そう言えばなんか言ってたなアプリがどうとか。」

 私がスマホを弄ってみるといつの間にか”ステータスチェッカー”なるアプリが入っていた。

「使い方は…。」

 どうも使い方はアプリを起動して写真を撮ると、その枠の中心にある人間や動物のステータスを表示するという。アプリには”スキル辞典”とか”モンスター辞典”という項目もある。意外と便利だな。まず自分を撮ってみる。


名前:西川芳香

職業:相撲取りLV1

HP:42 MP:2 STR:22 VIT:32 INT:4

スキル:粘り腰LV1

称号:なし


粘り腰LV1 (特異系) 足腰が丈夫になる。必要DP 27


 全然意味が分からない。なので、このアプリに書いてあることを参考にステータスを書くとステータスはここに書かれた数値%分だけ能力が現在加算されていて、元の数値が上がらないと普通の人を越えないらしい。んで、このステータスの成長は、職業と”今までの自分の行動”で決定する。で、この職業のレベルアップはどうも、普通では上がらないらしい。職業の説明はこれだ。


相撲取りTIPS;相撲はまず出来るだけ軽装にして装備を身に着けずかつ、素手で戦い、相撲精神にのっとり、」まずはルールに従って戦わない場合は相撲ではない。


 と書いてあるだけだ。どうもこれ…私に裸になれってこと!?それはまずいっしょ。そしてスキル!チートのチの字もないわけわからんスキルで困るんですけど!これ普通に言えば異世界物だと即追放されるか太った奴ジャンこれ、ガチで馬鹿にしてる!どうする?これ?

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